NYダウ続伸、89ドル高で推移 金利低下でハイテク買い
北米
2024年1月30日 5:27
【NQNニューヨーク=川上純平】29日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、午後3時(日本時間30日午前5時)現在は前週末比89ドル63セント高の3万8199ドル06セントで推移している。米長期金利が低下し、株式の相対的な割高感が薄れたとみた買いが入っている。もっとも、大型ハイテク銘柄の決算発表や米連邦公開市場委員会(FOMC)を週内に控えて様子見の雰囲気も強い。
米長期金利は4.10%前後と、前週末の終値(4.13%)を下回っている。高PER(株価収益率)のハイテク株を中心に買いが入りやすい。ダウ平均の構成銘柄では顧客情報管理のセールスフォースやソフトウエアのマイクロソフトが上昇し、相場を支えている。
ダウ平均の上値は重く、小幅な下落に転じる場面がある。今週はマイクロソフトやスマートフォンのアップル、ネット検索のアルファベットなど大型ハイテク株の決算発表が相次ぐ。米市場で時価総額上位の銘柄で、発表後に株価が大きく動けば投資家心理に与える影響は大きい。内容を見極めたいとする投資家が多い。
30〜31日には米連邦準備理事会(FRB)がFOMCを開く。政策金利は据え置きが見込まれ、市場の関心は会合後のパウエル議長の記者会見に集まる。インフレ抑制の姿勢を改めて強調し、金融市場が前のめり気味に織り込んだ利下げ期待に水を差すとの見方があり、投資家心理の重荷となっている。
クレジットカードのビザや映画・娯楽のウォルト・ディズニーが上昇している。半面、ドラッグストアのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスや通信のベライゾン・コミュニケーションズは下げている。半導体のインテルも安い。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は反発している。
北米
2024年1月30日 5:27
【NQNニューヨーク=川上純平】29日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、午後3時(日本時間30日午前5時)現在は前週末比89ドル63セント高の3万8199ドル06セントで推移している。米長期金利が低下し、株式の相対的な割高感が薄れたとみた買いが入っている。もっとも、大型ハイテク銘柄の決算発表や米連邦公開市場委員会(FOMC)を週内に控えて様子見の雰囲気も強い。
米長期金利は4.10%前後と、前週末の終値(4.13%)を下回っている。高PER(株価収益率)のハイテク株を中心に買いが入りやすい。ダウ平均の構成銘柄では顧客情報管理のセールスフォースやソフトウエアのマイクロソフトが上昇し、相場を支えている。
ダウ平均の上値は重く、小幅な下落に転じる場面がある。今週はマイクロソフトやスマートフォンのアップル、ネット検索のアルファベットなど大型ハイテク株の決算発表が相次ぐ。米市場で時価総額上位の銘柄で、発表後に株価が大きく動けば投資家心理に与える影響は大きい。内容を見極めたいとする投資家が多い。
30〜31日には米連邦準備理事会(FRB)がFOMCを開く。政策金利は据え置きが見込まれ、市場の関心は会合後のパウエル議長の記者会見に集まる。インフレ抑制の姿勢を改めて強調し、金融市場が前のめり気味に織り込んだ利下げ期待に水を差すとの見方があり、投資家心理の重荷となっている。
クレジットカードのビザや映画・娯楽のウォルト・ディズニーが上昇している。半面、ドラッグストアのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスや通信のベライゾン・コミュニケーションズは下げている。半導体のインテルも安い。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は反発している。