白雲去来

蜷川正大の日々是口実

何が、日本の政界最強、最高のリベラルだよ。

2016-09-17 08:52:56 | 日記
九月十五日(木)曇り。

民進党の代表選挙で、蓮舫氏が新代表に決定した。もし彼女の二重国籍問題が発覚しなかったならば、蓮舫氏が代表となった民進党は、自民党にとって、かなり手ごわい存在となったに違いあるまい。そう言った意味では、蓮舫氏の二重国籍問題を告発した八幡和郎先生の殊勲は甲かもしれない。

しかし、それはそれとして、蓮舫氏の政治家としての資質や思想性、政治目的をきちんと議論、批判せずして、何時までも二重国籍問題にこだわっているのは、どうかと思う。本人が「私は保守」と断言しているのだから、安保法制や沖縄の基地問題、改憲など、私はこう思う、と言うことを一日も早く表明して頂き、日本の政党の代表としてふさわしいか、どうかと言うことを議論してもらいたいものだ。

死んだ人に鞭打ちたくはないが、加藤紘一氏などに比べたならば、前原氏や野田氏の方がよほどましだと思うのだが。加藤紘一氏の葬儀において、山崎拓氏が、生前加藤氏と交わした憲法論議を披露していたが、「九条が日本の平和を守ってきた」などと言う哲学的な馬鹿を、「日本の政界最強、最高のリベラル」などと称したが、今や「リベラル」などと言う言葉は、アカにもなれず、かといって保守に行く勇気もない、時代遅れの低能政治家の代名詞であると認識した方が良い。自民党に所属していながら、わざわざ自分を、リベラルなどと称する意識の低さ。自民党の英語表記は、「 Liberal Democratic Party of Japan」である。英語表記の略称は、「LDP」。早い話が、自民党だってリベラルなんです。

加藤紘一氏が、政治家としてどんな人物だったかは、佐々淳行氏の『私を通り過ぎた政治家たち』(文藝春秋)を是非読んで頂きたい。
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