東証大引け 5日ぶり反落 円高や高値警戒感が重荷
国内株概況
2023年5月8日 15:23
8日の東京株式市場で日経平均株価は5営業日ぶりに反落し、前営業日の2日に比べて208円07銭(0.71%)安の2万8949円88銭で終えた。外国為替市場で円高・ドル安が進み、主力の輸出関連を中心に売りが優勢となった。大型連休前まで日本株は急ピッチで上昇してきたため、高値警戒感から利益確定売りも出やすかった。
米連邦準備理事会(FRB)は大型連休中に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利上げを決めた。米金融引き締めの長期化で米景気が減速するとの懸念も重荷になった。
日経平均は下げ渋る場面も多かった。きょうから新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが「5類」に移行するのに伴い、リオープン(経済再開)を期待した買いが入った。アジアの株式相場が総じて堅調に推移したことも日本株の支援材料となった。
東証株価指数(TOPIX)は続落し、4.32ポイント(0.21%)安の2071.21で終えた。午前に上昇する場面もあった。
東証プライムの売買代金は概算で2兆9924億円。売買高は11億8956万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は637と、全体の約3割にとどまった。値上がりは1126、変わらずは71銘柄だった。
日経平均への寄与度が高いファストリが売られた。トヨタや三菱UFJも下げた。一方、JALなど空運株が買われた。任天堂やJTの上昇も目立った。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
国内株概況
2023年5月8日 15:23
8日の東京株式市場で日経平均株価は5営業日ぶりに反落し、前営業日の2日に比べて208円07銭(0.71%)安の2万8949円88銭で終えた。外国為替市場で円高・ドル安が進み、主力の輸出関連を中心に売りが優勢となった。大型連休前まで日本株は急ピッチで上昇してきたため、高値警戒感から利益確定売りも出やすかった。
米連邦準備理事会(FRB)は大型連休中に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利上げを決めた。米金融引き締めの長期化で米景気が減速するとの懸念も重荷になった。
日経平均は下げ渋る場面も多かった。きょうから新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが「5類」に移行するのに伴い、リオープン(経済再開)を期待した買いが入った。アジアの株式相場が総じて堅調に推移したことも日本株の支援材料となった。
東証株価指数(TOPIX)は続落し、4.32ポイント(0.21%)安の2071.21で終えた。午前に上昇する場面もあった。
東証プライムの売買代金は概算で2兆9924億円。売買高は11億8956万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は637と、全体の約3割にとどまった。値上がりは1126、変わらずは71銘柄だった。
日経平均への寄与度が高いファストリが売られた。トヨタや三菱UFJも下げた。一方、JALなど空運株が買われた。任天堂やJTの上昇も目立った。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕