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米国株、ダウ小反発し4ドル高 インフレ懸念の緩和で ナスダックは最高値 米国・欧州株概況 2024年5月25日 6:01

2024-05-24 22:52:58 | 日記
米国株、ダウ小反発し4ドル高 インフレ懸念の緩和で ナスダックは最高値
米国・欧州株概況
2024年5月25日 6:01

【NQNニューヨーク=矢内純一】24日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに小幅に反発し、前日比4ドル33セント(0.01%)高の3万9069ドル59セントで終えた。米国のインフレ圧力の根強さが後退したとの見方が支えとなった。ただ、3連休を前に持ち高調整の売りが出やすく、小幅な上昇にとどまった。

ミシガン大学が24日に発表した5月の消費者態度指数の確報値は69.1と速報値(67.4)から上方修正したものの、昨年11月以来の低水準だった。1年後の期待インフレ率は3.3%と、速報値(3.5%)から下方修正となった。市場では「個人消費が減速し、需要面からインフレ圧力が和らぐ可能性がある」(LPLファイナンシャルのジェフリー・ローチ氏)との指摘があった。

24日発表の4月の米耐久財受注額は前月比で0.7%増と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(1.0%減)に反して増加した。一方で、3月分が2.6%増から0.8%増に下方修正された。市場では、インフレ懸念を高める内容ではないとの受け止めがあった。

ダウ平均は一時150ドルあまり上昇した。23日には605ドル安と、1日の下げ幅としては1年3カ月ぶりの大きさとなった。インフレ圧力が根強く、米連邦準備理事会(FRB)が利下げに慎重になるとの見方が重荷となった。24日発表の経済指標が経済の減速を示す内容だったことから、株式市場では幅広い銘柄に押し目買いが入った。

ダウ平均は下落に転じる場面があった。27日はメモリアルデーの祝日で、休場となる。3連休を前にした持ち高調整の売りが上値を抑えた。ディフェンシブ株の一角が下落したことも、指数の伸び悩みにつながった。ミラー・タバックのマシュー・マリー氏は「米長期金利が明確に低下するまでは、投資家の慎重姿勢が残るだろう」と話していた。

ダウ平均の構成銘柄では、インテルやJPモルガン・チェース、ボーイングが上げた。アナリストが目標株価を引き上げたアップルが上昇した。一方、セールスフォース、ユナイテッドヘルス・グループ、ジョンソン・エンド・ジョンソンが売られた。

ダウ平均は週間では934ドル下落した。下落は6週間ぶりで、週間での下落幅は昨年3月以来の大きさだった。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反発した。前日比184.761ポイント(1.10%)高の1万6920.794で終えた。21日に付けた過去最高値(1万6832)を更新した。テスラとメタプラットフォームズが上げた。前日に大幅高となったエヌビディアは24日も上昇した。

ナスダック総合指数は週間では1.4%上昇した。上昇は5週連続だった。

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