銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

相模健康センター(座間・さがみ野)(廃業)

2020-12-12 07:01:00 | スーパー銭湯
座間・さがみ野
#相模健康
センター
2021年1月17日
廃業








相鉄本線
#さがみ野駅


▲相鉄本線のさがみ野駅


▲右にみえるキャラクターは、相鉄のゆるキャラ“そうニャン”




▲路線図をみると、こんな感じ


▲最近は羽沢横浜国立大という駅ができたが、それに伴って渋谷や池袋まで直通で行けるようになった。2022年には新横浜経由で東急まで延伸するらしい。そうなったらかなり便利だろう


▲エスカレーターでのぼり


▲改札口


▲改札口を抜けたところ


▲北口を降りる




▲降りたらバスターミナル


▲ターミナル沿いを歩き


▲右に曲がる




▲まっすぐ歩いて




▲横断歩道も渡り


▲ここで止まると


▲左折する


▲そのまま進む


▲しばし歩いて




▲まだまっすぐ




▲消防団の建物がみえたら立ち止まり


▲右折する


▲子ども公園を横切り




▲大通りにでると、目の前に相模健康センターがみえてくる


▲入り口までぐるっとまわる




▲目の前の横断歩道を右にわたる


▲奥には、山が連なっている。丹沢だろうか?横浜から30分足らずであるが、あっという間に地方に来た気分


▲先ほどの横断歩道を渡り


▲相模健康センターの全景


▲24Hとあるが、今は10:00~23:00まで




▲併設された飲食店




▲コロナの影響がこんなところにも。本体が営業停止のため、もう再開することはないだろう


▲ここのマスコットキャラクターは、ラッコらしい




▲広い駐車場


▲入り口


▲大型銭湯ということで、入れ墨のある人は入れない


▲高濃度炭酸泉があることになっているのだが…


▲中に入ると


▲閉店のお知らせ


▲寄せ書きがあった




▲感謝の言葉が並ぶ。多くの人たちから愛された銭湯だったのだろう。特にサンマーメンは最高だったようだ


▲下足箱のロッカー奥に受付がある


▲受付を済ませて中に入ると、宴会場を備えていた。ここはスーパー銭湯のアイドルこと純烈も来ている


出典:相模健康センターホームページ引用
▲純烈の始まりがこの健康センター系列店だったという。本人たちもこの系列店を原点と述べている


▲近くには懐かしの筐体。すべてスロットゲームである。椅子が折りたたみというチープ感も味わい深い


下足箱は、開店してさほど時間が経ってないにも関わらず、ほとんど空いてなかった。かなり人気のところのようだが、なぜこれほど人気なのに廃業してしまうのだろうか?


奥にフロントがあって、立つのは40代後半ぐらいの女性。
受付前には非接触型の検温機があり、そこで検温をして下駄箱の鍵を渡す。支払いは後払いで、脱衣場ロッカーの鍵を渡される。


出典:相模健康センターホームページ引用
▲この日は、フェイスタオルセットを選んだ。ラッコ会員なら70円安い


男湯はフロントのすぐ横で、のれんをくぐると、ロッカーが無数並んでるが、通路幅が狭いので若干窮屈。
ロッカーすべてには「ロッカーにタオルを掛けるないでください(濡れると錆びてしまうため)」と警告シールが貼られてあった。タオルを掛けてあったら見つけ次第没収し、また新しいタオルが必要なら別料金を徴収しますとある。
中々手厳しい。
脱衣場に入ると、すぐ目の前にビニール袋が掛けられてあって、濡れたタオルはその中に入れる。
ほかにドライヤーはアメニティがしっかり用意されていて、クシはきちんと滅菌処理されている。建物自体は古びているが、運営はかなり細部に気を使っているという印象である。


浴室の扉を開けると、左がトイレで、右が浴室。
浴室に入れば手前右側に、アメニティグッズが用意されていた。
歯ブラシや軽石、頭皮マッサージブラシ、それと体を洗うためのナイロンタオルなど。
最新のスーパー銭湯でもなかなかここまで用意してるところはないだろう。


その横に立ちシャワーが2つ。
左に目を転じると、カランが横列と、左奥は縦に並んでいる。
カランにも備え付けがあって、ここはシャンプー、コンデショナー、ボディシャンプーと、シェービングフォームや固形石鹸まであった。これだけあれば不満を持つ人はいないだろう。
シャワーはそれぞれ微妙に勢いや拡散具合が違うのだが、だいたい使いやすいと感じた。


入り口に視点を戻して浴室全体を眺めると、立ちシャワーの奥にバイブラの湯がある。こちらは36℃とかなりぬるめ。
最初は温度が分からなかったので、足を突っ込んだらあまりのぬるさに驚いた。
ここはサウナから出たときに体温を整えるのにちょうどいい案配で、ちょっとした水風呂替わりになるかもしれない。
ずっと入っていられる温度だから、何も考えずにボーと過ごすのにも最適。ただ、出たときはやはりちょっと肌寒かった。
バイブラ湯の端っこに電気風呂がある。


出典:相模健康センターホームページ引用


出典:相模健康センターホームページ引用


バイブラ湯の隣(奥)にハイパージェットの浴槽。こちらも温度が低めで、39℃ぐらいか。


出典:相模健康センターホームページ引用


目を転じて、今度は左側の浴槽をみるとカランの横に、薬湯がある。
中に入ってみると、どうやら元々高濃度炭酸泉だったらしく、6月に故障して以来、薬湯の日替わりになっているという。
こちらは元炭酸泉ということで、38℃と、またもやぬるめ。


出典:相模健康センターホームページ引用


日替わり湯の隣が水風呂で、こちらは水温が低めの15℃。元々、健康ランドは刺激強めなので、サウナブームに乗っかったというよりも、はじめからこれぐらいだったのかもしれない。


出典:相模健康センターホームページ引用


水風呂があるということで、もちろんサウナも横にある。
二重扉ではなかったが、熱気が強いので開閉が頻繁にあっても温度の低下は気にならなかった。
中に入ると左手前に尻敷きタオルがあり、はじめから大きなタオルは敷いてあるのだが、その上にさらに敷くもの。このあたりも徹底してるなと感心した
広さはふつうで、ほかのスーパー銭湯と同様にテレビがあるので、日曜日の安穏とした番組が流れていた。


出典:相模健康センターホームページ引用


そして浴室一番奥にあるのが、効仙薬湯と呼ばれる漢方の薬湯で、こちらは長年の研究開発をうたっているだけあってか、たしかに今までに嗅いだことのない独特な臭いがした。
ただ、これは人によって好き嫌いが分かれそうである。濃厚な茶色で、クリーミーな肌触り。相当な量を溶かしているのだろう。
温度は41℃ほどと適温で気持ちいいが、問題も…。


出典:相模健康センターホームページ引用

じつは純烈のインタビュー記事でも書かれてあるのだが、局部が痺れる薬湯として有名らしく、恥ずかしい話、自分も局部にピリピリと痛みを感じた。慣れれば平気になるそうだが、正直言うとちょっと辛い…


ここまでが室内で、効仙薬湯から向いて右側に進むと露天風呂がある。ただし、昨今のスーパー銭湯のような広い露天風呂ではなく、室内の半分も満たない広さ。最近のスーパー銭湯と比べたらかなり狭いところである。
入って左に腰掛け湯があって、背中部分に丸い先端の突起が複数取り付けられていてる。ツボマッサージを兼ねたものなのだろうけど、痛くて背中を預けられない。温度も低く、あまりいいものとは思えなかった。


出典:相模健康センターホームページ引用


真ん中奥はカランが並び、そのカランを取り囲むように外気浴用の椅子が並ぶ。カランの頭上にテレビがあるから、それを見られるようにした配置だ。
その露天スペース右側に、ここの目玉というべき草津温泉がある。
この草津温泉はかなり本格的で、硫黄の臭いがガッツリするうえ、日本一清潔な草津温泉と誇らしげに掲示してあった。
足を入れるとちょっと熱めの42℃。
草津湯は酸性の強い銭湯と紹介されていたが、ここも酸性度が高いらしく、熱いというかまたしても局部が焼ける感じでこれはヤバいということですぐにあがった。残念ながらここのお湯は自分の体質に合わないものらしい。ただ、これほど本格的な草津湯を再現してることは驚いた。
一円玉を1週間放置しとくと溶けてなくなるらしい。恐るべし草津湯。


出典:相模健康センターホームページ引用


こんな感じで、建物が広い割には、意外と浴室はそんなに広くなかったのであるが、細かいサービス、泉質への強いこだわりは特筆すべきものがあった。
入浴客も非常に多くて、帰りも下駄箱難民(空いてる下駄箱を探す人)を何人も見掛けた。閉店するには惜しいところである。


ところで、銭湯には健康ランドとスーパー銭湯と、通常の銭湯という分類があるが、ここを健康ランドにするかスーパー銭湯と分類するか迷ったものの、結局めんどくさいのでスーパー銭湯に分類した。
世間一般では大規模浴場がスーパー銭湯で、町中にある小規模が銭湯という分類になっているが、じゃあ健康ランドは?と考えたら、単なる昔の呼称でしょうと言うしかないのである。
そのような古い時代の名称を今日まで継承してきた相模健康センターであるが、一つの時代が終わるように2021年1月に幕を閉じる。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 さがみ野
経路 住宅街の中へ
周辺の環境 住宅街

●空間演出
建物外観 古い建物
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 ふつう
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 草津温泉、薬湯、日替わり湯、バイブラ、ハイパージェット、電気風呂、腰掛け湯、水風呂
サウナ あり
温度 36~42℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(円)
備え付け あり

◆人
受付 40代の女性
客層 多彩


【案内】

所在地

神奈川県座間市東原3丁目23-1
相鉄線さがみ野駅北口より徒歩6分

営業時間

午前10:00~23:00迄(入浴は22:30迄)

路線バスをご利用の際は

神奈中バス さがみ野 → 相武台前駅行き「下栗原」バス停前

電車をご利用の際は

相鉄線「さがみ野駅北口」下車徒歩6分
(横浜より海老名に向かって右側の改札口を出てください)

※相模健康センターホームページ転載

君の湯(東京・新大塚)

2020-12-08 06:40:00 | 銭湯
東京・新大塚
#君の湯






東京メトロ丸ノ内線
#新大塚駅

▲新大塚駅


▲路線図をみると池袋の隣。JRの大塚駅とは少し離れている




▲改札口方面に歩く


▲改札口を抜けたところ


▲地図をみると、こんな感じ。新大塚駅は初めて降りたところなので、いまいちよく分からない


▲エスカレーターであがると


▲ここにでる。出口の裏側まで進むと


▲左に横断歩道があるのでエイブルのところまで渡る


▲渡ったところ。そのまま突き進む


▲分かれ道は右側


▲そのまま進んで






▲鈴木信太郎記念館を横切る


▲有名な画家さんらしい




▲左折して




▲まっすぐ行けば


▲大通りにでる


▲ここを右にまがる


▲あとはまっすぐ進むだけ




▲もうみえてくる




▲両脇にコインランドリーとは珍しい




▲駐輪場もある


▲到着


入り口に入ると、足取りの覚束ない高齢者とちょうどぶつかった。
こちらをしきりに気にしてたが、入り口が狭いためだろうか?
下足箱に靴を預けて中に入れば、目の前がロビー。右にフロントの受付がある。形式的にはフロントだが男湯側に限っては真横があいているので(つまり脱衣場が丸見え)、実質番台みたいなものか。


出典:東京銭湯ホームページ引用


対応してくれたのは、60代後半ぐらいの女性。
貸しタオルありますか?と訊ねると、「ハイハイハイ、ありますよ」という感じで素っ気なく、決して愛想はよくないのだが、ただ悪い感じはしなかった。
「下駄箱の札を出してください」と言われて札を渡す。帰りにタオルと交換する。ついでに「石鹸とか中にありませんが、持ってきてますよね?」と聞かれて、「はい(嘘)」と答えたら、「中にはシャンプーとかありませんからね」と念を押された。とりあえず確認したぞということだろう。


ここはほかの銭湯と決定的に違うところがあって、実は非組合銭湯なのである。
組合に加入してないから、当然共通券も使えないし、組合が開催するイベントにも参加しない。
ちなみに加入してないのがどれくらい珍しいかというと、個人経営の銭湯は99%加入しており、加入してないのは1%だけ。つまり君の湯がその1%に当たる。
組合に加入してると値段の上限が決められているが、ここは束縛されないため自由に料金設定ができる(組合加入店も建前上は安くできるらしいのだが、実際はみんな足並みを揃えている)。
組合に加入してるところだと東京で470円だが、ここは430円。40円安い。他にも非組合の浴場施設があるが、大抵は温泉施設かスーパー銭湯の大規模浴場で、ここは一般の銭湯となんら変わらない。
なので、なぜ非組合なのかは分からないが(組合のメリットはかなりある)、あまり拘束されたり群れたりするのが嫌いなのかも? はじめから非組合ではなく元々は組合に加入してたが途中で脱退したようである。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲(有)君の湯である


男湯は右側で、ののれんをくぐると、脱衣場も特に変わった様子は見あたらない。
右壁にロッカーがあり、真ん中に座るテーブル。片隅に洗面台と体重計が置いてあった。つまり典型的な“銭湯”である。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


さっそく浴室の扉を開けると浴室はかなり綺麗だ。一瞬最近リニューアルしたところなのだろうか?と思うほどだった。
ただ細かく見れば経年劣化もみられたので、古いけど清掃にはかなり力を入れているようだ。


設備はというと、真ん中に島カランがあり、左右の壁にもカランが並ぶ。シャワーは思いのほか熱かったが、勢いに問題はなかった。立ちシャワーは手前左右に一つずつある。


浴槽は奥にあって、2つに分かれている。右が深浴槽で薬湯(じっこう)。
温度は43~44℃ぐらいか。
左が主浴槽の白湯で、温度ははやり薬湯と同じぐらい。こちらは浅浴槽である。
バイブラやジェットを備え、最初は熱く感じたが慣れれば問題なし。


壁絵は富士山の絵で横の壁手前まで描かれている。左の間仕切り壁のところはタイルによるモザイク絵だった。


客層は主に高齢者で、80代ぐらいが多くみられた。みんな顔見知りらしく、出て行くときは必ず挨拶を交わしていた。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 新大塚
経路 南西に向かう
周辺の環境 住宅街

●空間演出
建物外観 宮造り
壁画・眺望 
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 ふつう
シャワーの出 ちょっと熱い
浴槽の種類 薬湯、ジェット
サウナ なし
温度 43℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ 浴室はすごく綺麗
貸しタオル あり(0円)
備え付け なし

◆人
受付 60代ぐらいの女性
客層 高齢者


【案内】
住所
文京区大塚6-10-9

休業日
土曜日

営業時間
15:00~23:30

電話番号
03-3941-9234

【入浴料】大人420円、中学生300円、小学生150円、小人(6才未満)50円
(※値段は改定前の価格です)

※東京銭湯ホームページ転載

間門湯(横浜・本牧)

2020-12-05 07:38:00 | 銭湯
横浜・本牧
#間門湯







JR京浜東北線
#根岸駅

▲JR京浜東北線の根岸駅


▲近くには製油所があるので、こうした電車が止まっている







▲一度のぼり




▲また下がる


▲改札口


今回むかうのは本牧という場所なのだが、根岸駅から歩くと30分近くかかるので、今回はバスで行くこと。



▲乗るのは101系統の保土ヶ谷車庫前行


▲①番のりばにむかう


▲案内板のすぐ横にある横断歩道を渡り


▲一番手前の左にある




▲本数はまあまあ


▲バスが到着


そしてバスに揺られること6~7分



▲東福院前というところで降りる(実際はステーキガスト前)。この写真の右側にすでに間門湯の煙突が見えているので、あとは道路を渡るだけだ


▲前に歩いて


▲消防署を横切り


▲右の横断歩道を渡る


▲横断歩道を渡り


▲右に進めば


▲間門湯がある。到着


▲見るからに古い建物



▲ここは季節により営業時間が変わる


▲さび付いた煙突。奥には薪が置かれてある。ずっと薪で焚いてきたところなのだろう




▲お洒落なのれん。ホームページもあるので若い人が携わっているのか?


▲中に入るとこんな感じ


ゆっくりと扉が開けられると、顔をのぞかせたのは80代ぐらいの女性。かなり腰が曲がっていて、扉を開けるのも億劫そうだった。
開店前に待っていたお客さんは懇意らしく、まるでやるのが当たり前かのように自然と中にあった暖簾を手にして玄関前に掛けていた。
そんな様子を眺めながら掛けられたばかりののれんをくぐると、下足箱は男女に分かれていて、右側が男湯だ。
扉が開けっ放しだったので、このままでいいのかな?と思いつつ、中に入ると女性店主から「扉を閉めてください」と注意される。


▲中をのぞくとこんな感じ。男で客は自分ひとりだった


扉を閉めると、「貸しタオルありますか?」と尋ねたが返事はなし。そのかわり腰が痛いのか苦しそうに呻いていた。
黙ってしばらく様子を伺ってると「せっけんとか大丈夫ですか?」と逆に聞かれて、どうやら貸しタオルはあるようだった。
「大丈夫です」と言って、お金を支払う。横浜市の入浴料は最近値上がりして490円だが、貸しタオルは無料だった。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


脱衣場はとにかく古くて、なかなかお目にかかれないビンテージぶりだ。
椅子は対面に並び、腰掛け部分にはタオルが敷かれてある。
坪庭と呼ぶべきなのか、外に囲むようにテラスがあり、そこに無数の椅子が並んでいた。トイレはそのテラス側の外にあるのだが、なんと道路から丸見え。
たぶん私有地だから他人が入ってくることはないだろうけど、服を着てる段階で済ませたほうが無難か。


ロッカーは入って右側にあって、上には常連客たちの私物がギッシリ置かれてある。全体的に小物が多いせいか、若干雑然とした印象だ。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用



出典:間門湯ホームページ引用


出典:間門湯ホームページ引用


浴室の扉は木枠のガラス扉になっており、開けて中に入れば古い銭湯らしく小さな空間。真ん中には島カランがあるが、シャワーはなし。
左右の壁にもカランがあり、こちらはシャワー付きだった。おそらく後付けで作られたものだろう。
右手前に一つだけハンドシャワーがあったが、立ちシャワーのような設備は勿論ない。
お湯の勢いはふつうで、古い銭湯にありがちな故障中や水漏れはなかった。またカランがかなり綺麗だったので最近交換したのかもしれない。
入ってすぐ右側のところには石鹸やシャンプーが無数に並べられ、常連客たちが浴室にまで私物を置きっぱなしにしてるようだ。もう完全に自宅の風呂みたいなものなのだろう。


浴槽は奥にあって、2つに分かれている。底でつながっているので実質一つの湯船。
薬湯で薄緑色をしていた。
バイブラやジェットなどはなく、単に浅いか深いかだけ。潔いまでにシンプルである。というか昔の銭湯はみんなこんな感じだったのだろう。右が浅浴槽で、左が深浴槽。
温度は熱めで、右が46℃ぐらい。左がさらに熱くて47℃ぐらいか。これぐらい熱いと肌が赤くなる。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


女湯は開店前から待ってる女性がいたが、男はまったくいなかったので久しぶりに一番風呂に入ることができた。
途中で入ってきたのは、50代ぐらいと20代半ばぐらいの男性。意外と若い人もくるようである。


壁絵は、古典的なペンキ絵であるが富士山ではなくどこかの海岸。その下にはクラフトタイルのモザイク画で、西洋のお城が描かれていた。浴槽の壁面もモザイク画で波があしらわれている。
間仕切り壁にはタイル絵。その間仕切り奥には、四角形の時計が置いてあり、ずいぶん珍しい形状をしていた。
全体をみるとかなり装飾に力を入れており、開店当時としては極彩色あふれる華やかな銭湯だったようだ。
全体的に浴室はブルーで統一されていて、天井は高いのでさほど窮屈な感じはしなかった。


外観から見ての通りかなり老朽化が目立つ銭湯ではあるが、どことなくかつての栄華と常連客たちからは大切にされてる雰囲気を漂わせており、そのレトロさと愛嬌さは印象に残る銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス 
最寄り駅 根岸
経路 根岸駅から東に進む
周辺の環境 住宅や飲食店

●空間演出
建物外観 レトロ
壁画・眺望 ペンキ絵やモザイク画、タイル絵
統一感 あり
置物 小物
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場兼
脱衣所 古い
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 薬湯
サウナ なし
温度 46~47℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 マイペース
清潔さ きれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け なし

◆人
受付 80代ぐらいの女性
客層 中年や若者


【案内】

住所
〒231-0825 
横浜市中区本牧間門32-8

電話
045-621-0381

営業時間
1月~5月、10月~12月 15:00~21:00 6月~9月 16:00~21:00

定休日
毎週土曜日

※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載

東宝湯(東新宿・東京)

2020-12-01 06:42:00 | 銭湯
東新宿・東京
#東宝湯







都営地下鉄
#東新宿駅


▲東新宿駅


▲地図をみると今はここ。ざっくり言えば左に行く


▲島崎藤村はこの近くに住んでたようだ


▲右上をみれば歌舞伎町


▲新宿駅からもそこそこ近いけど、やはり東新宿駅から来るのが正解だろう。周辺には新宿の名のつく駅が無数にある


▲出て左側に進む。セブンイレブンがある方面。道路を隔てた右手にスクエアエニックスの本社がみえる


▲まっすぐ進んで






▲ここでストップ


▲左に曲がる


▲しばらく真っ直ぐ歩き


▲この分かれ道もまっすぐ








▲質屋さんがみえてきたら


▲左折する


▲曲がったところ


▲すぐ右




▲あとはそのまま進めば




▲東宝湯の目の前にでる






▲ずいぶん派手な色の手すりだ


▲入り口前には特徴的な坂


▲入り口


▲坂の上からみる


▲坂をのぼると


▲梯子坂という名前らしい。新宿や四谷は坂道の宝庫である


▲振り返る。ドラマの撮影でも使われることがあるらしい


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲到着


入り口の中に入ると、玄関とロビーは一体になっていて、すぐ目の前がフロント。左に下足箱がある。そのためかスペースは窮屈だった。
受付に座るのは60代後半ぐらいの女性で、前回来たときとは違う印象。べつの人に変わったのかもしれない。
そのフロント横に立つのは20代後半あたりの若い男性。その男性も受付をしていて、むしろその男性の方が積極的に対応をしていた。話し方は快活で丁寧。とても感じが良い。
貸しタオルを尋ねると「はい、あります。入浴料が470円でタオルが20円で合計490円になります。使い終わったらこちらにお戻しください」と案内もきめ細かい。なかなかここまで案内してくれる銭湯は少ない。


出典:東京銭湯ホームページ引用


男湯は左側で、脱衣場に入ると入り口と違ってやや広めである。狭いと服を脱ぐときにストレスなので、脱衣場が広いのはありがたい。
入ってすぐに常連客らしい男性から「暑いですねぇ~」と声を掛けられた。少し世間話をした程度だったが、このあたりは昔ながら声を掛け合う文化があるようである。


脱衣場の中は、真ん中に座るテーブルがあって、左手前にはマッサージチェア、左隅っこに血圧計がある。



出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴室の扉をあけると、浴室自体はそんなに広くはないが、島カランが二つと、左右壁にもカランがあり、左片隅に立ちシャワーが一つ。
カランの数自体はそんなに多くなく、入浴客が多いとどうしても密着する感じになるかもしれない。
ここのカランは首がまわる古いタイプだったが、とにかく勢いが良くてほかの銭湯と比べてもとても使い勝手が良い。


ただ注意すべき点があって、浴室の扉が勝手に閉まらないタイプであることだ(半自動扉ではない)。
扉の開け閉めはけっこう気にする年配客がいるので、ちゃんと確認したほうがいいだろう。開けっ放しにするとべらんめい調で怒られてしまう。


浴槽は奥にあって、2つに分かれている。
右が主浴槽で、薬湯。この日はドクダミエキス入りの薬湯だった。名前の通り毒々しい?茶色と黄色を混ぜたような蛍光色をしていた。
右側がバイブラで、4~5人は入れそうなスペース。
その主浴槽の中の左側は、片隅にハイパージェットとミクロンバイブラ、ボディージェットが並ぶ。
ミクロンバイブラはもはやバイブラというよりも噴水みたいな感じで、腰を沈めると飛沫が顔まで飛んでくるので落ち着かない。
温度は43℃ぐらいでちょっと熱いけれども、気持ちよく入ることができた。


出典:東京銭湯ホームページ引用


そのお隣にあるのが白湯のバイブラ。端っこに備長炭が入れられていて、柔らかな泉質を楽しむことができる。温度はかなり低く、40℃まであったかどうか。なので、熱いのが苦手な人もここなら入ることができるだろう。


客層はほぼ高齢者ながら、一部若い人も見かけた。客同士で話してる人もいたが、基本みんな静か。


歌舞伎町に近いということでヤンチャな人も多いかと思ったけど、どちらかというと地元の人たちが主な客層かもしれない。
全体的に老朽化した部分もみられたが、しっかり清掃されており、とても清潔感ある銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 東新宿
経路 住宅街の中へ
周辺の環境 住宅、坂

●空間演出
建物外観 マンション
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 やや広め
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 薬湯、バイブラ、ハイパージェット、ボディージェット、ミクロンバイブラ、備長炭
サウナ なし
温度 40~43℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 とても良い
清潔さ きれい
貸しタオル あり(20円)
備え付け あり

◆人
受付 60代の女性と20代の男性
客層 高齢者がメイン


【案内】

住所
〒160-0022
新宿区新宿7−11−5

電話番号
03-3232-2641

アクセス
都営大江戸線「東新宿」駅下車、徒歩3分

休日
金曜・第1木曜

営業時間
15:00−24:00

※東京銭湯ホームページ転載