まだできる事はある

人間を慈しむ事さえ出来ない人が、わが国を指導してきたとしか、思えません。今こそ私達の目指すべき道を本気で考えるべきでは。

「英雄フクシマ50」を見殺しにした政府を憂うる

2011-04-20 22:16:49 | 東日本大震災

「英雄フクシマ50」を見殺しにした政府を憂うる 4/20

 

この度の大災害は天災であるとしても良いものだろうか。

初動措置の不手際、緊急時に対する無策を露呈したものではなかろうか。

 

地震発生後には800人いたが、15日朝に4号機で火災があり、750人が退避。監視などのために残った50人が、フクシマ50になった。

この50人が福島原発の守護神となり、決死の特攻活動を続けた訳であるが、

「フクシマ50」の隊員たちが望んだ事とは、次なる救援隊の到着ではなかろうか。

 

決定的なる間違いとしては、初動体制の出動にどうしようもなき遅延が生じた事。

数時間後に緊急なる援助をすべきところを、数時間どころか、丸一日、数日間放置していたが為に、すべてが手遅れと為ってしまった事でしょう。

 

日本国の英雄たる、「フクシマ50」を援助したき日本全国の英雄たちは、彼ら「フクシマ50」と行動を共とし福島原発を助けたかったと無念の涙を流しています。

 

今となっては全て手遅れなのですが、

どうして、フクシマ50の英雄達の決死的行動に対して、東電もしくは日本政府は日本全国の英雄たちに対して緊急なる手助けを要請しなかったのでしょうか。

 

せめて、3月12日か3月13日に、50人体制でなく、500人体制としていれば、この度の原子炉の爆発などは無かった筈なのですが。

残念でなりません。

 

 

「英雄フクシマ50」欧米メディア、原発の作業員ら称賛「英雄フクシマ50」欧米メディア、原発の作業員ら称賛

2011年3月18日

 

 福島第一原発で作業にあたる人々が、欧米メディアやネット上で「フクシマ50」と呼ばれている。

 

 米紙ニューヨーク・タイムズ電子版が15日、「顔の見えない無名の作業員が50人残っている」とする記事を東京発で載せた。米ABCテレビも「福島の英雄50人――自発的に多大な危険を冒して残った原発作業員」と報道。オバマ米大統領は17日の声明で「日本の作業員らの英雄的な努力」とたたえた。

 

 最前線で危険な作業を担うのは、東京電力のほか、東電工業、東電環境エンジニアリングといった子会社、原子炉を製造した東芝、日立製作所などメーカーの社員たちだ。

 

 地震発生後には800人いたが、15日朝に4号機で火災があり、750人が退避。監視などのために残った50人が、フクシマ50になった。その後、新潟県の柏崎刈羽原発などからも応援が駆けつけ、交代しながら作業。送電線を引いて電源を確保する作業員も加わり、18日朝には総勢約580人になった。

 

 作業員は頭まで覆われた防護服姿。頭をすっぽり覆う防護マスクもつけている。胸には放射線量をはかる線量計。その日に浴びることができる放射線量をセットし、8割まで達すると警報音が鳴る。

 

 原子炉内への注水作業は、人海戦術だ。1人の作業時間を決めて弁まで行って操作。それを交代で繰り返す。格納容器内の蒸気を外に逃す弁を開く作業では、1人が大量の放射線を浴びた。18日までの負傷者は20人を超えた。

 

 建屋の爆発で飛び散ったがれきが、作業をはばむ。放射線量が高い1~4号機での活動は難しくなり、いまは電源確保や5、6号機に人を振り向けている。

 

 現地の対策本部は、原子炉の山側にある免震重要棟にある。作業員は、この棟で寝泊まりしている。東京・内幸町の本社2階にある緊急時対策室に現地の状況を伝え、指示を仰いで作業を進める。

 

 本社の緊急時対策室には、100人以上が詰める。中央に円卓があり、大型モニターが現地の様子や計画停電の状況を映す。社員の一人は「テレビ会議で厳しい環境で作業する仲間をみていると、涙が出そうだ」。中央には清水正孝社長がすわる。周囲には復旧班や計測班の机があり、対策を練る。原子力安全・保安院は、別室に陣取る。

 

 原子炉圧力容器や格納容器内の圧力計や水位計は、一部が機能を失っている。何が起きているのかは、限られたデータから推測するしかない。ある幹部は「スリーマイル島やチェルノブイリの事故のときにどんなことがあったのか思い浮かべながら、何をすべきか考えている」と明かす。

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿