銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

テルメ末広(東京・志茂)

2021-03-27 07:16:00 | 銭湯
東京・志茂
#テルメ末広 
 




東京メトロ南北線
#志茂駅

▲東京の北辺に位置する志茂駅

▲赤羽岩淵をすぎれば埼玉だ




▲エスカレーターでのぼり



▲近辺施設を案内した解説があった

▲隅田川と荒川の違いを説明している。岩淵水門が建造されてからは、荒川から分岐した下流(西側)が隅田川で、放水路(上流・東側)がそのまんま荒川という。紛らわしいけど、岩淵水門を経由した荒川の一部が隅田川である。荒川の分家みたいなものか

▲改札口


▲出た先にある地図。下が北になるので、地図でみると右に進む

▲2番出口にでる








▲地上がみえてきたら

▲出て右側

▲そのまま大通り沿いを歩く






▲郵便局を横切り








▲横断歩道を渡って


▲ここでストップ


▲右折する


▲あとは荒川方面に真っ直ぐ進むだけ










▲ここらへんでテルメ末広がみえてくる








▲北区に来ると、やたらと渋沢栄一の大河ドラマ推しのポスターを見かける。
なんだかんだで、大河ドラマの影響力は大きいようだ

▲猫を使った啓蒙ポスター

▲手洗いも猫バージョン





出典:東京銭湯ホームページ引用





▲到着


ここはちょうど面白い場所で、そのまんま川沿いに向かうと、荒川から分岐した隅田川と、西側から隅田川に注ぐ新河岸川が合流する場所だ(※一番下のところで河川を歩いたときの写真を貼っておいたので、興味ある方は見てください)。
分岐と合流が同時に行われている場所はそうそうないだろう。


中に入ると下足箱のスペースで、飾り付けの置物が横に置いてある。女性らしい感性を感じた。




左の扉を抜けると、その左側にフロント。
座るのは、60代ぐらいの女性だ。ちょうど新聞をみているところだった。落ち着いた佇まいで上品な雰囲気がある。
「貸しタオルありますか?」と訊ねると、「大きいのと小さいのがありますが?」と聞かれたので「小さいのでお願いします」とこたえると、無料で貸してもらえた。戻す時は、横にある赤いバケットに入れてほしいと言われる。
支払いはSuicaが使えるので、Suicaでお願いすることに。
ただ、この日は最初の使用者だったらしく「すみません、はじめだと時間が掛かって…」と言われ、端末の立ち上がりに少し待たされた。
その先には休憩用のロビーがある。そこそこの広さながら様々なアイテムがあるので賑やか。きちんと整理もされて落ち着ける空間だ。


出典:東京銭湯ホームページ引用


男湯は左側で、のれんをくぐると入ってすぐ左手前にはぶら下がり棒がある。真ん中には座るテーブル。壁沿いをロッカーが並び、カゴも置いてあるのでそれを使う人もいた。


浴室の扉をあけると、普通の銭湯にしては少し広いと感じさせるスペース。
右手前にはサウナがあり、そのサウナの横に一つだけ立ちシャワーがある。立ちシャワーはハンドシャワータイプだった。


真ん中には島カランがあり、左右の壁にもあるのだが、左のみカランの裏側に水風呂があった。
水風呂の温度は16℃ぐらいだろうか。かなり冷たいと感じる。
その水風呂の奥に隣接するのが漢方薬湯で、実宝湯と呼ばれるもの。カランで体を洗っていると薬湯の匂いが漂ってくる。温度は41℃ぐらいか。


主浴槽は奥にあって、2つに分かれる。といっても、右側は2人が入れる程度なので、実質、左側の主浴槽がほとんど占めている。
右は深浴槽で熱湯とあるが、それでも43℃程度。
左側の主浴槽はかなり広めで、薄緑色をたたえていた。ミカンの皮を袋に詰めて湯船の中に投入されているので、そのミカンの色のようだ。
ミカンの皮を入れたお湯は初めてだったが、少し生臭い感じがして、正直苦手な臭い。
真ん中にはバイブラのようなボディジェットがあり、かなり勢いがある。
左側は半円を囲むようにジェットバスが並ぶ。温度は41℃ほど。
それとものすごい泡だった。ミカンの皮を入れたためなのか、それともバイブラにジェットが多数あるせいなのか分からないが、泡尽くしの湯船だった。



出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯


ここは露天風呂もあって、薬湯の目の前にある扉をあけると、狭いスペースであるが、露天風呂もミカンの皮が投入されており、薄緑色に染まっていた。
半分以上が軒下になっているので、雨の日でも入ることができる。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲写真では広くみえるが、実際はちょっと小さい感じ


こんな感じで、決してスペースの恵まれた銭湯ではないものの、バリエーションが多く、経営者の努力が垣間見える。
主浴槽をかなり広くとったりするなど、ここならではの拘りも感じた。


客層はほぼ、というか全員高齢者。若い人は見かけず、地元を中心とした客層なのだろう。かなりにぎわっており、地域密着型の人気があるところのようだ。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 志茂
経路 隅田川方面
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 新しい建物
壁画・眺望 タイル絵
統一感 あり
置物 なし
照明 明るい

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 水風呂、漢方薬湯、バイブラ、ジャグジー、水風呂、露天風呂
サウナ あり
温度 41~43℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 落ち着いている
清潔さ あり
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり

◆人
受付 60代ぐらいの女性
客層 高齢者


【案内】

住所
〒115-0042
北区志茂5−16−14

電話番号
03-3901-6316

アクセス
東京メトロ南北線「志茂」駅下車、徒歩7分

休日
金曜

営業時間
14:00−23:00

※東京銭湯ホームページ転載


テルメ末広からさらに真っ直ぐ歩くと、河川にぶつかる。




▲最初のみえてくるのが、新河岸川

そこの橋を渡ると

▲荒川知水資料館がある




▲荒川知水資料館を横切ってさらに奥に進むと


▲絵図が掲示してある。かなり複雑な川であることが分かる


▲岩淵水門を眺める


▲赤いのは旧岩淵水門


▲奥が荒川で、手前に入ってくる水が岩淵水門を通ると隅田川と命名される。まさにここが隅田川の生まれる場所だ




▲岩淵水門に吸い込まれる所


▲かなり大きい


▲岩淵水門から隅田川になる川を眺める


動画でみると、よりわかりやすい




▲岩淵水門の裏手


▲欄干が低いので近づくと怖い


▲岩淵水門の橋を渡ると


▲荒川がみえてくる


▲ヘリポートがあって、子どもたちがなにかのイベントに参加してた


▲工事中の時だった


▲岩淵水門からスカイツリー側を眺める。左が隅田川で、右の新河岸川が隅田川に合流する場所。ここから右に戻ればテルメ末広がある





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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (batasyan)
2021-03-27 07:47:27
東京は本当に銭湯多いですね。
今回の銭湯なんて、和歌山で言うスーパー銭湯の小さい版って感じで。
和歌山の場合は、普通にあるお風呂は入れ墨の方禁止なので、そのような方は銭湯に行くわけで更に敷居が高くなるんですよね。私ははじめはビビリますが、その後はあまり気にしないので行けますが。
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Unknown (southandnorthface)
2021-03-27 10:35:16
@batasyan さんへ

ほんと東京は銭湯が多いです。ブログをはじめた最初の年はほぼ横浜中心で、二年目あたりから東京に進出したのですが、四年目でも全体をまったく把握してなくて、どんだけ東京は銭湯があるんだ!(笑)と思っています。これでも10年前と比べて半減してるらしいので、やっぱり東京は凄いです。
最近の新しい銭湯は、良い悪いはべつとして作りがスーパー銭湯のミニ番という感じが多いですね。
たしかに銭湯は入れ墨の人が目立ちます。
一度、全員入れ墨の入浴客ばかりのときはかなりビビりましたが(笑)、自分も最近は慣れました。横浜にある鷲の湯という銭湯だと子分らしき人が親分の背中を流してる姿を見たときは、本物の任侠の世界だぁ~と思って、むしろ感動したぐらいです(笑)
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Unknown (rose-tky)
2021-03-27 22:05:11
 ❤️ユーユーさーん❤️

すごーーーーい岩淵水門‼️すごいですねえ 知らなかったわあ!インストラクティブな内容をありがとうございました。
泣けますわあ!
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Unknown (southandnorthface)
2021-03-28 00:14:18
@rose-tky モンモンさんへ

大した内容じゃないですし、自分もここに来てはじめて知りました(笑)
岩淵水門は治水の重要な拠点で、この水門のおかげで荒川の水害を守ってきたようですね。
写真ではなかなか伝わらないと思うのですが、吸い込まれる川の流れは近くで見るとけっこう怖いです。
心霊スポットとしても有名で、YouTubeで岩淵水門を検索するとそればっかり出てきました。
とにかく名前のとおり荒川は荒ぶる川で、こうやって治水がコントロールできるようになったのは先人からしたら夢のような状況ではないかと思います。
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Unknown (rose-tky)
2021-08-29 17:01:14
ユーユーさん この記事リンクして記事書いても良いですか?
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