那須太社 錦輔 の日記

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太陽系について

2024-02-10 10:07:12 | 日記

米航空宇宙局(NASA)の小惑星探査機ルーシー(Lucy)が、ロケット噴出をして軌道を変え木星のトロヤ群惑星に向かったそうである。

https://uchubiz.com/article/new38853/

記事によると、現状は火星と木星の間の小惑星帯(アステロイドベルト)のあたりに位置しており、今回のロケット噴出でいったん地球に向かって戻る軌道を取り、地球を一回りする形でUターンしてトロヤ群惑星に向かうようだ。

地球の重力を利用する「スイングバイ」という動きらしい。まっすぐ木星のトロヤ群惑星に向かうより効率的なのだと思うが原理は良く分からない。

トロヤ群とは何だろうと思って検索すると、大きな質量の2つの天体の間にはその重力のバランスが取れて、もっと小さな天体が安定して存在できるラグランジュ点といわれるポイントがL1~L5まで5つあって、そこに位置する小惑星群のことだった。木星以外にも地球や、火星、天王星、海王星にもあるそうだ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A5%E7%82%B9

1772年にイタリアの数学者ラグランジュが理論的にラグランジュ点があるであろうことを予測していたというから凄いものである、

実際に初めてラグランジュ点にある天体が観測されたのは1906年で、木星-太陽のL4に位置するアキレスと命名された小惑星。そのあとも木星のトロヤ群小惑星にはトロヤ戦争の戦士にちなんだ命名がなされたため、単にトロヤ群といった場合は木星のそれを指すということらしい。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E6%98%9F%E3%81%AE%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%A4%E7%BE%A4

機動戦士ガンダムでも確かラグランジュポイント、という言葉が使われていて、いつもその件は面倒くさいから飛ばしていたのだが、あらためて検索すると、ガンダムの場合はスペースコロニーが地球と月のラグランジュ点に存在する、という設定だった。ジオンは地球から一番遠いL2に位置している。

https://www.gundam-nyumon.com/zokukiso/138/

 

そういった事を検索しながらふと思ったのが、地球は宇宙と言う無限の空間に浮かんでいるわけだが、太陽系の地球と他の惑星の公転軌道はほぼ同じ水平面に沿っていて(太陽の自転と同じ面)、二次元的な位置関係にあるということ。

だから、地球や太陽の公転軸の上と下には何にもない虚空が果てしなく広がっているわけである。

銀河系というのも平べったい円形の渦の形をしているというが、そうであればその中の無数の恒星・惑星の回転軸は銀河系の回転軸と同じ面に沿っているのだろうか?

銀河系の外のアンドロメダ星雲やマゼラン星雲などは細長い楕円形に見えるのだが、あれは回転軸が銀河系とは異なるため角度がついているために実際は円形なのに細長く見えるのだろう。

だから銀河系より大きなレベルでは、天体の回転軸はバラバラであると思われる。

そう考えると、同じ軸で回転しているのは太陽とその惑星まで、ということになるのかもしれない。

 

ともあれ、Lucyの長い旅が実りの多いものとなりますように。

コメント
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