銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

小杉湯(東京・高円寺)

2017-07-20 07:25:13 | 銭湯
●東京都杉並区高円寺・小杉湯
 


■新旧が融合する銭湯

JR高円寺を降りると、商店街を7~8分ほど歩けば小杉湯に到着する。
80年近い歴史のある銭湯で近年リニューアルされたとあって、古さと新しさが見事両立した素晴らしい銭湯だった。



▲高円寺を降りて




▲こっちの商店街の方へ




▲商店街から抜けた道を歩くと




▲小杉湯に到着




■地域の特徴を活かした銭湯

この銭湯は知り合いが教えてくれた銭湯で、たまたま新宿に用事があったので、ついでということで高円寺までやってきた。
高円寺自体はかなり久しぶりだったので、どんな場所だったかすっかり忘れていた。ほぼ初めて来た感覚で街を散策する。


小杉湯は商店街を歩いてちょっと外れたところにあるため、周囲はとても静かな環境である。
訪れたのは開店直後だったが、すでにけっこうな数のお客さんが入っていた。


自動扉を開けると、最初に目に飛び込んでくるのが、芸能人の色紙やテレビ、雑誌などに紹介されたポスターなど。それらがフロント前にところ狭しと張ってあった。
それとこの銭湯の特徴になるのが、フロント横にある休憩所兼ギャラリーである。この日は「猫と遊ぶ」と題されたもので、猫の写真がたくさん飾られてあった。
こういうギャラリーが可能なのも、高円寺という地域性ゆえという気がする。


■新旧の使い分けが巧みな銭湯

フロントに座るのは、60代半ばぐらいの女性。対応はとても良かった。
お金を支払って男湯の方に入ると、それなりの広さがある脱衣場。際立った特徴はないが、設備は新しく、とてもきれいだった。
ただ部屋の隅っこにはアンティークのような体重計があったり、天井を仰ぎ見れば格天井だったりと、歴史の遺産として残すべきものは残し、新しく取り入れるべきは新しくするという、店主の審美心を感じさせた。
このあたりの選別は非常に巧みである。 


■ありそうでなかったサービス

服を脱いで浴室に入ると、浴室もまたすごくきれいな浴室。ほかの銭湯と比べて少し広いかもしれない。
 

右手手前に立ちシャワーが二つある。一つは、固定で、もう一つはハンドシャワー。
カランは、島が二つと、左右の壁にもカランが並ぶ。それと島カランの端には、足洗い用のハンドシャワーまであった。


浴槽は、奥にL字となっていて、左側が緑茶でハイパワージェットとボディジェットが各一つずつと、隣が日替わりの薬湯。この日は漢方だった。それとさらに隣が小杉湯自慢のミルク湯。そして手前側になるのが水風呂だ。


この銭湯のなにが凄いかというと、温度設定がコンマ以下の数字まで細かく表記されてあることである。
これはありそうでなかったなかったサービスだ。
他の銭湯だと入ってみなければ熱さが分からないので、ここだと事前に確認して入ることができる。


■納得の混雑ぶり

それともう一つ嬉しかったのは、備え付けである。ボディーシャンプーとシャンプーがあるのは他の銭湯でもたまに見かけるが、ここはそれに加えて石鹸まで用意されている。
顔を洗ったりする部分洗いだと、やはり一番使い勝手が良いのは石鹸である。この気遣いは素晴らしい。


あとは説明や注意喚起のポスターが、独自のイラストで作られているのも何気にスゴい。これもお客さんからすれば大したことじゃないだろうが、お店側からするとかなりの労力だろう。
他の銭湯だと、だいたい組合が用意したポスターを張るだけなので、こういう作成にもこだわってるところに感心してしまった。


こうした細部へのこだわりが銭湯全体を通して徹底しているので、お客さんの数が半端なく多いのも、大いに納得である。
開店間もなくですら人が多いなと思っていたが、時間が経過するうちに続々と入浴客がやってきて、しまいにはカランと浴槽がほとんど入浴客で埋まるという、他の銭湯ではありえない光景が広がっていた。
それだけに、途中で人の多さにうんざりしてしまったが、銭湯としての完成度を考えると当然の活況と言えるだろう。


【評価チェック箇所】
▼アクセス 
最寄り駅 高円寺駅
経路 商店街を歩く
周辺の環境 住宅
●空間演出
建物外観 新しい建物ながら破風造り
壁画・眺望 富士山
統一感 あり
置物 特になし
照明 明るい
★設備
休憩所 ギャラリーにもなっていて、マンガ本も充実している
脱衣所 そんなに広くはないが、とてもきれい
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 ハイパワージェット、ボディージェット、薬湯、岩盤、ミルク湯、水風呂
サウナ なし
温度 41℃、42℃、44℃
棚 あり
男女入れ替え なし
■サービス
接客 よかった
清潔さ とてもきれい
貸しタオル あり
備え付け あり
◆人
受付 60代ぐらいの女性
客層 中高年から若い人まで多様


【案内】
住所
〒166-0002
杉並区高円寺北3−32−2
電話番号
03-3337-6198
アクセス
中央線「高円寺」駅下車、徒歩5分
休日
木曜
営業時間
15:30−25:45



【お知らせ】横浜市内すべての銭湯を巡り終えました

2017-07-17 15:44:33 | お知らせ
2017年度の横浜市内で営業しているすべての銭湯を巡り終えました。

春先で廃業してしまったり、休業中だった銭湯は残念ながら巡れませんでしたが、その他の銭湯は「神奈川公衆浴場業生活衛生同業組合」ホームページを基に訪れています。
もしも横浜の銭湯をご利用の方は、参考にして頂けたら幸いです。

以下、神奈川公衆浴場組合から転載したものに基づき、訪れた銭湯と廃業したリストを作りました。

(2017年6月時点)
★【鶴見区】17→15
●澤の湯
●矢向湯
●平安湯
●冨士の湯
●潮田湯
●朝日湯
●竹の湯
●第二峯の湯
●第二岡の湯
×千代の湯 休業
●清水湯
●翠湯
●寿湯
×御幸湯 廃業
●宮下湯
●いやさか湯
●安善湯

★【瀬谷区】1
●ファミリーアイランドさくらゆ

★【神奈川区】7
●鷲の湯
●福助湯
●反町浴場
●徳の湯
●千代田湯
●親松の湯
●井川湯

★【西区】6→5
●萬歳湯
●朝日湯
●中乃湯
×太平館 廃業
●松島館
●記念湯

★【港南区】1
●港南泉

★【金沢区】3→2
×能見堂赤井温泉 廃業
●亀遊館
●みなと湯

★【戸塚区】1
●矢部の湯

★【港北区】9→7
●福美湯
●富士乃湯
●日吉湯
×藤の湯 廃業
×綱島ラジウム温泉 東京園 廃業
●太平館
●草津湯
●旭湯
●しのぶ湯

★【中区】11→9
●辨天湯
●利世館
●本牧ゆあそび館
●泉湯
●小山湯
×山元湯 廃業
●恵びす温泉
●間門湯
×翁湯 休業
●さくら湯
●いなり湯

★【泉区】1
●葛の湯

★【保土ヶ谷区】4
●第二常盤湯
●上星川浴場
●喜久の湯
●黄金湯

★【緑区】1
●中山浴場

★【南区】8
●仲乃湯
●中島館
●中村浴場
●松美湯
●桜湯
●横浜天然温泉くさつ
●永生湯
●永楽湯

★【磯子区】7→6
●天神湯
●第二江陽館
●杉田湯
×桜湯 廃業
●鯉の湯
●金晴湯
●ゆーらんど新世館
●ねぎしの湯 大盛館

合計77→68


訪れた銭湯のには色々な思い出があるのですが、ここではその思い出をランキング形式で改めてご紹介したいと思います。
あくまでも独断と偏見に基づくものなので、そのあたりは御了承ください。

【めちゃくちゃ熱かった銭湯】
銭湯といえば熱いお湯を思い浮かべる方が多いかと思いますが、横浜の中でも特に熱かった銭湯をご紹介したいと思います。

1位 第二峯の湯
2位 第二岡の湯
3位 安善湯、第二江陽館

1位の第二峯の湯は常識を越える熱さでした。ここほどの熱さなら、たぶん日本で一、二位を争う熱さではないかと思います。
安善湯、第二江陽館はまだ入れる湯船があったので一般の人にもおすすめできますが、峯の湯、岡の湯は相当な覚悟がないと入れないと思います。


【趣のある銭湯】
銭湯といえば、そのノスタルジックな雰囲気に惹かれる方も多いかと思いますが、ここでは昔の姿を残したまま営業している銭湯を紹介します。

1位仲乃湯
2位安善湯
3位いなり湯、清水湯

間違いなくお勧めしたいのが、仲乃湯。外見も中も文句なくノスタルジックな建物でした。
安善湯も絢爛さこそありませんが、細分に至るまで昭和のセピア色に染まった銭湯です。
清水湯は浴室こそふつうの銭湯ですが、外見はなかなかお目に掛かれない貴重な建物でした。
それと、いなり湯。中がごちゃごちゃした銭湯でしたが、ここも面白い銭湯です。


【うれしい接客】
銭湯といえば、接客も重要なサービスの一環だと思います。
個人的に嬉しかった接客は、以下の通りです。

1位 矢向湯
2位 仲乃湯
3位 朝日湯

素晴らしい対応をしてくれた銭湯は沢山ありましたが、とくに印象的だったのが矢向湯。
ここのご夫婦は、両人とも理想的な接客対応でした。
それと仲乃湯は建物に注目が集まりがちですが、接客も素晴らしかったです。
朝日湯はどちらかというとざっくばらんな対応ですが、店主の大らかさに居心地の良さを感じさせてくれました。


【個性的な銭湯】
銭湯といえば、何よりもその魅力は個性にあると思います。その個性を発揮してた銭湯は以下の通りです。

1位天神湯
2位井川湯
3位親松の湯

特に記憶に残ったのが天神湯。昭和ロマンという言葉がピッタリな銭湯でした。
井川湯は、創業が大正時代らしく、横浜随一の小ささ。本当に古い銭湯というのは、まさにこうだったんだなと感慨にふけること間違いなしの銭湯です。
親松の湯は、松の木が目印。旅館のような建物で、なんともいえない雰囲気のある銭湯でした。


【ファミリー向けの銭湯】
銭湯といえば、なかなか小さな子どもを連れて行きにくいと思うのですが、子どもでも入れる銭湯がこちらです。

1位ファミリーアイランドさくら湯
2位いやさか湯
3位富士乃湯、葛の湯

文字通りファミリー向けなのが、ファミリーアイランドさくら湯。ここは年配客も多いのですが、清潔感があってスペースが広く、子どもにとっても理想的な銭湯です。
いやさか湯は、どちらかというとミニスーパー銭湯のようなところですが、横浜市内の中では、ここほど子どもたちの姿を多く見た銭湯はありませんでした。
それと富士乃湯。ここは金魚や鯉の泳ぐ水槽が、目を楽しませてくれます。受付の若い女性も対応がよく、子どもだけでなく広い世代にもおすすめです。
葛の湯は、いわゆる健康ランド的な存在なので、銭湯に馴染みのない人でも入りやすい銭湯だと思います。


【静かに過ごせる銭湯】
あまり人が多く騒がしいと嫌だという人向けの銭湯です。
閑散としてるどころか貸し切り状態にもなった銭湯もあります。

1位安善湯
2位井川湯
3位福助湯

安善湯は、帰りに店主も含め、自分以外は誰一人としていないという貴重(?)な経験をした銭湯でした。
井川湯は先客こそいましたが、途中は完全な貸し切り状態。それと小さすぎる浴室もかなり衝撃的でした。
福助湯はそんなにずっと一人ぼっちではなかったのですが、かなり閑散としてる印象の強い銭湯でした。


【下町らしい銭湯】
銭湯に相応しい場所といえば、まさに下町。そんな下町とよく似合う銭湯はこちら。

1位宮下湯
2位間門湯
3位太平館

鶴見の生麦にある宮下湯は絵に描いたような下町の銭湯という感じですが、銭湯自体はとてもシンプルで、店内の雰囲気も素晴らしかったです。
間門湯は、ここほどお客さんから愛されている銭湯はないと思いました。入浴客はご老人ばかりですが、そうした入浴客ともよく似合う銭湯です。
太平館も古く味わいのある銭湯です。特に入り口が町とよくとけ込んでいて、ドラマに出てきそうな雰囲気でした。


【総合的におすすめ】
総じてバランスの取れた銭湯は、誰にでもおすすめしたい銭湯です。

1位鷲の湯
2位ねぎしの湯 大盛館
3位中島館、本牧ゆあそび館

鷲の湯は唯一すべてが揃った銭湯といえると思います。ちょっと熱めの白湯にラジウム温泉(北投石)、露天風呂、ジェットバス、電気湯、サウナ、男女入れ替え、備え付け、食堂。
ここが銭湯のオールアバウトを知る教科書的な存在だと感じました。
ねぎしの湯や中島館はミニスーパー銭湯的ですが、統一感があり清潔で、接客も素晴らしく、欠点の見あたらない銭湯です。
本牧ゆあそび館はダブル料金制ですが、経営者の意識の高さを感じさせる銭湯でした。


ほかにも素晴らしい銭湯が沢山あったのですが、どの銭湯でも同じ銭湯は一つもなく、みんな楽しい思い出ばかりでした。
横浜だと洗練されたイメージがありますが、こと銭湯になるとそうでもなく、むしろ田舎っぽいところが多かったかな?という印象です。
こういう気取らないところが横浜の良さだと感じました。
横浜を訪れる機会がありましたら、是非とも横浜の銭湯に入ってもらいたいなと思います。

旭湯(横浜・日吉)

2017-07-17 15:19:17 | 銭湯

東急東横線日吉駅を降りて武蔵小杉方面へ線路沿いを歩くこと10分。住宅街の中に旭湯がある。
こじんまりした銭湯ではあるが、とても清潔感のある落ち着いた雰囲気の銭湯だった。



▲日吉駅


▲駅前には慶應大学がある




▲サンロードを通り




▲武蔵小杉方面に向けて線路沿いを歩く




▲下ってすぐのところを左折


▲するとコインランドリーがみえてきて


▲旭湯に到着


▲店前には薪。薪が入り口前にあるのは初めてみた


下足箱に靴をあずけて中に入ると、受付はフロント。40代ぐらいの女性が座っていた。対応はとても丁寧。帰りのときは、刺繍をしていた。


フロント横には休憩室。テレビは野球を放送してて、二人ほどの入浴客が食い入って見ていた。


脱衣場に入ると、小さなスペースながらきれいに整えられている。それと、ロッカーが不思議な配置で面白い。
体重計がなぜか三つもある。


浴室は、やはりそんなに広くないが、とにかくきれい。
配置は、手前右側に立ちシャワーが2つで、左には水風呂、その隣にサウナの入り口。サウナの入り口前が露天風呂の出入り口になっていた。
カランは、島カランが一つあって、両壁にもある。


奥にある浴槽は、6対4の割合。6がバイブラ、超音波。4がボディージェットだ。
温度は、温度計を信じると44℃。露天が43℃。


それとここの特徴としては、すべてのお湯が薬湯になっていた。
室内はバスクリンみたいなグリーン色で、露天風呂はラズベリー。すべてが薬湯というのは珍しい。


客層は中高年。こうした場所なので、ほとんどは地元客だろう。
ここらへんの客層だと日吉か武蔵小杉あたりになるのだろうか?


今は武蔵小杉といえば高層マンションが立ち並び、ハイソな街へと変貌してしまったが、かつては工業地帯。いかにも下町という感じのところだった。
そうした下町の懐かしい記憶を今も残すのが、この旭湯といえるのかもしれない。


【評価チェック箇所】
▼アクセス 
最寄り駅 東急東横線日吉駅
経路 線路沿い
周辺の環境 住宅
●空間演出
建物外観 古くもきれいな銭湯
壁画・眺望 外国の湖畔と、その近くにたたずむ教会らしき建物
統一感 あり(80年代ぽい雰囲気がとても落ち着いて良かった)
置物 さりげなく置かれた観葉植物のセンスが素晴らしい
照明 ふつう
★設備
休憩所 フロント横
脱衣所 狭いながらとてもきれい
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 すべて薬湯で、バイブラ、ジェットバス、ボディジェット
サウナ あり
温度 45℃ぐらいか
棚 あり
男女入れ替え なし
■サービス
接客 丁寧
清潔さ とてもきれい
貸しタオル あり
備え付け なし
◆人
受付 40代ぐらいの女性
客層 中高年


【案内】
住所
〒223-0061 横浜市港北区日吉2-15-31
電話
045-563-1049
営業時間
14:30~23:30
定休日
毎週木曜日
※神奈川公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載

草津湯(横浜・綱島)

2017-07-16 12:41:24 | 銭湯
綱島駅から大通り沿いをひたすら歩いて、15分ぐらいだろうか。スーパーいなげやの目の前に草津湯がある。



▲この大通りから歩いてきて


▲この角っこに草津湯がある




▲草津湯に到着


入り口真ん前でタバコをふかしている迷惑な人がいたのでヤダなぁと思っていたら、ここの店主だった。
この時点でなんとなく期待できない銭湯かもと思ったのだが、中は外見とは裏腹に、かなり綺麗な銭湯に驚いた。


フロントでお金を支払うと、脱衣場の中へ。
こじんまりとしたがらもきちんと整理されており、観葉植物などもいい感じで飾られてあった。もちろん目立った汚れもない。
それと脱衣場に入る途中には、坪庭に喫煙所もある。これも小綺麗だった。


浴室に入ると、浴室もまた良く手入れがされていて、素晴らしい。
左奥にサウナがあり、島カランが一つと、両壁にもカラン。右手前に立ちシャワーがある。


奥の浴槽は、左から水風呂、真ん中がジェットバス、右が薬湯だ。
この日は、薬湯が宇治抹茶だった。お湯を手ですくってみると、たしかにお茶のにおいがする。


温度は、43℃。一般的な銭湯にしては控えめかもしれない。薬湯はさらにぬるめだった。子どもに配慮した温度設定なのだろうか?


入浴客は高齢者も勿論いるが、若者や子どもたちなどもいて、けっこうバランスの取れた客層である。
壁画は富士山。記憶に間違いがなければ、河口湖と明記されていたと思う。


入浴からあがって脱衣場で着替えていると、ここの店主の奥さんとおぼしき女性が長いコロコロを手にもってテキパキと整理や掃除にいそしんでいた。
意外と一般の銭湯だと、こういう姿がお目に掛かれないので、感心する。
こうした奥さんがいたからこそ浴室や脱衣場がきれいだったのかと納得。
ここは、働き者の奥さんのおかげで保っている銭湯なのかもしれない。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 東急綱島駅
経路 幹線道路をまっすぐ
周辺の環境 スーパーいなげや、住宅
●空間演出
建物外観 古びた建物
壁画・眺望 河口湖から見た富士山
統一感 あり
置物 観葉植物
照明 明るい
★設備
休憩所 脱衣場兼用
脱衣所 小さいが綺麗で整っている
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 水風呂、ジェットバス、薬湯
サウナ あり
温度 43℃
棚 あり
男女入れ替え なし
■サービス
接客 ふつう
清潔さ とても綺麗
貸しタオル あり
備え付け なし
◆人
受付 70近くの男性
客層 高齢者、若者、子ども


【案内】
住所
〒223-0053 横浜市港北区綱島西4-13-16
電話
045-531-8622
営業時間
15:00〜23:30
定休日
毎週火曜日
※神奈川公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載

太平館(横浜・大倉山)

2017-07-16 08:14:12 | 銭湯 温泉
東急綱島駅から線路沿いを横浜方面に歩いて15分ほど。
ちょうど綱島と大倉山との間に太平館がある。
商店街の奥まった場所にあって、風情ある銭湯だった。



▲この日は、綱島駅から向かった


▲鶴見川を渡り


▲住宅街の中へと入る




▲横道に銭湯の裏側がみえる


▲煙突


▲角っこを曲がると


▲商店街になっていて


▲通りの奥に太平館


▲太平館に到着。
帰りは大倉山に向かったのだが、大倉山からの方が近くて分かりやすかった


靴を下足箱に入れて中に入ると、予想より広い銭湯。
それと古い銭湯ゆえに番台なのだが、誰も座っていない。
とりあえず「すみませ~ん!」と声を掛けるも反応なし(声が小さかったかもしれない)。
すると後ろから常連客らしき人が「いつものください!」みたいな感じで女湯のほうに声を掛けて「はーい」と出てきたのが、60代ぐらいの気の強そうな女性だった。
常連客のあとに受付をしてもらったのだが、お金のやり取りをすると、再び女湯に戻ってお客さんと世間話に興じていた。


脱衣場の隣には、蔦の生えた建物が隣接していて、その間には通路がある。
建物は入り口から浴室まで趣があり、古い銭湯が好きな人には大当たりの銭湯だろう。開放感もあって素晴らしい。
トイレは、おそらく後で増築されたものと思われる作りで、引き戸を開けて外に出る形でトイレに向かう必要があった。


浴室も脱衣場同様に広く、まず目にとまるのが壁画。富士山なのだが、ここの富士山は山頂の部分が黄色く彩られている。


手前に島カランがふたつ。それと壁際にもカラン。奥に浴槽で、左から3対2対5の割合。
3が深浴槽で、ジェットバス。それと2が同じく深浴槽で黒湯のバイブラ。5が浅浴槽の黒湯。
ともに温度は43℃ぐらいだった。


それとここは、やたらと子連れのお客さんが多いことに驚いた。ぞくぞくと何組もやってくる。
理由は分からないが、そういう土地柄なのだろうか?
高齢者もいるが、子連れの親子もたえず入ってくる。
こういう風景が、今も街に息づく銭湯という気がした。



【評価チェック箇所】
▼アクセス 
最寄り駅 綱島駅、大倉山駅
経路 線路沿い
周辺の環境 商店街
●空間演出
建物外観 古い銭湯
壁画・眺望 富士山
統一感 あり
置物 特になし
照明 ふつう
★設備
休憩所 脱衣場兼用
脱衣所 広くて使い勝手がよい
シャワーの出 まばらながら勢いはある
浴槽の種類 ジェットバス、黒湯、バイブラ
サウナ なし
温度 43℃
棚 なし
男女入れ替え なし
■サービス
接客 マイペース
清潔さ ふつう
貸しタオル あり
備え付け なし
◆人
受付 60代ぐらいの女性
客層 中高年や子連れ


【案内】
住所
〒222-0003 横浜市港北区大曽根1-25-2
電話
045-531-0361
営業時間
15:30~22:30
定休日
毎週金曜日
※神奈川公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載