一番、大きな原因がありそうなところから順に触れてみたい。
1、老年化。
年を取れば雀力は落ちがちである。中にはそうじゃない人もいるだろうが、今の麻雀のスタイル人間は若い健康な奴が多い。
2、読みを優先しすぎ。
今のスピード麻雀スタイルも同じ傾向があるが、昔の人はよりその傾向がある。これも何度も言ってるが、実際にそれで得してるという根拠、相当な自信がない限り損である。
3、手牌構想力。
ひとむかしの人間が手役が作るのが、そこまで上手いかと言われるとそうでもない。ツモや配牌がこうきたから狙うっていう人も多い。強い奴はもう何手先からその可能性を見ている。
4、胆力。
周りの立直や鳴き、意見、状況、順目などを見過ぎて、どこか妥協する傾向にある気がする。中には仕方ないケースもあるが、そういうのを気にせず一貫性があってやり通す人間は強い。
5、立直判断。
無理な黙聴が多い人も少なくない。それで得するのであれば、何か裏付けが必要である。
6、美意識。
一発海底消し、一見汚い仕掛けとか立直、ラス確など、無骨な選択を嫌がる傾向にある。
7、字牌の絞り。
ちょっと絞りすぎかなって思うことも少なくない。どちらにもメリットデメリットがあるので、これは柔軟に考えるべきである。でも今の人間はあまりにも絞らなすぎで損してるケースも見かける(当の本人は気付いてないw)ので、どっちがいいかとかは言えないはずである。
8、スピード。
これは既に言われてることだが、手牌の進め方がちょっと遅いかなって思うこともある。ただ、それ程度である。むしろ、今の人間はクソ遠くて雀頭もねえのに役牌を一鳴きするとか、残った形は愚形だらけで埋まりそうな両面からわざわざ仕掛けるとか、聴牌速度ばかり気にしすぎ。
そもそも、そう思わない奴は実際そういう麻雀をやった事がないのに、自分の麻雀だけが正しい(中には猛者もいるかもしれねえが、多少勝ってる程度の戦績で自分が強いと思ってる奴がほぼ)と勘違いしている。昭和の麻雀を批判するのに、これを主な理由に挙げてる奴(大半)は何もわかってない。
最後に各々、良い所、悪い所もあれば、勝ち方も違う。昭和がダメの逆も然りだが、より勝てる人間が正義。スタイルに拘る奴や、周りの一見賢そうだけど実際は頭の悪い奴の意見に流される人は、残念ながらまだまだ修行が足りないという事である。
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