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米国株、ダウ小幅反落し20ドル安 年間では2年ぶり上昇 ナスダックは小幅続落 米国・欧州株概況 2023年12月30日 6:41

2023-12-30 08:25:09 | 日記
米国株、ダウ小幅反落し20ドル安 年間では2年ぶり上昇 ナスダックは小幅続落
米国・欧州株概況
2023年12月30日 6:41

【NQNニューヨーク=稲場三奈】29日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに小幅に反落し、前日比20ドル56セント(0.05%)安の3万7689ドル54セントで終えた。連日で最高値を更新した後で、3連休を前に持ち高調整の売りが優勢となった。

ダウ平均は前日まで連日で高値を更新していたうえ、月末や年末を控えた持ち高調整の売りが出やすかった。12月の米株式相場は急ピッチで上昇しており、高値警戒感もあった。米債券市場で長期金利が上昇し、株式の相対的な割高感を意識した売りが出た面もあった。市場では「静かな相場だが、目先の利益確定目的の売りが目立った」(ミラー・タバックのマシュー・マリー氏)との声が聞かれた。

ダウ平均は170ドルほど下げる場面があった。もっとも、米連邦準備理事会(FRB)が利上げ局面を終え、2024年前半にも利下げに転じるとの観測は根強く、下値は堅かった。休暇シーズンで取引参加者が少なく、値動きは小幅にとどまった。

個別では、顧客情報管理のセールスフォースやスマートフォンのアップル、石油のシェブロンなどが売られた。半面、日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)や機械のハネウェル・インターナショナル、航空機のボーイングといった消費関連株や景気敏感株には買いが入った。

ダウ平均は週間で9週連続で上昇した。年間では4542ドル(13.7%)上昇した。上昇は2年ぶり。上昇幅、上昇率ともに21年(5731ドル、18.7%高)以来の大きさだった。

人工知能(AI)関連分野の拡大で、半導体関連や大型ハイテク株が相場をけん引した。米国のインフレが鈍化するなかで、経済指標が底堅さを示し、ソフトランディング(軟着陸)への楽観も株買いにつながった。FRBによる利上げ局面が終了し、24年には利下げを始めるとの見方も株式相場の追い風となった。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は小幅に続落し、前日比83.784ポイント(0.55%)安の1万5011.352で終えた。電気自動車のテスラや交流サイトのメタ・プラットフォームズが下げた。

週間では9週連続での上昇。年間では4544ポイント(43.4%)上げ、2年ぶりの上昇となった。上昇率は20年(43.6%)以来の大きさだった。

多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は6営業日ぶりに反落し、前日比13.52ポイント(0.28%)安の4769.83で終えた。週間では9週連続で上昇。年間では2年ぶりに上昇し、上昇率は24.2%と21年(26.9%)以来の大きさだった。

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