NHKのドキュメント72時間を見てた。
いい番組だった。
高円寺の銭湯にカメラをすえて、やってくる人々を取材してた。
若い人は夢を語る。
たぶんあまりお金がないから、部屋にお風呂がなくて銭湯にたまにくるのだと思うけど、キラキラしてて良い。
俺が若いころより今のほうが時代は悪くなってると思うけど、苦しいことつらいことあると思うけど、夢とか希望に満ちているようにみえる。
俺も今の職場に不満だらけだけど、こんな良い顔した若い人みてたら、もっともっと頑張らないといかん、と思った。
最後に車椅子のお母さんと、お母さんをお風呂にいれにきた息子さんが映されてた。お母さんが、「幸せです」って言ってて良かったなぁ。
年取った人も、もちろんいて、皆弱さをさらけ出していたのが印象的。
BGMにビリー・ジョエルのピアノマンが流されてて、ユーチューブで聞いたら、東京ドーム公演バージョンが出てきた。
http://www.youtube.com/watch?v=8sFlBJ1Jk3w
それ見てたら、またちょっと感動した。
ビリー・ジョエルは歌い、ピアノを弾き、ハモニカを吹き、終盤もう汗まみれでちょっとつかれちゃってるんだが、観客が歌を歌うのである。
それでビリー・ジョエルはちょっと休んだり、ハモニカに専念したりするんだけど、観客たちの声がそれをサポートするように歌を歌う。
アーティストとオーディエンスが理想的にコラボした。横文字でいうとそうなる。
観客はずっと歌ってるわけじゃないと思う。ビリー・ジョエルの息が切れてきたな、って悟って、頑張れ、ちょっと息継ぎしなさいな、ということで合唱を始めてるのじゃないかと思う。
ビリージョエルも最後のほうで何か歌ってる途中でアドリブで感謝の言葉を入れたのじゃないかと思うけど、観客がワーっと盛り上がるシーンがある。英語がまったくわからないのではっきりしないけど。
なんか良かったなぁ。