271828の滑り台Log

271828は自然対数の底に由来。時々ギリシャ・ブラジル♪

人生、いろどり(映画)

2013-02-24 09:10:34 | Weblog
土曜日は桑の観察でした。昨年の3月に接ぎ木した状態を確認し、来月の剪定の方針を地主様と打ち合わせしました。そして上武国道を経由、北関東道→関越道を通って本庄・児玉ICで降りてユナイテッド・シネマ ウニクス上里に向いました。ここで映画「人生、いろどり」を観ることにしていたのです。徳島で一番小さい山奥の町の「葉っぱビジネス」はDocomoのCMでも有名でした。そろそろタブレット端末を使いたいと思っていたので農家のおばあさん達がどの様に使っているか大変興味がありました。高速を使えばシネコンまでは1時間もかかりません。


チケット売り場で担当のオネエサンから500円の会員カードを薦められました。前橋でも使えるし、シニアなら旧作を800円で鑑賞できます。こういう営業にはつい乗ってしまうのです。前橋とは違ってここは名画座の機能もあるようです。気に入りました。

この作品に登場する三人婆さんは吉行和子さん、富司純子さんと中尾ミエさんです。吉行さんのお兄さんの小説、妹さんの詩、お母さん(吉行あぐり)の一代記は存じ上げています。私達の年代では富司純子さんは藤純子さんであり、やはり「緋牡丹のお竜」なのです。


中尾ミエさんは中学生時代の思い出に連なります。


チェッカーズの皆さんも好きな歌・歌いたい歌を歌っている時は生き生きしている。それにミエさんは落合恵子さん(レモンちゃん)と同じく、髪を染めずにごま塩頭なのも素敵な生き方ですね。

三人婆さんの中では吉行さんが婆さんの役を演じきって上手いと思いましたが、かつての「緋牡丹のお竜」さんも後姿は農家のお婆さんらしい。葉っぱビジネスのきっかけや販売の苦労などもう少し詳しく撮って欲しかったけれど、エンターテイメントとしてよく出来た映画だと評価できます。肝心のタブレットの使い方は最後のクレジットの背景で少し出て来ます。これを見ると「人生、いろどり」がオール徳島で作られたことが分かります。

さて私はずっと昔の「オール群馬」で作られた映画も思い出してしまいます。小栗康平監督の「眠る男」でした。「泥の河」に比べると思い込みが激しすぎて作品の出来が良くなかった。「おやげない」映画と言えるでしょう。

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(2/25追記)徳島県上勝町の「葉っぱビジネス」が成り立つのは需要があることが前提です。幸いな事に日本人は料理を味覚・嗅覚だけでなく「眼で食べる」文化を作り上げて来ました。世界の3大料理といわれるフランス料理・中華料理・トルコ料理に勝ると思っています。一椀の中に、一皿の上に季節を演出するまでに長い歴史と工夫が必要とされました。フランス料理が世界遺産なら日本料理だってその資格はあるでしょう。
そしてこの「葉っぱビジネス」の最大の成果を舞台挨拶で知りました。


それは老人ホームの廃止です。

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