白雲去来

蜷川正大の日々是口実

霜鬢(そうびん)明朝 又一年

2023-01-03 17:58:12 | 日記

12月31日(土)曇り。

樋口一葉の体験から、貧乏のもとに生まれた人たちが背負っていかなければならない人生を描いているのが、有名な「おおつごもり」。今日は、その大晦日。女房は古いが、畳と障子を新しくした。昨日には、玄関にささやかな門松や正月飾りを吊るし、陋屋に相応な鏡餅も飾った。

夜は、家族そろって「やきまる君」を使って、好きなミスジを焼き、五島うどんに「エビのかき揚げ」をいれて年越しの蕎麦、いやうどんか。何年かぶりで「紅白歌合戦」を見た。しかし、出てくる歌手は知らないグループや歌ばかり。どこで手拍子をしたら良いのか、何処で終わるのかさっぱり分からん。皆、同じような連中に見える。前半を、若い人向け、後半を私のようなジジイ向けと分けてくれないかなぁ―。途中で消してしまった。もう二度と見ないけんね。

録画した「富士山駅伝」を見る。こっちの方が百倍楽しい。名城大学の5連覇。黄金時代となった。明日は、実業団対抗駅伝。二日は箱根駅伝。正月は、駅伝三昧。嬉しいなぁー。

大晦日になると中国の詩人である高適の「除夜作」という漢詩が必ず浮かぶ。北海道時代、寒さに耐えながら学んでいた頃の事と共に・・・。       

旅館寒燈獨不眠  旅館の寒燈に独り眠れず
客心何事轉凄然  客心何事ぞ転(うた)た凄然
故郷今夜思千里  故郷今夜 千里に思う
霜鬢明朝又一年  霜鬢(そうびん)明朝 又一年

大晦日の夜に旅館の寒々とした灯りの下、眠らずにいる。旅人の心に、どうしたことだろう…痛ましい気持がこみ上げてくる。この夜、千里離れた故郷のことを思う。明日の朝はもう新しい年だ。この鬢の白髪もまた年を重ねるのだなぁ…。

本当に髪の毛は霜のように白くなって、年が明ければ七十二歳となる。正に、門松は冥土の旅の一里塚。めでたくもあり、めでたくもなし。


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玄品ふぐ。

2023-01-03 17:47:34 | 日記

12月30日(金)晴れ。

起きてから、まず「大学女子富士山駅伝」を録画予約してから朝食。野菜のうま煮、湘南餃子、わかめの味噌汁。昼は抜いた。夜は、仲良しのご夫妻のお世話で、野毛の「玄品ふぐ」へ。久しぶりに「ひれ酒」を飲む。テッサ、ちり鍋にから揚げに雑炊。いい年の瀬だなぁー。我々の隣に座ったチャラそうなカップル、男性は、コーラ、女性はウーロン茶。コーラとウーロン茶で「ふぐ」を食べても美味しいのかい。と聞きたくなったが、まあ人はそれぞれ。仲良くやっておくんなまし。

その後に、「オアジ」にて二次会。しばらく飲んでから解散。月がとっても青かった。


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年の瀬になって、ちょっぴり忙しい。

2023-01-03 17:31:50 | 日記

12月29日(木)晴れ。

昨夜から、年末年始の休みで、我が家に帰ってきている下の子供と、家族が皆揃っての朝食は、お粥、鮭、野沢菜のおしんこ。昼は、カレーパン一個にコオヒイ。夜は、焼肉、清風楼の焼売、レタスのナムル、マグロの刺身。お供は「黒霧島」。

先日、久しぶりに畳の張替えをしたので、次は、障子の張替えをしようと、午後から愚妻と「島忠」へ。帰りに、近くのスーパーへ行き、夕食の仕入れ。帰宅後は、風呂場や冷蔵庫の掃除など、一応年の瀬の忙しさの中に身を置いている。


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