壊れたプレーヤーを6年前に捨ててからプレーヤーの無い生活が続いてましたが、先日とうとう購入しました。10年以上前にアナログLPを買うのを止めてから完全にCDに移行してしまったため、しばらく壊れかけたプレーヤーを放置してあったが前回の引越で捨ててしまった。しかし1000枚程あるLPを放置しておくのはあまりにも忍びない。
6年ぶりに我が家にやって来た新人プレーヤー君のターンテーブルに最初に乗っかったのは『Hummingbird/We Can Go On Meeting Like This』('76)である。ってな訳で今回はこのHummingbirdについて語ってみよう。
=====HUMMINGBIRDって?=====
当時Soulを聞き始めのHidekichi高1の頃、NHK-FMで聞いたこの『Hummingbird』の2ndアルバムの1曲目" Fire And Brimstone " である。当然Bernard Purdieなんて全く知らない頃である、しかしこのGrooveにすっかりやられてしまったのだ。
カリスマRock GuitaristのJeff Beckのグループ、第二期JBGの残党達、つまりMax Middleton(keyb.)/Bob Tench(Vo&guitar)/Clive Chaman(bass)の三人が中心となって作ったUK発のFUNKバンドである。どちらかと言えばInstrumentalに比重を置きながら、トリニダッド出身の黒人であるBobのハイトーンヴォーカルをフューチャーしていた。
1stではDrumsにConrad Isadoreが参加していて、彼の曲が数曲演奏されている。しかし彼のプレイは今ひとつ安定性に欠けていたので、クビになってしまったのではないだろうか?後任になぜかスーパードラマー、Bernard Purdieが参加するのである。彼は3枚目の『Diamond Nights』にも参加している。
以前1stはCD復刻されていたようであるが、2nd、3rdアルバムは未だ復刻されていない。内容的には遥かに良い出来であるが...
ジャムっぽい雰囲気で始まるかなりいかしたFUNKナンバー"Fire And Brimstoneでスタートする。Fender RhodesのリフがDrsとBassに絡みつくようにプレイされていてかっちょいいのだ。ちょうどStevie Wonderの"I Wish"がそんなバッキングに近いかな?Bernard"Pretty"PurdieのスネアのゴーストノートがかなりGroove感に拍車をかけている。1stと比べると安定感、Groove共に全く別のグループを聞いているようにPrettyなドラミングである。Prettyさんのプレイを聞いていると楽しそうに叩いている彼の笑顔が浮かぶ。
B面は"The City Mouse"と言うインスト曲で始まるが、この曲のコード進行はRoberta Flackのヒット"Feel Like Making Love"に酷似している。アレンジは著作権の範疇でないためお咎め無しだ。さらにイントロがサザンオールスターズの"いとしのエリー"にそっくりな ""がある。もちろんこれは桑田さんがHummingbirdを聞いてインスピレーションを得たものであろう。だってサザンがデビューする3年程前の曲だもんね。
3rdアルバムではトップにJeff Beckの『Wired』収録の"Led Boots"が歌入りバージョンにリメイクされている他、HornやStringsが導入された贅沢な作りになっている。そして"Spirit"や"Losing You"等バラードナンバーに佳曲が揃っている。あとEW&Fのナンバー"Can't Hide Love"をカバーしているが、正直Bobの力不足が顕著に出ちゃっているので成功しているとは言い難いが、Prettyさんの"Can't Hide Love"が聞けるだけでもかなりうれしい!しかしなんだかんだ穴があるとは言え私はBobの歌は結構好きだ。
どうですか?Hummingbirdが聞いてみたくなって来たでしょう?
いいかげん復刻してくれませんかねえ?
6年ぶりに我が家にやって来た新人プレーヤー君のターンテーブルに最初に乗っかったのは『Hummingbird/We Can Go On Meeting Like This』('76)である。ってな訳で今回はこのHummingbirdについて語ってみよう。
=====HUMMINGBIRDって?=====
当時Soulを聞き始めのHidekichi高1の頃、NHK-FMで聞いたこの『Hummingbird』の2ndアルバムの1曲目" Fire And Brimstone " である。当然Bernard Purdieなんて全く知らない頃である、しかしこのGrooveにすっかりやられてしまったのだ。
カリスマRock GuitaristのJeff Beckのグループ、第二期JBGの残党達、つまりMax Middleton(keyb.)/Bob Tench(Vo&guitar)/Clive Chaman(bass)の三人が中心となって作ったUK発のFUNKバンドである。どちらかと言えばInstrumentalに比重を置きながら、トリニダッド出身の黒人であるBobのハイトーンヴォーカルをフューチャーしていた。
1stではDrumsにConrad Isadoreが参加していて、彼の曲が数曲演奏されている。しかし彼のプレイは今ひとつ安定性に欠けていたので、クビになってしまったのではないだろうか?後任になぜかスーパードラマー、Bernard Purdieが参加するのである。彼は3枚目の『Diamond Nights』にも参加している。
以前1stはCD復刻されていたようであるが、2nd、3rdアルバムは未だ復刻されていない。内容的には遥かに良い出来であるが...
ジャムっぽい雰囲気で始まるかなりいかしたFUNKナンバー"Fire And Brimstoneでスタートする。Fender RhodesのリフがDrsとBassに絡みつくようにプレイされていてかっちょいいのだ。ちょうどStevie Wonderの"I Wish"がそんなバッキングに近いかな?Bernard"Pretty"PurdieのスネアのゴーストノートがかなりGroove感に拍車をかけている。1stと比べると安定感、Groove共に全く別のグループを聞いているようにPrettyなドラミングである。Prettyさんのプレイを聞いていると楽しそうに叩いている彼の笑顔が浮かぶ。
B面は"The City Mouse"と言うインスト曲で始まるが、この曲のコード進行はRoberta Flackのヒット"Feel Like Making Love"に酷似している。アレンジは著作権の範疇でないためお咎め無しだ。さらにイントロがサザンオールスターズの"いとしのエリー"にそっくりな ""がある。もちろんこれは桑田さんがHummingbirdを聞いてインスピレーションを得たものであろう。だってサザンがデビューする3年程前の曲だもんね。
3rdアルバムではトップにJeff Beckの『Wired』収録の"Led Boots"が歌入りバージョンにリメイクされている他、HornやStringsが導入された贅沢な作りになっている。そして"Spirit"や"Losing You"等バラードナンバーに佳曲が揃っている。あとEW&Fのナンバー"Can't Hide Love"をカバーしているが、正直Bobの力不足が顕著に出ちゃっているので成功しているとは言い難いが、Prettyさんの"Can't Hide Love"が聞けるだけでもかなりうれしい!しかしなんだかんだ穴があるとは言え私はBobの歌は結構好きだ。
どうですか?Hummingbirdが聞いてみたくなって来たでしょう?
いいかげん復刻してくれませんかねえ?
アナログいい!!!
引っ越してからほとんどCDを聴いていません。
やっぱええわあ!