梨のシーズンは「新水」から

８月も中旬になって前橋市の大島地区の果樹園は梨のシーズンに入りました。関口梨勝園に電話すると「営業しています」とのお返事を頂いたので期待を膨らませて車を走らせました。シーズンの初めなのでまだ量はまとまっていませんが早生の「筑水」と「新水」がありました。この２品種は生産量の一番多い幸水より前に出荷出来る品種として育成されました。品種名に「水」が付くのはジューシーさを表すことをあるでしょうが、品種の両親から引き継いだらしい。
購入したのは新水で、２ｋｇ一袋1,100円でした。他にジャム用も調達して帰宅しました。昨年のリンゴのシーズンに活躍した回転式のピーラー、果実の芯を抜いて８等分するアップルカッターの汚れを拭って準備をします。皮を向いて８等分し、芯の近くにある石細胞を多く含む部分はダイソーの優れもの（トマトナイフ）で取り除きます。さらに果肉を５ｍｍ程度に切り刻んでステンレスのボールに貯めて計量します。所定の半量のグラニュー糖を加えて煮始め、火が通った頃を見計らってブレンダーで粉砕します。梨は林檎や桃と違って火が通っても柔らかくなりません。梨の果実には石細胞が多いためでしょう。浮き上がったアクを取って、さらに煮て残りの砂糖・クエン酸・ペクチンを加えて仕上げます。

昨年のデータもあるのですが、シーズン最初の作業はちょっと気を使います。味は昨年とほぼ同じに仕上がったようです。梨ジャムの調味料としての用途を探るのも今年の課題です。

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(8/16追記)関口梨勝園さんの梨の販売スケジュールを頂いた書中見舞いから転載します。
新水　　　　　　8月12日頃より
幸水　　　　　　8月20日頃より
豊水・新星　　　9月初めより
南水・あきづき　9月中旬より
新高　　　　　10月初めより
新興　　　　　10月中旬より