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米国株、ダウ反発し700ドル高 米金融引き締めの長期化懸念和らぐ ナスダックも上昇 米国・欧州株概況 2023年1月7日 6:13 (2023年1月7日 6:25更新)

2023-01-07 09:34:45 | 日記
米国株、ダウ反発し700ドル高 米金融引き締めの長期化懸念和らぐ ナスダックも上昇
米国・欧州株概況
2023年1月7日 6:13 (2023年1月7日 6:25更新)

【NQNニューヨーク=戸部実華】6日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比700ドル53セント(2.1%)高の3万3630ドル61セントで終えた。朝方に発表された2022年12月の米雇用統計で賃金インフレの減速が確認された。米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めの長期化への懸念が和らぎ、幅広い銘柄が買われた。

22年12月の米雇用統計では非農業部門の雇用者数が前月比22万3000人増と市場予想(20万人増)を上回った。一方、平均時給は前月比0.3%増と、市場予想(0.4%増)を下回った。22年11月分は下方修正された。賃金インフレの鈍化が示されたことを受け、「FRBが高水準の政策金利を長く維持するとの警戒が和らいだ」(Bライリーのアート・ホーガン氏)との声が聞かれた。

米景気悪化を背景にFRBが金融引き締めの手綱を緩めやすくなるとの観測も株買いを後押しした。6日午前に米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した22年12月の非製造業景況感指数は49.6と前月(56.5)から低下し、市場予想(55.1)も下回った。好不況の境目とされる50を下回ったのは20年5月以来。「経済指標の弱含みは早期のFRBの金融引き締め減速や利下げにつながるとの見方が株高を誘った」(IG)という。

一連の経済指標の発表を受け、米長期金利は一時3.5%台半ばと前日終値(3.72%)から大幅に低下し、株式の相対的な割高感も和らいだ。景気敏感株への買いが目立ち、化学のダウや航空機のボーイングが4%高となった。スポーツ用品のナイキやクレジットカードのビザなど消費関連株も高い。ハイテク株ではスマートフォンのアップルが4%上昇した。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も反発し、前日比264.053ポイント(2.6%)高の1万0569.294で終えた。主力株が軒並み買われ、エヌビディアやブロードコムなど半導体関連株の上げが目立った。

バイオ製薬のバイオジェンは3%高で終えた。米食品医薬品局(FDA)が6日、日本のエーザイと共同開発するアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」について承認申請を認めると発表し、好感した買いが入った。

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