白雲去来

蜷川正大の日々是口実

夏が嬉しかった、子供の頃が懐かしい。

2016-07-02 07:52:19 | 日記
七月一日(金)晴れ。

子供の頃は、七月の声を聞くと何となくウキウキしたものだった。近くの原らっぱでオニヤンマを追いかけて走り回ったり、プールや海で時間が経つのを忘れて遊んだ。カレンダーが、六月から七月に代わると、夏休みが射程に入って、心が騒いだ。せっかくの休みに雨が降ると恨めしく、何か一日損をしたような気持ちになった。小学生の低学年の頃は、我が家にはまだテレビもなく、狭いアパート暮らしでは、部屋には、遊ぶスペースなどもなく、することもなかった。そんな時に、教科書でも開いて勉強すれば良いのだが、そんなことをしていたら、もう少しましな人生を歩んでいたかもしれない。

私の人生訓は、「棚からぼた餅」と「果報は寝て待て」。というのは冗談ですが、今日から七月。頭を切り替えて前向きに、(何を前向きになのか自分でも分からんが)頑張りましょう。しかし、歳を取ると、夏の暑さから逃げたい時がある。

過日、私の友人が徳之島で開催されたトライアスロンの大会に参加した。沿道で応援する島民の多くが、日の丸の小旗を振りながら選手を応援してくれて、とても感動した。と話していた。徳之島と言えば、戦艦大和が沈んだ海に近い。たしか慰霊祭も行われているのではないだろうか。それはともかく、年少、といっても五十を少し過ぎているのだが、トライアスロンの競技は、若い人でもかなり体力を有する競技だ。

今回は「ミドル競技」と言って、水泳が二キロ、自転車で走るのが、七十五キロ、ランニングが二十一キロ。これを次から次に一日で行うのだ。私も若い頃は陸上競技をやっていたが、とてもトライアスロンに挑戦する勇気も気力も体力もない。一時間のウォーキングに出ようと思っても、考えただけで心が萎える。それでもトライアスロンとまではいかないが、年内には、四十二・一九五のフルマラソンの距離を「歩いて」みたいと思っている。ちょっと情けないか。

夜は、大人しく酔狂亭で月下独酌。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする