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米国株、ダウ続伸し90ドル高 金利低下が支え ナスダックは連日で最高値 米国・欧州株概況 2024年3月2日 6:52

2024-03-02 06:54:08 | 日記
米国株、ダウ続伸し90ドル高 金利低下が支え ナスダックは連日で最高値
米国・欧州株概況
2024年3月2日 6:52

【NQNニューヨーク=稲場三奈】1日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前日比90ドル99セント(0.23%)高の3万9087ドル38セントで終えた。米長期金利の低下(債券価格は上昇)を追い風に大型ハイテク株に買いが入り、相場を支えた。

ダウ平均の構成銘柄では、半導体のインテルや顧客情報管理のセールスフォース、ソフトウエアのマイクロソフトといったハイテク株が買われた。市場では「(2月21日に半導体の)エヌビディアが好決算を発表してから、人工知能(AI)需要に支えられているハイテク株に勢いがある」(インガルズ・アンド・スナイダーのティモシー・グリスキー氏)との見方があった。

午前発表の2月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数は47.8と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(49.5)を下回った。個別項目では「新規受注」や「雇用」が落ち込んだ。緩やかな景気減速を示す内容だったとの受け止めから、指標発表後には米債券市場で長期金利が低下。前日終値(4.25%)を下回り、4.1%台を付ける場面があった。株式の相対的な割高感が薄れたとみた買いが入りやすかった。

米株式相場が最高値圏にあるなか、取引開始直後には主力株の一角に持ち高調整の売りが出て、ダウ平均は下げる場面があった。

ダウ平均の構成銘柄ではないが、地銀のニューヨーク・コミュニティ・バンコープ(NYCB)が前日に比べ26%弱安で終えた。前日に最高経営責任者(CEO)の後退を発表。米証券取引委員会(SEC)への提出資料で社内のローン審査について「内部統制の重大な脆弱性を特定した」と指摘し、経営先行きへの不安につながった。

ダウ平均の構成銘柄では、バイオ製薬のアムジェンや建機のキャタピラー、クレジットカードのビザが高かった。原油価格の上昇で石油のシェブロンも上げた。一方、スポーツ用品のナイキや化学のダウは売られた。航空機部品のスピリット・エアロシステムズの買収に向けて交渉していると伝わった航空機のボーイングは2%弱下げた。米司法省が反トラスト法(独占禁止法)違反の疑いで調査を始めたと今週伝わった医療保険のユナイテッドヘルス・グループに売りが続き、1%弱下げた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸した。前日比183.020ポイント(1.13%)高の1万6274.942で終え、連日で過去最高値を更新した。交流サイトのメタ・プラットフォームズは2%高、半導体のエヌビディアは4%高となり、終値ベースで初めて時価総額が2兆ドルを超えた。

多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は続伸した。前日比49.81ポイント(0.80%)高の5137.08と、連日で過去最高値を更新した。

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