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きょうの国内市況(4月25日):株式、債券、為替市場 Bloomberg News 2024年4月25日 15:45 JST

2024-04-25 16:11:51 | 日記
きょうの国内市況(4月25日):株式、債券、為替市場
 Bloomberg News   2024年4月25日 15:45 JST                                                                                                    
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●日経平均が800円超下落、米メタ急落で業績警戒広がる-ハイテク売り
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  25日の東京株式相場は急反落。日経平均株価の下げ幅は800円を超えた。フェイスブックの親会社である米メタ・プラットフォームズの株価が低調な業績見通しを受けて時間外で大きく下げたことを嫌気し、ハイテク株中心に業績懸念の売りが広がった。国内でファナックやキヤノンの決算内容が市場予想を下回ったことも重しとなった。
  • 東証株価指数(TOPIX)の終値は前日比1.7%安の2663.53
  • 日経平均株価は2.2%安の3万7628円48銭
  TOPIXの下落に最も寄与したのがトヨタ自動車で、3.3%の値下がり。指数を構成する2146銘柄のうち、下落は1705に達し、上昇は372。東証33業種全て下落した。
            
ピクテ・ジャパンの松元浩シニア・フェロー
  • 海外市場がメタの決算などを受け下落していることから、半導体関連株の比率が高い日経平均を中心に甘め
  • 決算期のため、市場ではセクターやセミマクロよりも個別で銘柄を選別する意識が強い
●長期債が下落、米長期金利が上昇-円安進み日銀タカ派化も警戒
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  25日の債券相場は長期債を中心に下落。米長期金利の上昇に加え、1ドル=155円台まで円安が進み、日本銀行が金融政策決定会合でタカ派的な姿勢を強めるとの警戒感から売りが優勢だった。40年債は下がり過ぎたとして買い戻された。
  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の鶴田啓介シニア債券ストラテジストは、米国やドイツなど「グローバルな金利上昇トレンドと日銀会合への警戒感から長期ゾーンが売られた」と指摘。一方、40年債はこのところの金利上昇幅が大きかったため、日銀会合を前に「いったん売りポジションを落とす動きから買い戻された」と話す。
新発国債利回り(午後3時時点)
 先物2年債5年債10年債20年債30年債40年債
 144円15銭0.295%0.495%0.895%1.660%1.950%2.280%
前日比6銭安-0.5bp+0.5bp+1.0bp+0.5bp横ばい-1.5bp
●円は155円台後半に一段安、34年ぶり安値更新-日銀会合後の介入観測
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  25日の東京外国為替市場の円相場は1ドル=155円台後半に下落。日米金利差や実需を背景とした円売り・ドル買いが優勢で、約34年ぶりの安値更新が続いている。節目の155円を下回って円安が加速しており、あすの日本銀行の金融政策決定会合や植田和男総裁会見の後に通貨当局が円買い介入に踏み切るとの警戒感が高まった。
  鈴木俊一財務相はこの日の参院財政金融委員会で「適切な対応をしていく思いに変わりない」と述べた。これより先、記者団に対してはコメントを避けていた。
  • 円相場は午後3時40分現在、対ドルで前日比0.2%安の155円63銭。一時155円74銭と1990年6月以来の安値を更新
    • 事業会社の決済が集中する五・十日(ごとおび)に当たり、仲値にかけて実需の円売りも出た
  • 円は対ユーロで一時166円93銭と2008年8月以来の安値。対英ポンドで194円47銭と15年8月以来、対豪ドルで101円46銭と14年11月以来の安値
 
  スタンダードチャータード銀行の江沢福紘フィナンシャルマーケッツ本部長は、155円突破でオプション取引に絡むドル買い需要が増えたほか、ドルの先高観もあり、じりじりと円安・ドル高が進んでいると指摘。「介入警戒感もあり、ここから円売りで攻めるのは難しい」とする一方で「160円まで次の節目がない」と言い、リスクは円安・ドル高方向に傾いていると述べた。
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