限界麻雀攻略論

中級上位、上級者向け。

上級者であるからこそ、自滅する鳴き

2021-06-29 17:03:34 | プロリーグ解説

オーラス

親 22600
南家 19800
西家 20100
北家 37500



打ち手は南家で上家から出たをチー

何で、こういう所を鳴くのかマジで分からん。理由としては、、、


1、大してスピードも上がってない。
むしろ、下がってるようにすら思える。鳴くことでツモ一回を放棄するのと有効牌も多く減る。


2、が悪いという情報が乏しい。
捨て牌を見ても、むしろ索子が安いし、牌効率よりも山読みを優先すると、損することが多い。
山読みというのは、あくまでサブでしかなくメインではないのである。


3、形を決めすぎ。
この形から、三色はキツイ。赤を引くか、リー棒が出ないと1000で終わるケースも多い。
そうなるのは運であり、門前で行く方が遥かに柔軟である。


4、この点差であれば、ラス抜けではなく、2着を極力目指すべし。
ウマ1-3であれば、2着と3着との差は20000となり、長い目で見たらこの差はバカにできない。


5、倍ツモ、ハネ直のトップの可能性。
可能性としては低いが、ゼロではない。
ドラを切ってしまっている(トップの可能性を残したいなら残すべきである)
とは言えど、ここから赤を2枚くらい引ければ、ないこともない。


まとめると、この場合、目先のゴミと宝、どっちを取るか?という話と。
あなたがさりげなくやってる、その鳴き、本当に正しいのか?ということである。

意外に上級者でも、鳴きで自滅するパターンって多い。
むしろ、上級者であるからこそ、自分の麻雀に自信を持ちすぎてるので、検証することがないからである。

確かに、一度や二度くらいのことであれば、誤差の範囲である。
でも、それが、あまりにも多かったらどうだろうか?
それすらも結果論として片付けるべきなのか?

実際に確かめてみるには、牌譜や観戦とかで、こういう鳴きをすることで、どういう牌を流しているかなど、
何度も見てみると良いし、そういった麻雀を自分で打つのも良い。

鳴くことで、一回のツモを放棄することや門前で構えることの重要性が分かるようになるに違いない。

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