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銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

第一相模湯(東京・雑色)

2021-04-13 06:39:00 | 銭湯
#第一相模湯






京急本線
#雑色駅
 
▲雑色駅。始めて見る人は「ざっしき」と読んでしまうが、「ぞうしき」である

▲路線図はこんな感じ。川崎と蒲田の間にある場所



▲川崎方面


▲蒲田方面




▲下に降りて






▲改札口


▲改札口を出たら


▲左に曲がる


▲また左。線路沿いを川崎方面へと歩く








▲ここでストップ


▲右折する


▲あとは真っ直ぐ歩くだけ












▲住宅とこんなに近い送電塔は珍しい




▲JRの踏み切り


▲献花が置かれてあった


▲ここは開いた瞬間に警報機が鳴るところなので、無理して渡る人が多いのかもしれない


▲踏み切りを渡ると


▲右にお寺がある


▲参道だ。ちょっと寄り道してみよう




▲むっちりした体型の猫を発見。近寄るな!と怒られた。ごめんね




▲先ほどの道に戻ると







▲右に第一相模湯がみえてくる
















▲交通安全の暖簾


▲下足箱スペース


建物は古いが、入った瞬間から心地よい清潔感がただよってくる。自動扉を開けて中に入ると、左側には小さなロビーがあり、奥にフロント。座るのは、40代前半ぐらいの女性だ。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲ロビー。親子がまったりしてた


女性に「貸しタオルありますか?」と訊ねると、「はい」とすぐに出してもらえたのだが、出されたのは、バスタオル。
後ろの棚には沢山のフェイスタオルが積んであったので、あれ?と思い、「フェイスタオルだけがいいのですが」と聞くと、どうやら後ろにあったのは販売用だったらしく、一枚130円。
それに対してバスタオル+フェイスタオルならレンタルで100円。「どちらがよろしいですか?」と聞かれたので、手ぶら派としては、バスタオルを選択した。


男湯は左側で、のれんをくぐると若干ほかと違って、壁沿いにロッカーが並ぶが、曲がり角にもロッカーがある。
広さは規模からするとふつう。
空気洗浄機があり、アルコールスプレーも置いてあった。ここも綺麗で丁寧に清掃されてる感じがする。


出典:東京銭湯ホームページ引用


扉を開けて中に入ると、ちょうど夕暮れ時に入ったせいか照明は入れておらず、静寂に包まれ、心が落ち着く感じだ。
入り口の上にあるガラスには色とりどりの葉っぱと鳥が描かれ、さながら小学校のような雰囲気が漂う。
ここは脱衣場と浴室入り口にも棚があり、さらには浴室右奥にも棚がある。右側の棚には備え付け(シャンプーとボディシャンプー)が複数置いてあった。
こういう棚があるのとないのとでは使い勝手が全然違う。


島カランは、2つあって、右の島カランのみ右側面はなにもない。
左右の壁にもカランが並ぶが、右側(間仕切り側)は短い。それと一つだけハンドシャワーがあった。
左手前には立ちシャワー。セパレート部分がオレンジ色で、配色がいかにも昭和っぽい気がした。立ちシャワーは2つともハンドシャワーである。

出典:東京銭湯ホームページ引用


浴槽は奥と右側にある。
右にあるのが炭酸泉。こちらは底が金網になっていて、かなり古いタイプだ。
この炭酸泉の作りは日本で二番目に導入した菊名にある福美湯とまったく同じ。いまとなっては歴史的な設備である。
当時としてはかなり最新式の設備を導入したところなのだろう。
肝心の炭酸濃度はというと、正直そんなに高くはなかった。
湯船をじっと見てると泡が確認できるが、全身の肌に張り付くまでには至らず
。これは初期タイプとして仕方ない仕様と思われる。
壁面には炭酸泉の入り方と、コーヒー牛乳の広告が貼ってあった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


奥にある浴槽は2つに分かれていて、左が白湯で、温度は43度ぐらいか。もしかすると44度ぐらいはあったかもしれない。けっこう熱いと感じた。
白湯の中をみると、左側にボディジェットと座湯が並ぶ。座湯のところには大きなボタンがあって、押すと稼働し始める。
座湯もボディジェットも勢いはふつうだった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


右側は黒湯。蒲田といえば黒湯なのだが、ここも例に漏れずしっかりと黒湯が用意されてあった
濃厚さもほかと負けず劣らずで深みのある黒をたたえている。温度は42度か41度ほどだった。
黒湯の部分は左側のみステンレスの手すりで区切られていて、そこが浅浴槽と電気風呂になっていた。電気風呂の強さは微弱。
ほかに、電気風呂のとなりにボディジェットがあった。これは黒湯の中にあるので最初は気づかなかった。
水流と書かれたボタンもあったのだが、これは押しても反応がない。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲女湯の浴槽


壁絵はタイル絵で、山奥に滝が流れているデザイン。銭湯ではよく見かける題材だろう。天井はマンション銭湯ということで当然ながら低い。ただ、窮屈感は感じなかった。


客層はほぼ高齢者で、それ以外は中年男性と親子を見かけたぐらい。
女湯からもほとんど会話は聞こえてこず、とても落ち着いた雰囲気の銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 雑色
経路 多摩川方面
周辺の環境 住宅、多摩川

●空間演出
建物外観 古いマンション
壁画・眺望 タイル絵
統一感 あり
置物 なし
照明 薄暗い

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 黒湯、ボディジェット、座湯、電気風呂、炭酸泉
サウナ なし
温度 39~43℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル あり(100円)
備え付け あり

◆人
受付 40代の男女
客層 高齢者がメイン


【案内】

住所
〒144-0056
大田区西六郷2−29−2

電話番号
03-3731-1993

アクセス
京浜急行線「雑色」駅下車、徒歩10分

休日
月曜

営業時間
14:30−23:00

※東京銭湯ホームページ転載

アクアセゾン(東京・ときわ台)

2021-04-10 06:23:00 | 銭湯
#アクアセゾン






東武東上線
#ときわ台駅

▲東武東上線のときわ台駅





 


▲ちなみに端っこにある踏み切り


▲2007年に自殺を試みた女性を助けようとした警察官が命を落としてしまうという痛ましい事故が起きた現場だ。殉職した警察官は第一次安倍政権時に緊急叙勲を授与されている



▲階段を降りると


▲線路の下にでる


▲再び階段であがり


▲上ったところ


▲その左に改札口がある


▲でたところ




▲ときわ台駅を振り返る


▲向かうのは上板橋方面を線路沿いに歩いて真っ直ぐ進むだけ


▲改札口をでて左に向かおう


▲駅舎の壁には昔の写真が飾られてあった






▲この常盤台は戦前に造成された場所で、1936年(昭和11年)に販売が開始されている。当時としては理想を掲げたハイモダンの住宅街だったようだ。
クルドサック(車が入れないようにした袋小路)やプロムナード(住宅街の散歩道)のある街並みで、今だと横浜の美しが丘などにもみられる。
この時代に作られたアーバンデザインが今の時代にも継承されている



▲工事中のフェンスに沿って歩く




▲真っ直ぐ歩くだけ


















▲右手に公園がみえてくるのだが、その公園越しにあるのがアクアセゾンである

▲なので奥にある横断歩道をまで行って






▲横断歩道を渡り




▲アクアセゾンに到着






▲配置はこんな感じになってる


自動扉をあけて中に入ると、すぐ左側に券売機がある。
扉にはSuicaなど電子マネーが使えますとあったが、その券売機にはSuicaの読み取り端末が見あたらない。
なんとなく崩しておいた方が無難かと思い千円札でチケットを購入したのだが、正解だった。脱衣場のロッカーがコインリターン式だったからだ(結局ここに限らずだが、銭湯は小銭がないと困る)。
入浴料が470円に貸しタオルが50円。合計で520円だった。


目の前はロビーになっていて、どちらかというと華やかさはないが、広めのスペースにテーブルが並ぶ。
奥にはフロント(受付)。左側にはソフトクリームの看板があり、飲食提供もしているようだ。お客さんの中にはビールジョッキを持ってる人もいたので、飲食サービスの幅が広い。


出典:東京銭湯ホームページ引用


受付に座るのは、60代から70代ぐらいの女性。
チケットを出すと、貸しタオルを出してくれて「使い終わったらこちらに戻してください」と言われる。
帰りは男性に代わっており、「ありがとうございました」とタオルを返したが、返事の一つももらえなかった。


入り口は男女ともに右側にあって、男湯はその奥側。
中に入ると、脱衣場はとても綺麗で洗練されている。
真ん中に長いすがあり、手前側には洗面台。ドライヤーは有料タイプだった。
入り口から向かって右側奥にはトイレと空気清浄機、体重計がある。
ロッカーは壁沿いに並び、先ほども述べたように100円を投入して帰りは返ってくるコインリターン式だ。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲女湯


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こっちはおそらく男湯


浴室の入り口をあけると、すぐ目の前にはステンレスの棚がある。
この棚は、入る前の入り口横にもあり、さらに奥にももう一つあったので合計で3つ。棚はあればあるだけ便利だ。


ここは室内全体をみると、左側にカランが並び、右側が浴槽。
その浴槽奥にはサウナがある。さらにサウナの奥に水風呂…といった感じだが、とりあえずカランからみると、ハンドシャワー仕様でヘッドが大きいタイプ。この大きなヘッドは近年の流行なのか、新しい銭湯だとよく見かける。シャワーの粒が大きいので、人により好みが分かれるだろう(個人的にはそんなに好きではない)。
ホースは意外と長く、隣に全身入れ墨の人が座ったときは、ホースがその人に当たらないかヒヤヒヤした。
椅子は座高が高いもので座り心地が良い。お湯は軟水。このへんは最近のレベルが高い銭湯のお約束だろう。軟水も好き嫌いが分かれそうだが、とりあえず濾過(金属イオンが除去)されているので質の高い水とされている。
シャンプーを使って軟水で流していると「シャンプーがいつまでも落ちねぇ!」とパニックになるが、これは軟水を知らなかった頃の自分である。
手前のみ仕切りがあって、あとはふつうのカランが続く。

出典:東京銭湯ホームページ引用

出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯


右側に目を転じると浴槽が浴室の中盤まで続く。
手前にあるのがシルク風呂で外観は円形をしており、一見するとふつうのシルク風呂なのだが、音がかなりウルサい。入ってみると、温度は40℃ぐらいでぬるめ。ただ音がやたらと体に伝わって腹や骨にビシバシ響く。電気風呂ともまた違った刺激だ。
居心地が悪くて早々と退散すると、次はお隣の主浴槽へ。
これはほぼジェット関連の設備で、最初は寝湯が4つ並ぶ。
手前2つがバイブラで、奥2つがジェットバス。水枕は残念ながら死んでいた。
その奥に電気風呂があるのだが、まったく電気の刺激が感じない。おそらく近づいてはじめて感応する作りなのだろう。
最後奥にあるのが、深浴槽になっており、右はお尻からジェットが出るタイプ。真ん中は脇。左が背中だ。ジェットは泡立たない仕様。なにからなにまで最新式だった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


主浴槽に隣接してサウナがある。もちろん別料金なので今回は入らなかったが、のぞき込んでみると一般の銭湯にしては広いと感じた。
さらに奥に足を踏み入れると、奥壁のところにバイブラ仕様の水風呂があった。水温は16℃前後あたり。大きさは2、3人入れる程度だろうか。
左を見ると、隅っこに炭酸泉がある。
浅い作りで6人ほどが入れるが、人気ゆえに満員御礼だった。しばらく様子を見て、空いたらすかさず入った。炭酸の濃度はまあまあで、とびきり濃いわけではなかったが、不満は感じず。
温度は39℃ほどなのでずっと居られる気分だった。実際にみんな長湯していた。


出典:東京銭湯ホームページ引用


立ちシャワーが水風呂と炭酸泉の前に背中あわせで並び、これはおそらくサウナから出てきた人用のものだろう。
入り口にある立ちシャワーだと遠くてわざわざ浴びに向かわないだろうから、近くに作ることで客の動線を誘導するしっかり考えられた配置だ。


特筆すべきは、もう一つの水風呂。なんとここは水風呂が2つもある!
そして、その奥にある水風呂がとにかくスゴい。
扉をあけると目の前に長椅子と1人用の椅子があり、その奥にめちゃくちゃ大きな水風呂があった。
これはスーパー銭湯もしのぐ規模の大きさで、子どもなら泳げそうである。深さもあって、温度は18℃ぐらい。一般の銭湯でここまで広い水風呂を用意したところはなかなかないだろう。水風呂好きなら目から熱い汗を流して感動するに違いない。
自分が知る限りだと、歴代二番目ぐらいの広さ。一番はリニューアルする前の羽田にある新呑川湯で、そこは尋常じゃない広さだったが、リニューアルを機に消えてしまった。実用性を度外視して広すぎたのだろう。
なので、今一番大きい水風呂はここかもしれない。
ただ、たまたまだと思うけど自分がいる間は誰も使っていなかったので勿体ない気がした。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲ほぼプールである


こんな感じで、軟水、炭酸泉、巨大水風呂と一通り揃ってて470円なので、設備に関しては文句のつけようがない。
浴室の間仕切りは波打った形状で、花を模したタイルが貼られてある。
天井もかまぼこのような曲線を描いて真ん中は切り込みが入っているなど、随所に拘りが感じられた。
“小事は大事”というけれども、それを実践したところである。


客層は、高齢者が中心ながら中年層もいた。若い人は自分がいた時のタイミングだと一人もいなかった。
意外と客からけっこうジロジロみられ、広く客が押し寄せる銭湯のイメージだったが、よそ者が珍しい場所なのだろうか?
ここは温度設定が低めで、電気風呂やジェットなどの刺激も低く、かなり万人向けの銭湯である。
設備は整っていてロビーでは飲食も楽しめるので、スーパー銭湯とも競合できるコストパフォーマンスの優れた銭湯だった。

【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 ときわ台
経路 線路沿い
周辺の環境 公園、住宅

●空間演出
建物外観 マンション
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なし
照明 明るい

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 使いやすい
浴槽の種類 シルク風呂、寝湯、ボディジェット、バイブラ、水風呂、巨大水風呂、炭酸泉
サウナ あり
温度 41℃前後
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 反応がなかった
清潔さ きれい
貸しタオル あり(50円)
備え付け あり

◆人
受付 60代後半ぐらいの男女
客層 高齢者がメイン

【案内】

住所
〒174-0071
板橋区常盤台3−14−6

電話番号
03-3967-4126

アクセス
東武東上線「ときわ台」駅下車、徒歩7分

休日
金曜

営業時間
13:30−23:30
日曜は12時~23時30分

※東京銭湯ホームページ転載

健康浴泉(東京・落合)(リニューアル)

2021-04-06 06:36:00 | 銭湯
#健康浴泉






東京メトロ東西線
#落合駅

▲落合駅




▲路線図はこんな感じ


▲出口は1番出口を目指す

▲階段をのぼって



▲改札口


▲いまここ


▲落合駅は、皇居からみて西のところである。地形的には台地にあたる


▲1番出口に向かう






▲地上がみえてくる


▲外にでたら左折する

▲ドミノピザを横切り






▲トヨタ販売店を通り過ぎて


▲ローソンが見えてきたら


▲そこを左折する


▲東中野ギンザ通りというところ


▲ちょっと進むと




▲ここでストップ

▲右折する

▲すると、健康浴泉がみえてくる







▲夕日がまぶしい


▲到着


中に入ると、かなり綺麗な下足箱である。それもそのはずで、ここは2020年12月28日にリニューアルしたばかりだ。訪れたのは2021年1月末だったので、ほぼ1ヶ月しか経ってない時期だった。
靴を預けて左側の扉を開けると、中に入れば目の前がフロント。
座るのは小柄な70代ぐらいの女性。和服をめされており、服装がきちんとしている。こういう店主が出迎えてくれると、こちらも胸襟を正したくなる。逆にだらしない格好の店主がいると、いい加減だなぁという雰囲気が伝わってくる。やはり身だしなみは重要だ。
貸しタオルは無料で貸してもらえて、ここはサウナ(追加料金330円)に入る場合は、バスタオルもかりることができる。


フロントから右に向くと、小ぶりながら横長のロビーがある。右側には、自販機と漫画本が置いてあった。
最近の新しい銭湯にとって、漫画本はもはやマストアイテムだろう。


男湯は左側で、のれんをくぐると、まっすぐ行った先にロッカーがあって、浴室の入り口は右側になる。
その出入り口付近に洗面台がある。3~4歳ぐらいの小さな女の子が懸命にティッシュで洗面台を拭いていた。
ロッカー側はスペースがそんなに広くないので、窮屈感は否めない。
縦長だがサイズは小さめ。それとコインリターン式だった。ここに来るときは100円玉を用意したい。


出典:東京銭湯ホームページ引用


扉を開けると、やはりとても綺麗なので入った瞬間から気分がいい。
手前側は左がサウナで、右が立ちシャワー。立ちシャワーはハンドシャワーで温度が調節できるので、スーパー銭湯とまったく同じだ。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


真ん中には島カランがあり、その島の左側は休憩用の椅子が背中合わせで並ぶ。
右の間仕切り側にもカランがあったが、スペースの都合上、島と間仕切りの間は狭いので、若干後ろが気になる。
シャワーはハンドタイプで、プッシュ式。時間の経過とともに止まる仕組みだが、かなり長めに設定されているのでストレスを感じさせない。
水質は軟水。シャワーを浴びると滑らかな感覚だった。もちろん、湯船もすべて軟水だ。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲軟水は美人の湯とも言われる


浴槽は左側で、サウナに隣接するのが水風呂。温度は19.8度と細かく表示されていた。2~3人ぐらいが入れる広さだ。


出典:東京銭湯ホームページ引用


その奥は白濁のシルク風呂で、温度は40.9度ほど。4~5人が入れて、深さもちょうどいいので気持ちいい。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲女湯


さらに隣が炭酸泉。
温度計によると39.8度。
奥に湧出口があって、最初は単なるバイブラの白湯かと思った
ただ、しっかり濃度があるので全身を泡で包まれる。しかも軟水だから、かなり質の高さを感じた。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こっちが男湯


そして最後が右側に隣接したジェットバス。ボディジェット、ハイパージェット、電気風呂と1人用が3つ並ぶのだが、ここは温度が41.9度と少しだけ高い。それとジェットバスが最新式の泡立たないタイプだった。この泡立たないジェットバスは圧が強いが、腰まわりを均等に押してくれるので気持ちいい。
電気風呂は、壁に体を預けた高齢者が、電気の刺激に任せて痙攣しており、見た目がかなり怖かった。強さは体感してみたところまあまあ。べらぼうに強いということはなかった。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯


天井は低めで、木目調の内壁と、タイルは波打った白いもの。このデザインは国立市にある鳩の湯と瓜二つというか、そのまんまである。
おそらく委託した設計事務所が同じなのだろう。ほんとうに配置が違うだけという感じだった。
そのため既視感が強く、リニューアルしたばかりなのに、はじめて来たという感じがしなかった。
これを没個性とみるか、完成されたデザインと見るべきなのか。使い勝手は合理的で質が高く綺麗で文句ないのだが、個性は見事に漂白された感じだ。
正直言うと、もう少し経営者の色があってもいいかなと思った。


客層の年齢層は幅広く、親子や若い人もかなり見かけた。刺青を入れた人もいたが、服を着ると普通の気のよさそうなおっちゃんだったので、銭湯では誰であれ絶対に喧嘩しないようにしようと心に誓った。


リニューアルしたばかりということで、とにかく細部に至るまで清潔感に溢れ、すべてが使いやすく温度は適切。
みんなが快適に過ごせる銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 落合
経路 大通りから商店街へ
周辺の環境 住宅街や商店街

●空間演出
建物外観 新しい建物
壁画・眺望 
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 
サウナ あり
温度 39.8~41.9℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり

◆人
受付 70代の女性
客層 年齢層は多彩


【案内】
住所
〒164-0003
中野区東中野3−17−3

電話番号
03-3362-3524

アクセス
総武線「東中野」駅下車、徒歩5分
東京メトロ東西線「落合」駅下車、徒歩5分

休日
水曜

営業時間
15:00−24:30
最終入場24:00

※東京銭湯ホームページ転載

豊玉浴場(東京・新江古田)

2021-04-03 06:46:00 | 銭湯
#豊玉浴場






都営地下鉄大江戸線
#新江古田駅

▲新江古田駅





▲路線図をみると、こんな感じ




▲埼玉の境界あたりにある。横浜からだと、かなり遠いところだ


▲階段をのぼろう




▲のぼった先の左に改札口


▲出た先にある地図をみると、豊玉浴場は右上あたりだ


▲A2出口をめざす


▲強風注意の文字。本当に風が強かった






▲地上に出て右をむいたところ。本来なら正面(写真だと左側)の横断歩道を先に渡れば良かったのだが、この時は気が付かなかった


▲目白通りを練馬方面に向けて(地下鉄を出て右方面に)、真っ直ぐ歩く






▲ここで歩道橋がみえてくるが


▲行きたいのは、左に見えるしゃぶしゃぶ屋さんの方面。先に横断歩道を渡っておけば良かった


▲仕方なく歩道橋を渡る








▲渡りきると、しゃぶしゃぶ屋さんの前にでる


▲しゃぶしゃぶ屋さんとその駐車場の間の道に入る


▲進むと左に小学校がみえてくる


▲小学校沿いを歩き


▲こらへんでストップ


▲右を向いて進む






▲すると左側に銭湯がみえてくる




▲ここは薪で沸かしてるようだ






▲豊玉浴場に到着




▲下足箱




▲上がり口から外をみる


下足箱のスペースは広めになっているので、脱ぎやすい。
靴を預けて中に入ると、建物は古いが、ここはフロントである。
座るのは白髪をたたえた70代ぐらいの女性。愛想がよい方ではないけど、品があって毅然とした感じだ。昭和の女将さんという雰囲気である。
「貸しタオルありますか?」と訊ねると、「この時期(新型コロナが流行中)だからないです」とキッパリ言われ、タオルを購入(250円)することに。
最近はコロナの影響でタオルコレクターになりつつある。
どっちが男湯か左右を確認すると、「男湯は左側です」と言われ、その後に「石鹸とか大丈夫ですか?」と聞かれたので「大丈夫です」と答えたら、一瞬間を置かれて(なにか注意されるかな…)と思ったら、「(備え付けの)石鹸とリンス入りのシャンプーもあるのでお持ちください」と勧めてもらった。左側の棚に置いてあった
せっかくなので、お言葉に甘えてかりることに。


フロント前のロビーは、まさに昭和の自宅である。
テーブルを挟んで対面にソファーが並び、左側には大きなテレビがある。壁に吊された絵が休憩室を取り囲む。ちょっとした豪華さがあり、昭和的なおもむきと家庭的な雰囲気が相まって、今の時代だととても貴重な空間だ。


男湯は案内された通り左側で、のれんをくぐると、やや狭いかなという印象。
天井は折り上げ格天井で、かなり古い建物であることが伺われる。
真ん中には座るテーブル。両脇にロッカーが並ぶ。入り口左側には小さな庭と縁側があって、庭はしっかりと手入れがされていた。
縁側のところには灰皿が置いてあり、横にはトイレもある。
室内はもちろん禁煙だが、ちょっと扉の隙間があればタバコの煙がどうしても入ってくるので、やはり縁側も禁煙にしてほしいところ。
 

浴室の扉を開けると、浴室も全体的にそんなに広くはないが、独特の雰囲気がある。
真ん中に島カランがあるが、その島カランは実質左側のみ(右は奥に2つだけ)
。カランのシャワーは細くて勢いがあるので、顔に当たるとけっこう痛い。個人的には苦手なタイプである。
ただ、浴室に入って左側にある立ちシャワーは湯量がとても多くて使い勝手が良かったので、浴びるなら立ちシャワーがおすすめだ。


左壁にもカランがあるが、右側は手前が寝湯になっていた。
この寝湯は3人ほどが入れるもので、脱衣場側の壁(つまり手前壁)にはアクリル板のショーケースみたくなっていて、その中には大きな冬富士の写真が飾られてある。その下は陶磁器や信楽焼きの狸が置いてあった。
寝湯は薬湯らしく、江戸黒(えどぐろ)というものが使われていた。
江戸黒というのは、銭湯協会公認の入浴剤でゆっポくんの絵も添えられている。


出典:東京銭湯ホームページ引用


名前から想像する通り黒いのかといえば、湯船は黄色。ヒアルロン酸やシルクなど入ってるようで、匂いは控えめ。とても高貴な香り(ドリームリッチナイトという名前だった)がした。
水枕はあったが、こちらは機能していなかった。


浴槽は奥にあって、3つに分かれている。
左にあるのがぬる湯で、“あわあわ”と表記されていた。文字どおり泡尽くしだった。
最初は微細泡による白濁なのかと思ったら、薬湯の入ったステンレスケースが中にあって、その溶けた薬湯をジェットバスで泡立ててるらしい。見た目はどうみてもカルピスソーダだった。
ジェットは体を当てるとかなり強めで気持ちいい。温度も低めだから、ずっと浸かっていたいぐらいだった。水枕もあって、こっちの水枕は生きていた。


真ん中が備長炭の湯船で、白湯の浅浴槽。奥側は半身浴ができるように段差になっている。
温度は44度前後あたりと、そこそこ熱めだ。底には備長炭がギッシリ入った袋が沈んでいた。
最後の右端がショルダージェットと座湯である。こちらも温度は44度ぐらいか。


全体的にみてスペースは狭いけれども、風呂数を増やす工夫がされているのと、壁絵はない代わりに寝湯のところに富士山の写真が張られてあるなど、少々ふつうの銭湯とは違った感じがした。
間仕切り壁のところは緑のタイルが並び、浴室のアクセントとなっている。
天井や壁のペンキは最近塗り直したばかりなのか、とても綺麗だった。
客層はほぼ高齢者だったが若い人も2、3人見かけたのと親子連れもいた。


ここは東京銭湯のホームページでは自己紹介の欄に
一度御入浴下さい。御満足いただけけると思います
と書いてあり、かなり自信のほどが伺えた。それと浴室の写真がネットでは一切見つからなかったので、どんなところなのだろう?と好奇心にそそられて来たのだが、正直に言うと設備自体はほかと比べてそんなに凄いとは思わなかった。
ただ、Googleのクチコミをみると評価がとても高く、そのあたりを考えると、設備というよりもお店の雰囲気がとても良いのかもしれない。
ここのような建物は今の時代だと再現は不可能だし、経営者の感性や美意識が見事に反映されていると感じた。
最近の新しい銭湯は設計事務所が関わっているので完成度は高く間違いないのだが、逆に言えばその経営者らしさがみえなくなっており、面白みに欠ける部分もある。
このように考えると、豊玉浴場のようなオンリーワンの空間こそ、今の時代に求められる場所なのかもしれない。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 新江古田
経路 西北に進む
周辺の環境 住宅、団地

●空間演出
建物外観 宮造り
壁画・眺望 富士山の写真
統一感 あり
置物 絵や観葉植物
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 良い
浴槽の種類 あわあわ、寝湯、ショルダージェット、座湯
サウナ なし
温度 41~44℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 しっかりしてる
清潔さ きれい
貸しタオル なし(購入250円)
備え付け なし

◆人
受付 70代の女性
客層 高齢者


【案内】

住所
〒176-0012
練馬区豊玉北2−7−18

電話番号
03-3992-9024

アクセス
大江戸線「新江古田」駅下車、徒歩5分

休日
金曜

営業時間
15:00−22:30
日曜は8:00−12:00、16:00−22:30

※東京銭湯ホームページ転載

昨年と今年のお花見を比較してみました

2021-04-01 06:43:00 | 日記


今年も桜の季節がやってきました。
昨年度は新型コロナの影響で、いつもとは違う世相がありました。それから一年が経過し、お花見を通してあらためて人の動きや街の変化を見て頂けたらと思います。


2020年3月27日
昨年の中目黒


























この時に撮影したのは朝の8時ぐらいだったのですが、こうやってみると去年はだいぶ人が少なかったことが分かります。
テレビや新聞、ネットなどで情報が押し寄せた時期で、そうした影響が当然あったと思われます。


2021年3月27日
今年の中目黒

















































昨年と同じ日付で、去年は金曜日に対して今年は土曜日だったので正確には同じ状況ではなかったのですが、ここまで人出が違うとは思ってもみませんでした。
ふつうの日常が戻ってきたような錯覚にさえ陥りました。周辺も営業するお店が多く(露天商は相変わらず禁止)、ようやく街に活気が戻ってきたようでした。


2020年3月21日
昨年の代々木公園















去年も当然ながら日本中が自粛ムードに包まれていたのですが、代々木公園はそうした状況とは無縁で、だいぶ賑わっておりました。
これが2019年の写真と言っても違和感がないかもしれません。
みんなが必ずしも一枚岩ではなかったことを物語る景色だったと思います。


2021年3月27日
今年の代々木公園






























今年の代々木公園は昨年度と比べて異例の姿をみせており、宴会を開けないように中には入れない措置を施していました。飲み会をしている人たちも一部でいましたが、それも微々たるもの。
こうした風景が見られるのは、おそらく最初で最後かもしれません。

2020年3月21日
昨年の渋谷










去年の渋谷は、改めてみると、今年とほとんど変わらないことに驚きました。
卒業式を行うかどうか議論になっていた時期ですが、この写真だと袴姿の女性をみることができます。
一部でマスクをしていない人たちもみられ、まだマスク着用が完全に浸透していないことが伺われます。


2021年3月27日
今年の渋谷























今年の渋谷はやはりというべきか、人で溢れかえっていました。
去年も十分多かったのですが、若者が集まる繁華街のところではもはやコロナの影響はたいしたことがないのかもしれません。
コロナを通して政治的な意見対立が見られた一年でしたが、そうした分断が顕著にかいま見れる渋谷は、刺激的で、いつ来ても面白い街です。