家庭用放射線測定器と福島県

安価な放射線測定器を前々から持ちたいと思っていました。キットの存在は知っていましたが、これも入手難でした。ＧＭ管も自作できるらしいけれどブタンガスを使うようではちょっと危険です。タニタとかオムロンが作ってくれないかな、と期待していたところに意外なメーカーが家庭用放射線測定器を税込15,750円で発売するというニュースが飛び込んで来ました。それがエステーの「エアカウンター」でした。

同社の2011/7/26のプレスリリースには以下のような魅力的な言葉が踊っています。

生活者の不安を解消するため
首都大学東京と共同開発　家庭用放射線測定器
「エアカウンター」を新発売
一般家庭で安心して使える性能と価格を実現！

この発表の直後、同社の株価はストップ高となりました。エステーの「エアカウンター」はＧＭ管ではなく、シリコンフォトダイオードを使っています。このデバイスはどこで作っているかは不明ですが、浜松ホトニクスの技術資料に「Siフォトダイオード応用回路例」がありました。
マツキヨでも買えるかも知れません。でも生産量が1万個では少ないでしょうね。



昨日、本屋で買ったのが『福島原発の真実』(佐藤栄佐久著、平凡社新書）です。東京地検特捜部の事件が世の中を騒がしていた頃、ユーストリームで拝見した前福島県知事の著書です。パラパラとめくると、ＧＥがどうしたこうした、と書いてあったので購入を決めました。同書の最後に福島県エネルギー政策検討会「中間とりまとめ」が紹介してありました。福島原発を考える時の基礎的な文献のようです。

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