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米国株、ダウ反発 利上げ継続懸念の緩和で 米国・欧州株概況 2023年7月29日 5:02

2023-07-29 05:39:05 | 日記
米国株、ダウ反発 利上げ継続懸念の緩和で
米国・欧州株概況
2023年7月29日 5:02


【NQNニューヨーク=川上純平】28日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比176ドル24セント高の3万5458ドル96セント(速報値)で終えた。同日発表の経済指標がインフレ圧力の高まりを示さなかった。米連邦準備理事会(FRB)の利上げが継続するとの懸念が和らぎ、買いが優勢となった。

28日発表の6月の米個人消費支出(PCE)物価指数は変動の大きいエネルギー・食品を除くコアが前年同月比4.1%上昇と5月(4.6%上昇)から減速し、市場予想(4.2%上昇)も下回った。賃金インフレの動向をみる上で重要な4~6月期の雇用コスト指数の伸び率も前期比1.0%と市場予想(1.1%)以下だった。

物価上昇の勢いが和らいでいると受け止められ、FRBによる現在の利上げサイクルが終了するとの観測が強まった。パウエルFRB議長は26日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見で、経済データ次第では次回9月会合で利上げを見送る可能性を示唆していた。

企業業績が改善するとの期待も相場を支えた。27日夕発表の2023年4~6月期決算が市場予想を上回った半導体のインテルは一時7%上昇した。日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)にも決算を好感した買いが集まった。

そのほか、ソフトウエアのマイクロソフトやスマートフォンのアップルが上昇した。米長期金利が低下し、相対的な割高感が薄れた高PER(株価収益率)のハイテク株が買われた。半面、ドラッグストアのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスとネットワーク機器のシスコシステムズが下落した。石油のシェブロンにも売りが出た。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反発し、前日比266.551ポイント高い1万4316.658で終えた。


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