解決・・・一安心

先般、当社管理物件にて賃料を滞納しておられた方がおられました。

当初は何の問題もなく経過しておりましたが

いつのころからか期日までに入らないようになり

連絡をしたり手紙を入れたりとしていく中で

話し合いももち、再度今後の支払いの約束を交わしたりして

進んでいくうちに数ヶ月分の滞納となり

当社も再度文書手紙等にて督促等を行いました。

そうしているうちになんとなんと入居者の方が

当社の督促、請求に対して精神的に苦痛を受けたとのことで

逆に当社に対して慰謝料請求の調停を申し立ててきたという

私にとって前代未聞の出来事が起こりました。

言葉にできないような怒りというか

全く理解できない行動に対して・・

私の気持ちは絶対に許せないとの思いの中で爆発寸前となりました。

当然、調停は不調に終わり

こちらもこうなれば裁判を起こすしかないと

準備に入っていたところ

昨日一通の封書が届きました

差出人はその相手方でした

中には物件を明け渡しましたとの手紙と鍵が入っており

早速、部屋を確認に行きましたら全く何もない状態でした。


正直言って怒りは倍増し何かにぶち当たりたい衝動にかられましたが

ちょっと一息ついて冷静に考えて・・・・

まあ結果的にはこれで解決の方向が見え

あとは保証人様と最終的に決着をつければいいかなと

いうことに自分で自分を静めてなんとか落ち着きました


しかし今回の件については

当社としては何もひどい取り立てを行ったとか

そういうようなことは一切しておりません。

このことは調停でもはっきりと述べました。

理由はどうであれ自分が約束を破り迷惑をかけているということを

全く無視して逆に見当違いの行動を起こすという

私もこの相手の人間性が一体どうなっているのか

とうてい理解もできないし

こんな人が現実にいるんだということ

を改めて認識せざるをえない

なんともやるせない気持ちになりました。

でも今後もこういう人が出てくることも想定して

物事に当たっていかないといけないという

とても複雑な心境です・・


今回はこれでほぼ解決することは確実ですが

やはり賃料を払わないという人に対して

もう少し法的な整備も含めて改正をしてほしいと思います。

もちろん賃借人様のいろいろな事情があることも分かります。

当社もオーナー様もできる限りの相談及び対応もしております

ですのでほとんどは何らかの対応策により問題なく進んで

いきますが今回のようなケースですとなかなか簡単に解決できない

実情もあります。

現在の借地借家法においてはどうしても借家人を保護する形で

どちらかというとオーナーが悪者・・入居者が弱者というような

構図に映りがちですが・・・

オーナー様も正直言って大変なんです

決してオーナー様を擁護するわけではなく

あくまでも平等な立場ですが

やはり全体のわずかではありますが

不良入居者と言われる方というのは現実におられ

法的手段を講じるということになると

さらに費用もかかり時間もかかります

何かもう少しオーナー様にとって

スムーズに対応できる法律ができれば

いいのにとつくづく思います。

と勝手に考えている今日この頃です・・・

これからほんとにどうなっていくのでしょう


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