Snowmint

Ca m'est reste dans l'esprit.

銀座 「l'odorante」 ロドラント

2008-08-29 | フレンチ・洋食屋
何年か前に友人が、自分の取っておきのレストランに連れて行ってくれた。
フレンチでもイタリアンでも和食の店でも、美味しいところの話をすると、
「行ったことがある」
と答えることの多い彼女のお気に入りとは、どんな所だろうと、
期待も大きく伺ったのが、新富町のレストラン、ラ・ブリーズ・ド・ヴァレ。

その後、何度か他の友人を誘っても伺ったが、期待を裏切られるようなお料理には一度も出会わなかった。

しかしある時、「何かが違う」。
あれ?と思って聞くと、シェフが変わっていた。
あぁ、もうあのシェフの料理は食べられないのかと残念に思った。
その後、その店に行くことは、もう無くなった。

その今帰仁(なきじん)シェフが、オーナーシェフとなって銀座に帰ってきた。
これは行かないわけにはいかない!

銀座「l'odorante

看板が見えにくく、通りからは少しわかりにくい。

地下に続く階段を下る。


昔のオストラルをほうふつさせるような、こじんまりと、落ち着いた雰囲気。

シックな内装も、いい感じ。

Amuse

テリーヌのコロッケ、マスタードのソース。
外はサクサク、中身は濃厚、なのに口に入れるとサッと無くなる。
後からマスタードの香りが追いかける。
切った写真を撮らなかったことを、ちょっと後悔。

Hors-d'oeuvre

ミルフィーユのように重なった野菜の旨さが個々に主張することなく、一つの味になっていることに、感激。
トマトとオリーブオイルの香りが、まるで上品なラタトゥイユを食べているかのように広がる。
付け合せの野菜も美味しくて、びっくり。とくに、トマトの糖度が高かった。

ちょこっと添えられていたソース(アンチョビ?)と共に食べると、また味わいが変わる。


Plat principalは、魚を選んだ。

皮目がパリッと焼かれているのに、中はふんわりとしていて、しっとり。
ソースがたっぷりなのも嬉しかったが、この皿でもまた、野菜が美味しく、
アサリのだしが利いたソースとの相性も、良かった。

こちらは、友人が選んだヤンバルポーク


Dessertは、特製のパリブレスト。

「まぁ、キレイ!シュー生地の中は、かぼちゃね」
なんて言いながらデザートスプーンをサクッ入れると、何かに当たった。
「あれ?」

中に入っていたのは、チョコレートでコーティングされたメレンゲ。

これは、素晴らしく美味しかった。


今回のコースは特別メニュー。
しかし、周りを見回してみても、メニューを見せていだだいても、
通常のメニューも、美味しそうだった。
このシェフを教えてくれた友人を連れて、また来ようと強く思った。

私たちは紅茶かエスプレッソかを選べたが、
通常メニューは、エスプレッソかフレッシュハーブティを選ぶことができる。




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