米国株、ダウ続伸し193ドル高 短期の戻り期待の買いで ナスダックも続伸
米国・欧州株概況
2022年9月9日 5:38 (2022年9月9日 6:00更新)
【NQNニューヨーク=川内資子】8日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前日比193ドル24セント(0.6%)高の3万1774ドル52セントで終えた。このところ相場が大きく下落した後で、短期的な戻りを見込んだ買いが優勢だった。ただ、世界的な金融引き締めへの警戒感は根強く、ダウ平均は下げる場面もあった。
8月中旬に付けた直近の高値から今週前半までにダウ平均は3000ドル強下げていた。短期的には売られ過ぎとの見方があり、値ごろ感からの買いが入りやすい。8日は米長期金利を受け、JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスなど金融株が買われた。医療保険のユナイテッドヘルス・グループや製薬のメルクなどヘルスケアの上げも目立った。
ただ、世界的な金融引き締めが景気を冷やすとの懸念はくすぶり、上値は重かった。欧州中央銀行(ECB)は8日の理事会で通常の3倍となる0.75%の利上げを決めた。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は8日に参加した討議で利上げについて「仕事が終わるまでやり続ける必要がある」と述べた。
市場では「値ごろ感が出てきたとはいえ相場底入れの確信は持てず、13日発表の8月の米消費者物価指数(CPI)まで買いにも売りにも動きにくい」(Bライリーのアート・ホーガン氏)との指摘があった、ダウ平均は朝方に一時250ドル超下げた後、200ドル超上げるなど方向感に欠けた。
ハイテク株が多いナスダック総合株価指数は続伸し、前日比70.229ポイント(0.6%)高の1万1862.129で終えた。交流サイトのメタプラットフォームズが上昇する一方、スマートフォンのアップルは下落。主力ハイテク株の方向感はまちまちだった。
NYダウの一目均衡表とストキャスティクス(但し、1日チャート)
米国・欧州株概況
2022年9月9日 5:38 (2022年9月9日 6:00更新)
【NQNニューヨーク=川内資子】8日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前日比193ドル24セント(0.6%)高の3万1774ドル52セントで終えた。このところ相場が大きく下落した後で、短期的な戻りを見込んだ買いが優勢だった。ただ、世界的な金融引き締めへの警戒感は根強く、ダウ平均は下げる場面もあった。
8月中旬に付けた直近の高値から今週前半までにダウ平均は3000ドル強下げていた。短期的には売られ過ぎとの見方があり、値ごろ感からの買いが入りやすい。8日は米長期金利を受け、JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスなど金融株が買われた。医療保険のユナイテッドヘルス・グループや製薬のメルクなどヘルスケアの上げも目立った。
ただ、世界的な金融引き締めが景気を冷やすとの懸念はくすぶり、上値は重かった。欧州中央銀行(ECB)は8日の理事会で通常の3倍となる0.75%の利上げを決めた。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は8日に参加した討議で利上げについて「仕事が終わるまでやり続ける必要がある」と述べた。
市場では「値ごろ感が出てきたとはいえ相場底入れの確信は持てず、13日発表の8月の米消費者物価指数(CPI)まで買いにも売りにも動きにくい」(Bライリーのアート・ホーガン氏)との指摘があった、ダウ平均は朝方に一時250ドル超下げた後、200ドル超上げるなど方向感に欠けた。
ハイテク株が多いナスダック総合株価指数は続伸し、前日比70.229ポイント(0.6%)高の1万1862.129で終えた。交流サイトのメタプラットフォームズが上昇する一方、スマートフォンのアップルは下落。主力ハイテク株の方向感はまちまちだった。
NYダウの一目均衡表とストキャスティクス(但し、1日チャート)