海外勢が日本株を大幅売り越し、34年ぶり円安で介入警戒の3月第4週
田村康剛海外投資家は3月第4週(25-29日)に日本株を約半年ぶりの規模で売り越した。同週の東証株価指数(TOPIX)や日経平均株価は1%超下落した。
日本取引所グループが4日に発表した週間投資部門別売買動向によると、海外勢の先物と現物を合わせた売買は1兆1777億円の売り越しだった。個人投資家は3911億円買い越した。最も買い越したのは法人で4478億円。
第4週の日本株は、円安が進行する中で介入警戒感から軟調に推移した。27日には1ドル=151円97銭と約34年ぶりの水準まで円が下落し、財務省や金融庁、日本銀行が情報交換会合を開催、市場では為替介入の観測が高まった。
関連記事: