271828の滑り台Log

271828は自然対数の底に由来。時々ギリシャ・ブラジル♪

宮田村商工祭(その4)

2009-10-09 04:16:41 | 公園案内
遊具を搬入して設置した「宮田村総合公園 ふれあい広場」を下見したのは2009年9月10日でした。その時は時間が取れなかったのでこの公園を詳しく見て回ることは出来ませんでした。10月3日に遊具が搬入されて試運転終了後に学生さん達と公園で遊びました。これもお仕事です。

この公園の案内図で、画像をクリックすると1024x768の大きな画像が開きます。遊動円木を設置したのは親水海の南側、直ぐ下に野球場があります。ステンレス製のモニュメント、幼児用の遊具広場、児童用のコンビネーション遊具がありますが、目立つのはローラースケート場をまたぐローラー滑り台(ジャンボ滑り台)です。滑走長は100m以上ありそうです。

ローラースケート場にかかる橋を渡ってスタート地点に至ると、下にコンクリートの滑り台が見えます。レトロな雰囲気があって好感が持てます。

滑り台を支える橋梁やタワーの作りはかなり凝っていて、設計者のこだわりが伝わってくるようです。では早速滑ってもらいましょう。




一般的に長いローラー滑り台は直接お尻で滑ると痛いのでスポンジなどが用意されていますが、ここはポリエチレン製の小型そりで滑ります。直径30mm程度のアルミのローラーではソリ無では痛くて滑れないでしょう。スポンジやお尻に比べてポリエチレンは硬いのでスピードが出るのは見ての通りです。お尻を変形させる仕事をしないからです。位置エネルギーを運動エネルギーに変換する効率が良い、ということですね。
着地点から撮影した動画を見ると、後から来た体重の軽い子供が前の親子に追いついています。ローラー滑り台では質量の大きい大人の方がスピードが出ますが、動く物体が人間だけでなくローラー全体を回転させることを考えると納得できます。しかし後から滑る人は前を滑走した人が回転させたローラーを利用できるので必ず追いついてしまうのです。
滑り台でよく起きる事故は追突なので「大人は後、子供は前」が正しい遊び方です。そして小さい子供を抱っこして滑るのも危険です。理由はお分かりですね。
学生さんに「どうだった?」と聞くと見学会の時に遊んだ滑り台の方が快適だった、と答えてくれました。側板に体が押し付けられてスピードが出ないと言うのです。

公園の周りには街路樹としてバラ科のナナカマドが植えられていました。実は赤くなり、紅葉も始まっていました。ナナカマドの実はこのままだと渋くて食べられませんが、果実酒にすると琥珀色の香りの良い酒に仕上がります。

赤い実が緑に映えて綺麗なのはイチイです。茶碗のような部分は甘くて食べられますが、種子は有毒と書いてあります。赤い部分を食べたら種子を噛まずにピュッと吐き出しましょう。
イチイの木は昔の英国では長弓(ロングボウ)の材料とされました。墓場のイチイが良いという迷信もありましたが、実際にはスペインから輸入していたのです。

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