ひとを慈しむ心 掲載日:2008年1月7日
人間とは所詮、弱きものです。
私たちがいくら強がってみた所で、一個人の能力なんか、たかが知れたものです。その人の能力を最大限に高めるには、周囲の人々からの刺激、啓蒙が必然、必要にして不可欠なのです。
私たち日本人社会は、いにしえより、それを実践して参りました。
聖徳太子における、和をもって尊しと為す、それが人間としての古来よりの真実なのです。
現在いわれている、日本国社会に於ける、いわゆる個人能力至上主義としての自己責任の追及、結果万能主義、それを問われては人間疲れてしまいます。
人間なんか所詮、なまけものなのです。
本来優秀にしてかつ働き者の人間なんか100人のうち一人もいればそれで充分であり、彼らに対する報酬は、人々、皆との一体感、よくやったと思われる事、その充足感、それが最高であり、かつそれだけで良いのです。
小泉首相、その時代の、あのブレイン、彼らがした事とはなんだったのでしょうか。
我が国は、どんどんと結果として社会が凋落し、もう最悪かつ希望の見えない世界へと転落しています。
企業経営者の方々も、もうそろそろ、お気づきになっている時期かと思います。
弱者を切り捨てる社会、それこそが企業の発展無き社会である事に。
世界のトヨタでさえ、その例外では有り得なかったようです。
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