銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

オリンピックミュージアムー意見の対立を乗り越えて

2021-06-24 07:54:00 | オリンピック






いよいよ7月23日にオリンピックが始まります。それにちなんで、新国立競技場そばにあるオリンピックミュージアムに行ってきました!




今回の目的地は、東京メトロの外苑前駅から歩いて7~8分ほどのところにあるジャパンスポーツオリンピックスクエアという長ったらしい名前の建物の中にあります。新国立競技場はすぐ横にあります



こちらは関係者用の出入り口(誰の銅像かは分かりません!)



右奥にオリンピックミュージアムの入り口があります





予約制で事前に予約しないと入れないのですが、あまり知られてないのか人気がないのか、予約は簡単にできました。遅くなければ当日予約もできるようです



入り口の前では警備員のメガネを掛けた小柄な女性が立っていて、「予約はされましたか?」と声を掛けられます。
「はい」とこたえて中に案内されると、「検温をさせて頂きます」と2メートルぐらい離れて、光線銃のような検温器を額に向けられます。
終了を告げられ奥に進めば、今度はガッチリした感じの男性スタッフが待機しており、太い声で「予約したQRコードはございますか」といった感じで聞かれるので、メールで送信されたQRコードを見せると、端末で読み取ってもらい、予約した情報が提示されます。
「間違いございませんか?」と聞かれるので間違いございませんと言うと、ようやくチケット売り場に足を運ぶことができます。




外からみたチケット売り場


チケットは、一般500円。
この手のミュージアムにしては安いなと思いました。中に入ってみると500円にしてはかなりよくできたミュージアムでGoogleの口コミも大変評判が良く、納得のすばらしさでした。


チケットを購入すると、順路は2階から観覧するように案内されます。
エレベーターもありますが、自分は階段を使ってのぼりました。



階段をあがると、最初に目に飛び込んでくるのが、日本の歴代金メダリストたちの顔写真が並べられたパネルです。
経路は左に続き、写真を撮ってると女性スタッフの方が来られ、観覧前の注意事項として写真の撮影はOKだけど、フラッシュ、動画撮影は禁止となりますと忠告されます。


入ったすぐ足下にあるのが、オリンピックの歴史を簡単に紹介されたアニメと実写を組み合わせた短編イントロダクションで、かなりのクォリティーでした。



さらに奥に進むと、古代オリンピックと近代オリンピックの違いや、近年のオリンピックはどのように歩んだのかといったことが貴重な品々を見ながら知ることができます



以下案内板を書き写します(太字が書き写しになります)

紀元前8世紀ごろ、古代ギリシャの国々は戦争やえき病に苦しんでいました。古代オリンピックがはじまった背景には、そんな苦しみから逃れ、 平和を願った人びとの想いがあると言われています。 競技会は、ゼウス神にささげる聖なる祭典として、戦争を3か月間休止して、ギリシャのオリンピアで行われました。そして4年に1度、約1200年もの間つづけられたのです。休戦の考えは近代に受けつがれ、オリンピックは「スポーツの祭典」であり「平和の祭典」として開催されています。





ピエール・ド・クーベルタン。 フランス貴族の家に生まれた彼は、 軍人になることを期待されますが、教育の道にすすみました。 そしてイギリスを訪れた時、スポーツが青少年を成長させる様子をみて心をうたれます。教育に スポーツを取りいれれば、 心身の調和のとれた人間が育ち、やがて世界の平和につながる。そう確信したのです。単なる競争遊びだと考えられていたスポーツを、教育と結びつける発想は、 当時、画期的でした。その考えを実現させるため、クーベルタンは古代オリンピックを国際的な規模でよみがえらせ、世界に広げていきます。 それが、近代オリンピックです。




もともと近代オリンピックは教育的な観点で考えられていたんですね。そしてかつて行われていたオリンピアを通して世界的な平和の祭典にしようと試みます



いまは世界各地にあるピクドグラムは、1964年の東京オリンピックで初めて使われました。オリンピックのアートディレクターが家紋から着想を得て考えられたと言われています



各大会の金メダル



オリンピック最初のメダルです



奥右側には1964年オリンピックにちなんだ展示室になります



聖火を運ぶための容器です



アジア初のIOC委員になった嘉納治五郎さん。柔道の創始者でも知られています



東京オリンピックはおおくのアジア初をもたらし、アジアを世界の表舞台に押し上げる機会にもなりました



本来なら1940年に行われるはずだった幻の東京オリンピックのポスターです。渋くて今でも通用しそうです



ブルーインパルスの飛行機雲で作られた五輪の写真。空をキャンバスにするという当時としてはかなり大胆な演出で世界から喝采されました



1964年の東京オリンピックで着用されたユニフォームです



駒沢に計画されたオリンピックのための国立競技場の模型。結局、計画は頓挫します



実際に作られた旧国立競技場の模型









ここまでが二階になります



そして一階のロビーです






ほぼ一階は現在に関する一部のみで、そんなに見るべきものはなく、実質二階で完結している感じでした。
今回は動画撮影ができないので紹介できませんでしたが、各動画はほんとうによく出来ていて楽しかったです。
とくにオリンピックシアターの「アートオブボディ」(たしかそんな名前)は湾曲したモニターの映像でみたのですが、すごくよく出来ていて興奮しました。
これをみたあとはオリンピックを絶対見たい!と思いました。


様々な意見や賛成、反対があるオリンピックですが、まずは多くの事実を知ることから始めるのが議論の出発点だと思います。
賛成の人も反対の人も、是非とも足を運んでオリンピックの歴史を見てもらいたいと思います。
そして最後は、オリンピックの理念通りに分断から結束へー双方に寛容と和解が訪れることを祈っています。





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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (rose-tky)
2021-06-25 19:43:33
おおおおおおおーーーーー

モンモン 今日 お仕事の後この前のモニュメントに行きましたよーーーー

すごい ニアミスですねえピヨピヨ
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Unknown (southandnorthface)
2021-06-25 21:19:18
@rose-tky モンモンさんへ

おおーッ!
モン氏も今日行かれたんですね。びっくりしました。
オリンピックミュージアムに行ったのは、6月はじめの頃だったのですが、まさか投稿と、モンモンさんが訪ねるときが一緒だなんて、まさに超絶ニアミスです。
じつは今日有休取ったので、またオリンピックミュージアムも行ってみようかなと思ってたんです(結局、川崎に行きました)。出会ってたら、モンモンすぁーん!と声を掛けてるところでした。
ここはインスタ映えするところだから、たぶんオリンピックがはじまったら結構な人だかりになるんじゃないかなと思ってます。
最近はいろいろと行ってるのですが、有明方面のオリンピック競技場も着々と準備が進んでる様子でした。
モンモンさんもよかったらミュージアムに足を運んでみてくださいネ
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Unknown (rose-tky)
2021-06-25 21:26:01
ほんとビックリですよーーーー

くまモン持っている怪しい人がいたら モンモンでーす!ただ 最近おしゃれしていないし 可愛くしていないから 挨拶しても がっくりくるだけですよ

見なきゃよかったみたいな アッハッハ

6月初めに行かれたんですね!早いなあ!

モンモンね
お仕事の後だったから もう閉園していたので ユーユーさんの記事を見て行きたくなりましたわあ!

すごく詳細なレポート ありがとうございました😊
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Unknown (southandnorthface)
2021-06-25 22:33:17
@rose-tky モンモンさんへ

一番女性を美人にするのは、服のおしゃれでも顔の作りでもなくて、笑顔ですよ!
逆にいくら美人でも、いつも怒ってばかりでブスッとしてたら、なんか感じ悪いなと思って近寄りたくないですからね。

今度機会があったら、中に入ってみてください。たぶん500円以上の価値は感じられるところだと思います。
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Unknown (rose-tky)
2021-06-26 09:26:59
ありがとうございます

いつか行ってみます

記事 リンクして書いても良いですか?

素晴らしい記事ですわあ!
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Unknown (southandnorthface)
2021-06-26 10:11:04
@rose-tky モンモンさんへ

いつもありがとうございます。
今回はちょっと反対意見もあるデリケートな話題だから、遠慮しときます。
モンモンさんは是非とも行かれてみてください!
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Unknown (rose-tky)
2021-06-26 10:13:47
かしこまりました いつも有難うございますピヨピヨ
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Unknown (southandnorthface)
2021-06-26 11:18:07
@rose-tky モンモンさんへ

こちらこそいつもありがとうございます!
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