東証大引け 日経平均、大幅続落656円安 中東緊迫でリスク回避の売り
国内株概況
2023年10月16日 15:24
16日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落し、大引けは前週末比656円96銭(2.03%)安の3万1659円03銭と、節目の3万2000円を下回った。下げ幅は4日(711円06銭)以来の大きさだった。中東情勢の緊迫や前週末の米ハイテク株安を受けた売りが終日優勢で、主力株はほぼ全面安となった。下げ幅は一時700円を超えた。
前週末13日の米株式市場でハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が下落した。中東緊迫を受けた原油先物価格の上昇で、インフレが再燃するとの懸念が売りにつながった。東京市場でも主力の半導体関連などに売りが波及した。イスラエルのパレスチナ自治区ガザ地区における地上戦の準備が伝わるなか、情勢を見定めたいとして株式の持ち高を減らす動きが広がった。
午後に日経平均は下げ幅を拡大した。中東緊迫を背景とした株安がアジア市場にも広がり、日経平均先物にも断続的な売りが出た。リスク回避姿勢の広がりを映し、市場では「国内の機関投資家による下値での買い注文は、通常の下げ局面より少ない」(国内証券のトレーダー)との声があった。午前に円安・ドル高を背景に輸出関連などが下げ幅を縮小する場面もあったが、買いは続かなかった。
東証株価指数(TOPIX)は続落し、35.21ポイント(1.53%)安の2273.54で終えた。JPXプライム150指数も続落し、18.22ポイント(1.80%)安の994.45で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆3487億円。売買高は13億5453万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1605と、全体の9割弱を占めた。値上がりは191、変わらずは41銘柄だった。
日経平均への寄与度が高い東エレクやアドテスト、ファストリが売られた。トヨタや三菱UFJも安い。一方、原油高で資源関連のINPEXや三井物が買われた。キヤノンや良品計画も上げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
国内株概況
2023年10月16日 15:24
16日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落し、大引けは前週末比656円96銭(2.03%)安の3万1659円03銭と、節目の3万2000円を下回った。下げ幅は4日(711円06銭)以来の大きさだった。中東情勢の緊迫や前週末の米ハイテク株安を受けた売りが終日優勢で、主力株はほぼ全面安となった。下げ幅は一時700円を超えた。
前週末13日の米株式市場でハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が下落した。中東緊迫を受けた原油先物価格の上昇で、インフレが再燃するとの懸念が売りにつながった。東京市場でも主力の半導体関連などに売りが波及した。イスラエルのパレスチナ自治区ガザ地区における地上戦の準備が伝わるなか、情勢を見定めたいとして株式の持ち高を減らす動きが広がった。
午後に日経平均は下げ幅を拡大した。中東緊迫を背景とした株安がアジア市場にも広がり、日経平均先物にも断続的な売りが出た。リスク回避姿勢の広がりを映し、市場では「国内の機関投資家による下値での買い注文は、通常の下げ局面より少ない」(国内証券のトレーダー)との声があった。午前に円安・ドル高を背景に輸出関連などが下げ幅を縮小する場面もあったが、買いは続かなかった。
東証株価指数(TOPIX)は続落し、35.21ポイント(1.53%)安の2273.54で終えた。JPXプライム150指数も続落し、18.22ポイント(1.80%)安の994.45で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆3487億円。売買高は13億5453万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1605と、全体の9割弱を占めた。値上がりは191、変わらずは41銘柄だった。
日経平均への寄与度が高い東エレクやアドテスト、ファストリが売られた。トヨタや三菱UFJも安い。一方、原油高で資源関連のINPEXや三井物が買われた。キヤノンや良品計画も上げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕