goo blog サービス終了のお知らせ 

Snowmint

Ca m'est reste dans l'esprit.

銀座 「SABATINI di Firenze」

2007-07-30 | イタリアン
銀座「SABATINI di Firenze





席に置かれたメニューを眺め、期待に胸を膨らます。

<前菜>
魚介のマリネ

一口食べて感じたのは、「塩が美味しい!」
オリーブオイルも美味しい。しかしそれよりも塩の旨さが印象に残った。

全国から源泉トマトの競演
8種類の彩り豊かなトマトをピスタチオオイルで冷たくマリネ
フェンネルとオレンジの香り

ピスタチオオイルは、自家製だそうだ。
8種のトマトそれぞれに個性があり、香り高いオイルにも負けていない。
最近ではもうマイクロトマトに新しさは感じないが、
楽しい皿だった。

<パスタ>
芝海老とチポロッティ、イタリア産カラスミのスパゲッティ

パスタは2種出たが、私はこちらが好き。
イタリア産のカラスミは日本のものよりは少しあっさり目、だけれど、オリーブオイルにはこちらの方が合うような気がする。

本場グラニャーノ産の大型マカロニ“パッケリ”
トマトと夏野菜和え、熟成した水牛のリコッタチーズと共に

丁度よかったと言う人もいたが、私は茹ですぎだと思った。もう少しアルデンテの方がいい。
それと、塩気も足りない。これでワインを飲むのなら、もっとチーズを乗せるか塩を利かせなければ、物足りないのではないだろうか?

<メインディッシュ>
長崎五島列島直送の鮮魚料理、または牛サーロインのタリアータ・トスカーナのキャンティワインソースとエシャロットのフォンデュのハーモニー、または仔牛のミラノ風カツレツ・トマトとルコラ菜添えから選べた。

鮮魚は甘鯛、仔牛のカツにはソースが無いと聞き、
牛サーロインのタリアータを選ぶ

予想どうり、ソースが美味しい!

<デザート>
本日のワゴンのケーキ盛合せから、2種
私はピスタチオのケーキと桃のコンポート。

ピスタチオのケーキは、絶品!あと3つくらい食べたかったなぁ。
しかし友人が選んだブルーベリーのシフォンケーキは、よくなかった。
オイルを抑えているのか、ぱさつきがあり、柔らかさも足りずシフォンらしくない。
全体にジャムを混ぜてしまったような色あいも食欲をそそるものではなく、
ブルーベリーの良さも活きていなかった。

珈琲と小菓子
<お好みのコーヒー又は紅茶・プチフール>
カップのふちに、「SABATINI di Firenze」



ここでのディナーは12,000円からだが、今回は友人が見つけた限定コースだったので、消費税サービス料込みで約8,000円。
これで8,000円は、かなりお徳だと思う。
サンペレグリノが900円だったのも、良心的。


パンが美味しくて、パスタを2種も食べたのに、パクパクたくさん食べてしまった。

フォカッチャは自家製と聞いて納得。
しかしバケットは「木村屋」さんだと聞いて、びっくり。
木村屋って、美味しいじゃない?!アンパンしか買ったこと無かったわ。



汐留 「CERISE by GORDON RAMSAY」

2007-07-22 | イタリアン
CONRAD東京28階、直通のエレベーターを上り、

ラウンジの横を通り抜けると、

CERISE by GORDON RAMSAY



こちらで、日曜日限定の“サンデー・ブランチ”

6800円(税、サービス料込み)
前菜、卵料理、メインデッシュ、デザート、ルイ=ロデレールがフリー。

昼間からシャンパーニュが飲み放題、
お酒の得意でない私には、そんなにお得なプランではないけれど、コンラッドの中でご飯が食べたかったの。

前菜の前にガスパチョ。

あまり冷えていなかったけれど、だからこそトマトの味が深く味わえるような気もした。

アミューズ。4種の中から1品選べ、
サーモンのリエット、レモンとフェンネルサラダ添えを選んだ。

レスタジでもサーモンを食べたのでどうしようかと迷ったが、メインに魚が無かったので、ここは魚に。
とても美味しく、大正解。

しかし、この皿でパンを二枚食べたことをすっかり忘れ、出されたパンを食べ過ぎて、後に後悔することに・・・。

パンは4種、どれも美味しかったが、添えられたバターのレベルがあまり高くなかったので、少しがっかり。

卵料理
2種の中から1品
アスパラとオランデーズソースのスクランブルエッグ
 
卵が上等!!シンプルなお料理だけに、素材が大事。
アスパラがホワイトだったら、もっと良かったのに! ・・・って、贅沢?

メインディッシュも4種から選べたが、肉料理か豆のリゾットしかなく、
しっかりしたフレンチが食べたかったので、
鴨肉のコンフィ 根セロリのレムラードとタイムジュを選んだ。

ナイフで触ると、ほろっと骨から剥がれるほど柔らかい。

ソースは酸味の少なく甘め。脂身がまったく無いので私でも食べられたが、量が多く、ほんの少しおすそ分けした。
それよりも根セロリのレムラードが美味しく、「作り方を知りたい!」と思ったほど。
こういうものに力を抜かないのは、嬉しい。

デザートは
ラベンダー風味のクレームブリュレ,ピーナッツバターのパルフェ,バターキャラメルソース,ティラミスから選べたが、
このメニューを見たときに、絶対にラベンダーのブリュレが食べたいと思った。
ラベンダーをお菓子に使うのは難しい。
やりすぎるといやらしく、食べられる代物ではなくなってしまう。
どんなものを出すのか、とても興味があった。

しかし私の雑多な思いはまったくの杞憂で、これは本当に素晴らしかった。
ほんのりと香るラベンダーが、とても爽やか。
花の香りとしてではなく、ハーブとしての役割を果たしている。
クレムの方には殆ど香りをつけず、カラメルに香りを残している。
それが良い感じで口の中で溶け合い、ラベンダーの香りが上品に広がる。
添えられたベリーも生のままではなく、軽く仕事が入っていた。
久しぶりに、よいデザートを食べた。

珈琲は、フレンチプレスでデンッと出されて、「えっ?」と驚いたが、ここはブラッスリーだものね。

美味しい料理に誘われるようにシャンパーニュを飲み過ぎて、少しクラクラ。


店を出てから、ホテルのラウンジでハーブティを飲み、酔いを醒まして帰った。






天気はあまり良くなかったが、28階から見える景色は楽しめた。
 
ゆりかもめが、プラレールみたい!

六本木ヒルズ 「L’ESTASI」

2007-07-21 | イタリアン
六本木ヒルズ 「L’ESTASI」で、土日祝日限定の休日ランチ。


前菜2種盛り合わせ

奥の魚には大した感動もなかったが、牛のタルタルは素晴らしかった。
むしろ、こちらの方が上質な魚の赤身のような旨さ。

パスタは、ニョッキ

シェル型のニョッキの中には詰め物があり、仕事の細やかさに感激!
しかも美味しい。
赤のソースに仄かな酸味があり、ナスのソースが活きている。

メインは魚か肉が選べたが、肉はスペアリブと聞いて迷わず魚。

サーモンの皮目に蜂蜜でも塗っているのかしら?一瞬の甘さを感じる。
しかしそれは長引くことはなく、瞬時にソ-スの酸味が追いかけてくる。
シンプルなお料理なのに、単純な味で攻めて来ない姿勢に思わず笑みがこぼれる。
ヤリイカの中身もサーモン。これは違うものがよかったな。
枝豆も、飾りの感が否めない。

肉は、こんな感じ。

柔らかく、脂も美味しかったらしい。
けど、皿が小さく、食べにくそう。盛り付けは今ひとつだと思った。

Dolceは胡桃入りチョコレートケーキとバニラのジュラート

普通に美味しかったけど、どこででも食べられるようなものを出されて残念。

最後にCafeeが付いて3,800円。
このお値段にしてはレベルは高く、かなり満足。

お食事の終わりにシェフが挨拶に出てきたのも、高感度UP!


白金台 「Ristorante La Casina Canamilla」ラ カシーナ カナミッラ

2007-06-28 | イタリアン
倶楽部アピーチョ’企画の、
佐藤護シェフの四季を謳う夏の章-ラツィオ-ひと口の料理に隠された壮大な歴史
というお食事会に参加した。

今回のお店は、白金台の「Ristorante La Casina Canamilla

ictの代表でもあり、イタリア料理業界のゴットマザーと呼ばれている長本和子さんの店である。
彼女に見込まれたシェフとは、どんな方だろう?どんなお料理を食べさせてくれるのか、
とても興味があった。

今回は、長本さんが翻訳した、アンナ・ゴゼッティ・デッラ・ダルダ著「イタリア郷土料理集」を、佐藤護シェフが再現するシリーズの一コマ。
イタリアの地方に古くから伝わる郷土料理は、最近東京で流行りの軽やかなイタリアンとはまったく違っていた。


店に着き、シャンパンと共に、この日のメニューが渡され、
プリフィクスだと思っていたものがフルコースであったことを知り、少したじろぐ。


前菜は、
生ハムでとったコンソメ“ストラッチャテッラ”と
モッツァレラチーズ、アンチョビ詰め 三浦産ズッキーニの花のフリット

ストラッチャテッラ、一口目の印象は強くない。しかし飲んでいくうちに、生ハムの風味が、体にしみて来るようなスープだった。
ズッキーニのフリットは、素晴らしくジューシーな仕上がり。前菜ではあるが、この日出された料理の中で、一番好き。

アンティパストは、(手前から時計回りに)
栃木産有機栽培緑ピーマン、ツナの詰め物、
トマトに詰めたイタリア産お米とバッカラ、
北海道産仔羊・群馬県産仔山羊の内臓と埼玉産カルチョーフィのマリネ

緑ピーマンの詰め物は、とても普通。
普通と感じてしまう原因は、ツナだと思う。そしてソースが、また普通のマヨネーズソース。普通が2つも並んでしまうと、がっかり度が増す。

しかし、トマトの詰め物は良かった。米が柔らかすぎる感もあったが、とても美味しい。
家でも作ってみたくなる料理だ。
作れないようなものが素晴らしいとは限らない。誰でも真似できそうなものを美味しく食べさせてくれるのも、シェフの上手さだと思う。

羊と山羊の内臓は、パス。一口食べて、駄目だった。

プリモは赤ピーマンを練り込んだフィットチーネ、蔵王香鶏のピーマン煮込みソース、

ソースをたっぷり目で食べると美味しい。麺が太いので、ソースが少しだと麺に負けてしまう。
たっぷりとかかったペコリーノチーズにさえ、うっかりすると勝ってしまいそうな力強さ。

宮城県甘茶豚、自家製パンチェッタと自家製ペコリーノチーズのカルボナーラ、

とても美味しいパンチェッタだった。麺の固さも丁度いい。

イタリア産アーティチョークのトルッテリーニ
ミント・グリンピース・生ハム・マッシュルームの軽いクリームソース。

‘軽いクリームソース’とあるが、決して軽くは無い。しかし絶妙なさじ加減で加えられたミントがソースに爽やかさを加えていて、つるつると入ってしまう。
グリンピースが、美味い!

この3皿は、6人でシェアした。

セコンドは、
ローマ風ポルケッタと、
北海道産仔羊のカチャトラ テラスに咲いているローズマリーと自家製アンチョビ
栃木産ズッキーニのトリフォラーティと戸田農園産ジャガイモのロースト

手前がポルケッタ。
詰め物をした、子豚の丸焼き。

部分によっては食べられたが、詰め物の内臓は、食べられなかった。
ハーブをかなり利かせてはいたが、無理。
仔羊のカチャトラは、よく煮込んであり、トマトソースも美味しかったが、ぶよぶよしている所は食べられず、残してしまった。
自分が食べられるものが出るかどうか、もう少し、リサーチしてから来るべきだったのかもしれない。
ジャガイモとズッキーニ以外は苦手な皿だった。

そしてドルチェはローマの休日を思い出して、できたてバニラのジェラートとマチェドニア

ここまで、ずっしりと重かったので、ドルチェがジェラートだったことに感謝!
かなり甘くはあったのだけれど・・・。

そして、濃いエスプレッソで〆


この日のイベントもメルシャンの協賛だったため、シャンパンから始まり、お料理に合った白、赤のワインを惜しげも無くトクトクと注いでくれた。
私はいつも、お味見程度しか飲めないのだが、それでも雰囲気は楽しめる。

そして、長本さんのお話が、とても楽しい。
今回は、イタリア旅行から帰ってきたばかりとあって、面白いお話を沢山聞かせてくださった。
とくに興味深かったのは、マティーナという街の洞窟住居のお話。
そこの釜で作られたパンを、彼女は持ち帰ってきた。



約5kg、これでも二番目に大きいパンなのだそうだ。
薄く切ったものをいただいた。
保存の意味もあり、少し塩分は強め。しかし、想像していたよりは固くない。
焦げた部分が香ばしく、
白い部分は、噛締めれば噛締めるほどに、粉の旨さが感じられるパンだった。





六本木 Tokyo Midtown 【 The Ritz-Carlton】 「Forty five」

2007-05-21 | イタリアン
東京ミッドタウンThe Ritz-Carlton 」45階、「Forty five」で、ランチ。


よく晴れていたので、海まできれいに見える。


前菜は、有機野菜のサラダ。

これがかなりボリュームがあり、食べ応えがあった。

青葱とジャガイモのスープ

食べたことのない味。
添えられていたカナッペに乗っていたのは、ナスかなぁ。


パンは数種出たが、みんなが美味しいと言ったのが青海苔のパン。
口に入れると、ふわっと青海苔のよい香りが広がる。


メニュー


メインは、茸と手長海老、チキンのリゾットと、

渡り蟹のパスタが選べたが、

リゾットは家で食べたばかりだったので、パスタを選ぶ。
渡り蟹は美味しかったが、食べられないもの(殻)があまりの多すぎる。
あんなに乗っていたら、パスタが食べにくい。飾り程度でいいのに。
それと、葱も多すぎた。葱の強い香りで、せっかくの蟹の風味が楽しめなかった。

デザートのシャーベット盛り合わせ。

シャーベットだけでなく、下にベリーが隠れているのが嬉しい。

これに珈琲がついて、税・サ込み5200円。





帰り際に夕人から、「今日の料理はどうだった?」と聞かれたが、
ここは料理をどうこう言う場所ではなく、雰囲気を楽しむ所なのだと思う。
リッツに入る所からゴージャスな気分が味わえた。

これだけ眺望が良いのだから、夜景は素晴らしいだろう。


ワインも揃っていたし、


ケーキやチョコレートも美味しそうだった。


しかし、ディナーのコースは¥16450から。
それに税金とかサービス料などが加わり、お酒なんて飲んでしまったら、2万円を超えるかも。
それでも、ここに泊まって美しい夜景を楽しみながら、リッチなディナーを楽しみたいわと思うのが、女心。
そんな金額を出すのなら、銀座で寿司か天ぷらでも食べたいわと思うのは、食いしん坊。

私?

私は銀座で寿司が食べたい

乃木坂 「La lingua ochiai」

2007-05-17 | イタリアン
ロールケーキ教室終了後、
友人と、平野先生を囲んで事務所で打ち合わせ。
ケーキを戴いたというのに、夕方になったらもうお腹がキュルル~

「お時間あります?」と伺い、予定をずらしていただいて、三人でお食事に出かけることに。
とはいっても、三人ともあまり時間も無い。
一番近い店という理由で(すみません)久々に「La lingua ochiai」へ。

店内を見ると、厨房もフロアも、以前よりも人が増えている。


コースを食べる時間は無い。
アラカルトで食べられるのならここで、と思っていたので、それを聞くと、
大丈夫だと言う。

昼間作ったロールケーキを持っていたので、冷蔵庫で預かってくれるかと聞いていると、
奥から人がやってきた。

春木くん!!

うわぁ~、久しぶり。「まだいらしたのね」などとまた失礼なことを言ってしまった


さてさて、まずはホワイトミモザで乾杯。

前菜に、ホワイトアスパラの炭火焼。

レモンをキュッと絞っていただく。これは本当に美味しい。

そして私は、イチジクの入ったゴルゴンゾーラソースのラビオリ。

中に入ったイチジクのプチプチ感がいい。
しかしこの甘さなら、ソースにもう少し塩分かアクセントがあっても良かったかも。
美味しいのだけれど、終わりに近づくと少し辛い。
何か、口の中で味が変わるものが欲しい。
ハーブでもいいかも、だけど、これが秋口だったら、甘みの無い洋ナシを薄くスライスしたものが添えられた・・・?かな?それではあまりにsweet過ぎるか?
ん~、あまりいいものが思いつかないけど、何かあればもっと、よりサプライズのある皿になったような気がする。
しかし、まぁ、これは好み。
それにこれは、コースの中で、ほんの少しいただいて、気分や口を変える、そんな役割のものなのだ。
これをメインに頼んだ私がNG。

お二人が頼んだお皿。


ちょっとピンボケ
ブッタネスカは、いいオリーブだった。

パンは、ふつう。
だけどコペルトもサービス料も取らない店で、そこまで要求するのは贅沢か?
でも、ちょっと粉を変えるだけでも美味しくなると思うんだけど。


前に来たときにも書いたが、柿沼シェフは、とてもお上手な方だと思う。
何を食べてもだめなものが無いというのは、意外と難しいことだ。
サービスの若い方たちはまだ慣れていないような感じはしたが、一生懸命さは伝わる。
私たちのテーブルには、春木さんがついてくれたのだが、その気遣いは、本当に細やかだった。

このお値段で、これだけのお料理が食べられたら、非常に満足。
誰かに「ミッドタウン近くで、安くて良い店は無いか」と聞かれたら、
迷わず紹介するだろう。



今日のお食事は、とても楽しかった。
色々なものが引き寄せられるような出会いは、素晴らしい。

品川 「Da Noi Altri」

2007-05-01 | イタリアン
高輪東武ホテル1階「トラットリア ダノイ アルトリ」で、ランチ。



前菜

ハムは普通のロースハムみたいで、チーズも普通。
一口食べて「これ美味しいね!」という言葉が出るものが無い。

アマトリチャーナ

パンチェッタがイマイチ。

真鯛のグリル

香ばしいというよりも、「焼きすぎじゃない?」といった見栄えだが、
意外にも、身はふっくらしていてしっとり。


チョコレートケーキに松の実って、いいなぁ~。
真似しちゃお。



以上で3700円。

メニューの説明もほとんどなく、ドリンクのオーダーも間違えていた。
感動的なお料理は一つも無かったけれど、決定的に駄目なものも無い。
これを安いと思うか高いと思うかは、その人しだい、
だけど、また行くかと聞かれたら、微妙かなぁ・・・。

青山 「Ca Angeli」

2007-04-08 | イタリアン
イタリア料理好きな人が集まり、青山「Ca Angeli」で、ランチ。


アンティパスト / パスタ /メインディッシュ / デザートとコーヒーで、¥2,625というコースを食べた。

まずはアンティパスト

蛸のマリネも美味しいし、海老に乗ったカブもいい。
ここは、野菜が美味しい店なのかも・・・と思っていたら、
ブルスケッタのトマトが、とても美味しい!
流行のフルーツトマトのような甘ったるさはなく、しっかりとした酸味がある。
(じつは、一緒にお食事をしたメンバーの中に、このトマトの生産者の方がいて、お土産に頂いた。その話はまた後で・・・。)
しかし、奥の卵は良くなかった。だって、まるでサンドイッチの中の卵みたいなんだもの。
彩りに加えたのかもしれないけれど、これはいらない。

フレッシュトマトのバジリコ風味のパスタと、焼きリゾット 鴨の赤ワイン煮込みソース

このパスタに使われていたのも、先ほどのトマト。味は悪くないけど、かなり茹で過ぎ。アルデンテには程遠い。

メインは、私にしては珍しく、豚フィレ肉のグリル 

なぜこれを選んだのかというと、「シシリアンオレンジとアーモンドのソース」というのが、どんなソースなのか、とても気になったため。
しかし期待したオレンジの風味は少なく、バルサミコのソースを軽くしたようなお味。肉の焼き加減も硬く、これは残念。
しかし添えられていた蓮根に、それ自身の甘さが残っていた。
やっぱり野菜は美味しい。

デザート

手前はトマトのジェラートとトマトのジャム。
トマトは種ごとジャムになっていた。意外にもそれが気にならず、むしろ美味しい。
ミントと一緒に食べると、また違う味わい。
真ん中は、なぜかフレンチトーストみたいなもので、奥は小さなパイ。
パイはどうでもいいような作りで、無くてもいいくらい。


全体の印象としては、「後一歩足らない」といった感じで、惜しい。
それでもまぁ、値段に見合った料理、なのかなぁ・・・?

恵比寿 「アンクルトム」

2007-03-14 | イタリアン
VIVA GARLIC」を共同購入した料理好き男子と待ち合わせ、恵比寿。
彼のお勧めのパスタ屋さん、「アンクルトム」に行く。

まずは一押しの「納豆ミートソース」

え?大丈夫?と疑ってかかっていたのだが、意外にも美味しくてびっくり。
これに粉チーズをかけると、さらに旨い。

タラコ・ウニ・キムチ

こってりとしたソースに、キムチが合う!

お店の今日のお勧め「スモークサーモン・シメジのクリームパスタ」

正統派パスタに、ちょっと安心感。

最後はあっさり系で、アサリとシソの生姜ソース

これは、ニンニクと生姜のソースを選ぶことができる。お店の方に、お勧めは?と聞いたら、「生姜がよく出ます」とおっしゃったので、生姜味に。
これが当たり!この組み合わせは、いいなぁ。

この4種類を、3人でシェアして食べ、消費税込みで¥4980
お値段もリーズナブル。


メニューが沢山あって、とても悩む。しかし、今日食べたものは、すべて美味しかった。素材の組み合わせが上手いと思う。
多分、どれを食べても、美味しいんじゃないのかなぁ。
それと、お店の方の気遣いもよかった。
「お皿がもう一つ欲しいかも・・・」なんて呟きを聞いていて(笑)、サッと出してくれる。
料理の出が早いのも、いい。

恵比寿 「Polsecco」 ポルセッコ

2006-11-11 | イタリアン
お気に入りのイタリアン「Polseccoに、友人を連れて行く。

4000円のランチ。







そして友人のメインとドルチェ



やっぱりここは美味しい。
しかし、今日、一緒に行った友人は気に入ってくれたが、
ガッツリした料理の好きな人はだめかもしれない。
食べる人を選ぶ料理のような気がする。
でも私は、この繊細さ、好きだなぁ~。

残念ながら写真を撮り忘れたが、
友人がUltimoで選んだ「鱈子のラビオリ」が素晴らしかった。
最近、食べ物でこんなに衝撃を受けたものは無かった。
見た目、何てこと無い料理なのだが、食べてみると、その深さに驚く。
え?オマール海老?いや、これ、鱈子だよね、と友人と顔を見合わせて確認してしまったほどの旨み、
その旨みの後に、ふわっと鱈子の風味が来る。やはり鱈子だ。
それに牛蒡と九条葱のソース。
なんて組み合わせなんだ!

贅沢なご飯を食べたときには、こういう出会いが欲しいと思う。


ただ、いつも思うことだが、ドルチェがもう一ひねり欲しい。
美味しいのだけれど、もうひとつ足らない。
本当に美味しい。だけど普通に美味しいだけ。
それでは足らないなどというのは欲張りなことかもしれないが、
もう一ひねりあれば、もっと良くなるような気がする。

たとえば、私が食べたオリーブオイルのグラニタ、
アイディアは素晴らしいと思うし、添えられた柿も良かった。
しかし、ここにほんの少し、酸味のあるものが添えられていたら、もっと深みのあるドルチェになったと思う。
柿と杏を合わせたピュレなんかが合うかも・・・。
そして友人の食べたバナナのドルチェも、カラメルが甘すぎ。
もっと苦味のあるカラメルのほうがいい。
このままでは単調すぎて、食べながらも飽きる。
私だったら、これに薔薇の実の砕いたものを合わせる、と言ったら、
友人は「私は黒胡椒でもいい」と言った。
それほどのアクセントが欲しいということか。