銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

黄金湯(東京・鶯谷)

2023-10-07 06:40:00 | 銭湯
#黄金湯




JR山手線
#鶯谷駅
▲JR山手線の鶯谷駅

▲鶯谷駅といえば、駅前に密集するラブホテルが有名だ。東京におけるデリヘルの聖地である


▲そのラブホテルが林立する北口方面へと向かうと



▲改札口。奥にローソンがみえるが

▲ローソンのところを右折する

▲あとはひたすら真っ直ぐ






▲奥に三菱東京UFJ銀行がみえてくるので


▲横断歩道をわたって銀行のところで右折する

▲右に曲がったところ


▲コインランドリー前でストップし

▲左折する

▲すると右手に黄金湯がみえてくる




▲裏には立派な煙突がある

▲到着


この銭湯は最寄り駅がいくつかあって、日暮里駅や三河島駅からも来ることができる。歩くだけならそちらの方が近いのだが、渋谷方面だと鶯谷からのアクセスが一番近いルートだった。
開店時間は15:00で、地元客がメインの銭湯だと10分前に開くことが多いので試しに来てみたらビンゴ。着いた瞬間にシャッターが開いた。並んでいたのは高齢者一人だけ。


下足箱にサンダルをあずけて自動扉を抜けると、目の前には手作り感満載のロビーがひろがる。
小さなテーブルに古い椅子が取り囲み、奥にはテレビがある。
受付のフロントは右側で、座るのは60代ぐらいの女性。おとなしそうな風貌だったが、話し方はしっかりした感じの人だった。
コロナの影響か、今でも対面にはシートが厳重に張られ、下まで降りているのでやりとりをするたびにめくっていて大変そうだった。
貸しタオルをかりて、返すときはフロントの足下にある青いバケツに入れる。
男湯は左側で、女湯は右側。


のれんをくぐって脱衣場に抜けると、やや広めの空間になっており、真ん中には島ロッカーと左側にもロッカーが並ぶ。
手前のくぼみには椅子とテーブルが置いてあり、小さな休憩所になっていた。
脱衣場の真ん中には長椅子。
それ以外はとくになにもなくて、シンプルに徹している。薄暗いせいもあってかやや寂しい雰囲気を漂わせていたが、個人的にはこれぐらいが心地良かった。


服を脱いで浴室に入ると、この日は久しぶりの一番乗りであった。誰もいなくて最初に入るのは勝者の気分だ。
真ん中には島カランがあり、右壁にもカランが並ぶ。
右手前には立ちシャワーが二つ。固定とハンドシャワーに分かれ、固定の出は悪くなかったが、ハンドシャワーは使わなかったので不明。
左壁のところには小さなサウナがあり、「サウナ200円」の文字がみえる。お金を支払った際に、サウナ専用のタオルが渡されるそうだ。
5時~10時までと表記されていたが、ここは朝風呂がないので17:00~22:00ということだろう。訪ねたのは15:00だったので、サウナの中は真っ暗だった。


浴槽は奥に据えられ、3つに分かれている。色もそれぞれ違っていて、右が青で、真ん中が白、左が赤とわかれている。ただ色分けはされているけど、みんな同じお湯を共有してるので実態はひとつの湯船である。
とりあえず真ん中に入ると、めちゃくちゃ熱い。が、ここは一番風呂の特権を得たので我慢して入った。
右が座湯で、真ん中はバイブラ、左は泡がでていたけど、勢いはない。温度はおそらく47℃前後かという感じだった。なのでちょっと浸かってあがると体が真っ赤になっていた。


ここはサウナがあるということで小さな水風呂もあり、2人がギリギリ入れるスペースになっている。深さはそんなになくて実質一人用。水温は常温だった。


浴室全体は白やクリーム色に占められ、ここまで白一色は珍しい。
一部壁の上部に緑色のタイルが巡っているので、それが差し色になっていた。
奥の壁はほとんど装飾がなく、左の壁には富士山の絵をプリントされたものが張られてあった。


東京で最寄り駅を複数持つ銭湯というのは不便なところが多く、黄金湯もまた少し歩かされる銭湯だった。
こうした銭湯は基本的に客層が地元の人に偏ると思うのだが、逆に言うとその地域の特色が出やすく、黄金湯もまた不思議な印象を残す銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 鶯谷
経路 北に真っ直ぐ
周辺の環境 住宅街

●空間演出
建物外観 古い平屋建て
壁画・眺望 富士山の絵
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 ふつう
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 バイブラ、座湯
サウナ あり
温度 47℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 しっかりしてる
清潔さ きれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり

◆人
受付 60代の女性
客層 高齢者


【案内】

住所
〒116-0014
荒川区東日暮里3−27−10

電話番号
03-3891-4073

アクセス
山手線「日暮里」駅下車、徒歩7分

休日
火曜

営業時間
15:00−23:00

※東京銭湯ホームページ転載


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (rose-tky)
2023-10-13 08:12:55
うわあ ❤️ユーさん❤️

❤️😊㊗️おはようモンモン😊㊗️😆

すごいわあ!鶯谷

以前教えて頂いた 萩の湯も 日暮里の斎藤湯も比較的近いエリアですね!

以下引用

㊗️一番乗りであった。誰もいなくて最初に入るのは勝者の気分だ。㊗️

まさにその通りですね!1番乗り 気持ち良いですよね!
頑張って熱いお風呂にも浸かったんですね!
偉いわあ!

ここ 確かに 日暮里から歩けそうで
都バスだと 都08 で日暮里から2バス停の東日暮里3丁目から すぐですね!

都08のバスは 錦糸町と日暮里を繋ぎ 途中 浅草も通過しますよ!

浅草で遊んだ帰りに 黄金湯と 斎藤湯掛け持ちもできますね!

今日も楽しい記事を書いて頂きありがとうございます♪これからもお元気でねえ!
返信する
Unknown (southandnorthface)
2023-10-13 10:12:10
@rose-tky モンモンさんへ

最初は三河島から行くつもりだったのですが、Googleマップで調べてたら、日暮里からも行けるし鶯谷からもいけるし、どうしようかなぁ~と迷ってたのですが今回は一番近いルートの鶯谷から行きました。

そうそう、萩の湯も斎藤湯も近いんですよ。この近辺はまだ銭湯文化が盛んな場所だと思います。
モンモンさんはバスでの行き方がすごい詳しいですね。
自分はバスが苦手なのであまり利用しないのですが、時折バス旅なんか面白そうだなぁと思ったりしてます。

モンモンさんもお元気で!
返信する
Unknown (sun-sun)
2023-10-16 01:22:28
こんばんは。

日暮里はよく飲みに行ったので、斎藤湯と今はなき湯パーク日暮里はよく利用してましたが、
黄金湯は駅からちょっと遠いので、2回くらいかな~行ったのは。

斎藤湯は正直言うと、昔のほうがよかったです。
三助さんがいた頃ですね。
女性もたのむことができたらしいんだけど、勇気がなくてお願いできなかったことがちょっと後悔。

黄金湯はオフィスに囲まれている印象でした。
確かエドウィンの隣なんですよね。
この立地でまだ残っているのが素晴らしいです。
お風呂はどんなだったのかあまり覚えてないので、
近々また訪ねてみます。
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Unknown (southandnorthface)
2023-10-16 06:19:58
sun-sunさんへ

おはようございます。

黄金湯はほんと微妙な場所なんですよね。そんなに歩く距離ではないのですが、このあたりは駅に近い銭湯が複数あるので、この立ち位置でよく続いたなと感心しました。特別すぐれた設備があるわけでもないので、地元の人たちの繋がりで成り立ってきた銭湯だったのかもしれません。

日暮里界隈はsun-sunさんの縄張りだったんですね。
むかしの斉藤湯は存じ上げていないのですが、有名な割にはそんなにいいところかな?と自分も思いました。綺麗なところでしたけど。

三助さんが女性も頼めるとは知らなかったです。女性が頼むのは勇気がいりますよね。周りの女性も男の人が入ってくるのは抵抗があるでしょうし。
自分が三助さんのことを知ったのはもうすでに亡くなられた後だったのでもちろん頼めなかったのですが、もっと早く知っていればと思いました。
どこかのスーパー銭湯では、ここの三助さんに習った人たちがやってるなんて記事を見たので、いつかは経験してみたいです。
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