271828の滑り台Log

271828は自然対数の底に由来。時々ギリシャ・ブラジル♪

「花子」になりたかった「はな」

2014-07-19 09:28:50 | Weblog
朝ドラ「花子とアン」は朝食後に家族で視聴していますが、私は新聞を読みながらの「ながら視聴」です。家内は以前からの柳原白蓮のファンですから熱心、私はこの分野(短歌)に全く興味がないので聞き流しています。それに『赤毛のアン』も読んだ記憶がありません。
それでも主人公の安中はなが自分を「花子」と呼んで欲しかったことはドラマの中で何度も聞きました。先日の朝もはなの結婚式で牧師さんに「花子と呼んで下さい!」とお願いしていましたね。それで思い出したのが見出しの画像の『「子」のつく名前の誕生』です。
本書はアマチュアの研究者井藤さん(理学部物理学科卒)が担任したクラスの女の子に「子」が付く名前が極めて少ないことに素朴な疑問を持ったことから始まります。井藤さんも私も同年代なのでしょう。中学の同級生には「子」の付く名前が多かったように思います。それで同窓会を機会に名簿を良く見て「子」さんをカウントしてみると約70%でした。トップは「ヨウコ」さんで、漢字では洋子・容子・陽子さん達です。
井藤さん達の調査によれば明治期までは「子」の付く名前は専ら皇族・華族の子女に付けられていましたが1900年頃から庶民が「子」をつけることに抵抗感が無くなったそうです。それでもこの頃は今で言うキャリアウーマンが筆名で使っていましたが、だんだん本名にも「子」をつけるようになりました。「子」が一般化したのは徳富蘆花の『不如帰』に登場する浪子の影響も大きかったのでしょう。それに加えて大正三美人、特に白蓮事件の柳原白蓮(本名は子あきこ)は離縁状を新聞公開したので知名度は抜群だったはずです。他の二人は九条武子と江木欣々(本名は栄子)で「子」がついています。こんなことを調べていて見つけたのが以下のYouTube、また見たい映画が増えてしまった。


もうひとつ思い出したのが女の子同士の隠語かな。仮に私の同級生に安中花子さんがいたとしましょう。親しい仲間内では、安中花子-中花=安子と演算し「あんこ」と呼ぶのです。当時の少女文化ではかなり一般的だったと記憶していますが、僕たち男の子は恐れ多くて「あんこ」とは呼べませんでした。

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2 コメント

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”なぜ福島にロボットを送れなかったのか”の検索して お邪魔しました。 (通りすがり)
2014-07-28 16:25:47
メールアドレスは”HTMLエンティティ化”すれば 表示は自然のまま 機械は読み取れません。
検索してみてください

 其の手の開発を某総理大臣が止めさせたのは割と有名だったりする だから企業は需要がないから開発しないということです。 日本のロボット開発は 鉄腕アトムのような 友達を作りたいというところが根底にありますね。 
返信する
HTMLエンティティ化 (271828)
2014-08-04 16:01:32
HTMLエンティティ化に」ついてご教示ありがとうございます。ブログに手を入れるときに検討いたします。

私も鉄腕アトムで育った年代なので大きなことは言えませんが、軍用のように潤沢な予算がないと開発が進まないようです。
返信する

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