ダイソーの瓶オープナー（力学的なデザイン）

先日のことです。ダイソーに前田のランチクラッカークラシックを買占めに行きました。幸い5個もゲットすることが出来て満足でした。そしてキッチン用品売り場を漁ります。ダイソーの優れものがまた買えるのではないかという期待があったからです。
しかし315円のエンジンのオイルエレメントを交換する工具に似た道具を見つけただけでした。315円はダイソーの商品としては邪道なので買わず、もっと探すと105円の商品を見つけました。グリーンとピンクの製品が複数個ありまました。これも買い占めようかと思ったのですが、1個だけ買って試用してみることにしました。
ジャム瓶の蓋にはめて回しますが、上手く回せません。ゴム（エラストマー）が薄いし柔らか過ぎるのです。以前購入した商品（画像の右）は樹脂が硬くて85歳の「祖母」にも使えました。
蓋の周りの帯が滑らない理由は「オイラーのベルト理論」で理解することが出来ます。蓋を回しながら昔読んだ新書を思い出しました。

蓋を回すということは蓋にトルクをかけることです。蓋の中心から力の作用点までの距離が大きいほど楽に回す事が出来ます。この肝心な視点を忘れて、機能とは関係ないフックを追加するのは全く腹が立ちます。開発担当者は自分で使ったのだろうか？

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