日経平均、3日ぶり反発 一時600円超高も伸び悩む 中東懸念くすぶる
国内株概況
2023年10月17日 15:37
17日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反発し、前日比381円26銭(1.20%)高の3万2040円29銭で終えた。前日の米株式相場の上昇を受け、日本市場でも半導体などハイテク株を中心に買いが優勢だった。前日までの2営業日で800円強下げており、売り方の買い戻しも入った。ただ、買い一巡後は中東情勢の不透明感を警戒する売りが出て、伸び悩む場面もあった。日本の長期金利上昇も株価の重荷との見方があった。
日経平均は売り方の買い戻しが先行し、上げ幅は朝方に600円を超える場面があった。16日の米ハイテク株高を背景に、日本市場では前日に大きく売られていた東エレク、レーザーテク、スクリンなど半導体関連株に買いが波及した。
バイデン米大統領が18日にイスラエルを訪れると米政府が発表し、中東情勢の一段の深刻化がひとまず避けられるとの期待が浮上、朝方の相場上昇に弾みをつけたとの見方もあった。ただ、市場では「これで事態の緊迫化に歯止めがかかるとは思えない」(東海東京調査センターの長田清英チーフストラテジスト)と懸念は強い。買い一巡後は個人投資家とみられる戻り待ちの売りが出て伸び悩んだ。
東証株価指数(TOPIX)は反発し、18.54ポイント(0.82%)高の2292.08で終えた。JPXプライム150指数も反発し、9.75ポイント(0.98%)高の1004.20だった。
東証プライムの売買代金は概算で3兆1248億円。売買高は11億9118万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1362と、全体の約7割を占めた。値下がりは411銘柄、変わらずは64銘柄だった。
日経平均の寄与度が大きいソフトバンクGやファストリが上昇した。半面、任天堂やクボタ、東ソーは下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
国内株概況
2023年10月17日 15:37
17日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反発し、前日比381円26銭(1.20%)高の3万2040円29銭で終えた。前日の米株式相場の上昇を受け、日本市場でも半導体などハイテク株を中心に買いが優勢だった。前日までの2営業日で800円強下げており、売り方の買い戻しも入った。ただ、買い一巡後は中東情勢の不透明感を警戒する売りが出て、伸び悩む場面もあった。日本の長期金利上昇も株価の重荷との見方があった。
日経平均は売り方の買い戻しが先行し、上げ幅は朝方に600円を超える場面があった。16日の米ハイテク株高を背景に、日本市場では前日に大きく売られていた東エレク、レーザーテク、スクリンなど半導体関連株に買いが波及した。
バイデン米大統領が18日にイスラエルを訪れると米政府が発表し、中東情勢の一段の深刻化がひとまず避けられるとの期待が浮上、朝方の相場上昇に弾みをつけたとの見方もあった。ただ、市場では「これで事態の緊迫化に歯止めがかかるとは思えない」(東海東京調査センターの長田清英チーフストラテジスト)と懸念は強い。買い一巡後は個人投資家とみられる戻り待ちの売りが出て伸び悩んだ。
東証株価指数(TOPIX)は反発し、18.54ポイント(0.82%)高の2292.08で終えた。JPXプライム150指数も反発し、9.75ポイント(0.98%)高の1004.20だった。
東証プライムの売買代金は概算で3兆1248億円。売買高は11億9118万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1362と、全体の約7割を占めた。値下がりは411銘柄、変わらずは64銘柄だった。
日経平均の寄与度が大きいソフトバンクGやファストリが上昇した。半面、任天堂やクボタ、東ソーは下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕