![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/aa/b96b42fcbcf056a6d62ca4a58ba17ea5.jpg)
建築家白井晟一の作品は群馬県に2棟ありました。1956年建設の旧松井田町役場は現存していますが、煥乎堂の旧店舗は取り壊されて駐車場になっています。11月3日まで群馬県立近代美術館で「白井晟一 精神と空間」と題した展示会が開かれていると知り、建築家のMさんご夫妻と雨の中を「群馬の森」に出かけました。
昨日10月28日は「群馬県民の日」なので公立学校は休校、また通常は800円の入館料はありません。群馬県民でなくても無料です。さすがにこの雨では公園で遊ぶ子ども達の姿はありませんが、駐車場には車が沢山停まっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/a2/2a76057057db75e4cad1ce8a20e8f885.jpg)
第一展示室の入り口には上のような案内が掲示されています。近寄ってみると、白井晟一の文字は銅版を切り抜いてから酸で処理して錆を作っていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/ee/fd341dd98cd7826146f5feb6bf2d9c3f.jpg)
展示はほぼ時系列で最初は彼が欧州留学時代の習作です。アクロポリスの円柱のスケッチで、下にはギリシャ語の説明がありましたが読めず。学芸員さんの眼が感じられたので館内の撮影は遠慮しました。
建築家の展示なので作品の写真・模型と図面がメインです。量的に多いのはやはり図面です。トレーシングペーパーに手描きされ、額装された図面は絵画のように鑑賞に耐えます。これは驚きでした。CADで描かれた図面ではありえないことです。加工の指示や陰影まで細かく描き込んであります。
そして寸法の単位にまで注目しました。初期の図面では尺貫法のようで、後期はメートル法(ミリ単位)で記入してあります。以前紹介した煥乎堂の旧店舗と旧松井田町役場の図面と写真もあります。
この展示で初めてしったのが広島の平和記念公園の図面と模型です。設計コンペで丹下健三のグループに敗れたため実現しなかったプランが分かります。現存する建築で私が現物を見たいと思ったのが親和銀行本店でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/9c/8c18408712025e57647d73508ccb049f.jpg)
喉も渇いたので館内のカフェでコーヒーとケーキを頂きました。ここから眺める外の螺旋階段を撮影しました。ガラスに店内の照明が写っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/34/adf32808872e1831c4ba3bac401671bc.jpg)
帰りに展示会のパンフレットを求めましたが品切れです。美術館ニュースを頂いて白井の記事をスキャンしました。クリックすると拡大します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/b2/64a77ec3277fed71adae7fc3cd5eb713.jpg)
彼の作品展は2011年 1月8日~3月27日にパナソニック電工汐留ミュージアムでも開かれます。
↓ポチッと応援お願いします!
![にほんブログ村 科学ブログ 技術・工学へ](http://science.blogmura.com/engineering/img/engineering80_15.gif)
昨日10月28日は「群馬県民の日」なので公立学校は休校、また通常は800円の入館料はありません。群馬県民でなくても無料です。さすがにこの雨では公園で遊ぶ子ども達の姿はありませんが、駐車場には車が沢山停まっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/a2/2a76057057db75e4cad1ce8a20e8f885.jpg)
第一展示室の入り口には上のような案内が掲示されています。近寄ってみると、白井晟一の文字は銅版を切り抜いてから酸で処理して錆を作っていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/ee/fd341dd98cd7826146f5feb6bf2d9c3f.jpg)
展示はほぼ時系列で最初は彼が欧州留学時代の習作です。アクロポリスの円柱のスケッチで、下にはギリシャ語の説明がありましたが読めず。学芸員さんの眼が感じられたので館内の撮影は遠慮しました。
建築家の展示なので作品の写真・模型と図面がメインです。量的に多いのはやはり図面です。トレーシングペーパーに手描きされ、額装された図面は絵画のように鑑賞に耐えます。これは驚きでした。CADで描かれた図面ではありえないことです。加工の指示や陰影まで細かく描き込んであります。
そして寸法の単位にまで注目しました。初期の図面では尺貫法のようで、後期はメートル法(ミリ単位)で記入してあります。以前紹介した煥乎堂の旧店舗と旧松井田町役場の図面と写真もあります。
この展示で初めてしったのが広島の平和記念公園の図面と模型です。設計コンペで丹下健三のグループに敗れたため実現しなかったプランが分かります。現存する建築で私が現物を見たいと思ったのが親和銀行本店でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/9c/8c18408712025e57647d73508ccb049f.jpg)
喉も渇いたので館内のカフェでコーヒーとケーキを頂きました。ここから眺める外の螺旋階段を撮影しました。ガラスに店内の照明が写っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/34/adf32808872e1831c4ba3bac401671bc.jpg)
帰りに展示会のパンフレットを求めましたが品切れです。美術館ニュースを頂いて白井の記事をスキャンしました。クリックすると拡大します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/b2/64a77ec3277fed71adae7fc3cd5eb713.jpg)
彼の作品展は2011年 1月8日~3月27日にパナソニック電工汐留ミュージアムでも開かれます。
↓ポチッと応援お願いします!
![にほんブログ村 科学ブログ 技術・工学へ](http://science.blogmura.com/engineering/img/engineering80_15.gif)
http://ameblo.jp/ameame-furefure-blog/day-20101012.html
私は何を勘違いしたんでしょう?
館内のトイレは行ったのに、長男に振られ、見る事ができませんでした・・・。
私も一応、建築科卒なので見たかったんですー!
3日までなら行けるかも!
ありがとうございます!
フリーハンドの図面は魅力的ですよね。
今でも住宅のプレゼンはフリーハンドが多いです^^
伯母様の水彩画は奥様の影響だったんですね!
91歳で亡くなりました私の祖父も80を過ぎたころ、よく絵を描いていました。
そういうバイタリティが長生きの秘訣なのかも。。。
模型、図面、写真。
沢山ある図面の細やかさ。私が手書きをしたのは大学の実習までですから足元にも及びませんが、こんな細かいものを書けるものかとたまげました。模型は、簡素でも素人には分かりやすい。写真で建物内外の空間を表すのは難しいものと感じました。
二階に上がって常設展。先の写真は異なって、画家の3次元表現の豊かさにあらためて感心。精度とは正反世界の写実の面白さ。
と思えば隣では「現代の写真 うつすこと・うつされたもの」。表す空間の深さに驚いて、満腹しました。
白井晟一氏の建物。今読んでいる本が「コンクリートの文明誌」のせいか、ドイツ留学という経歴とは異なるローマの建築を思いました。コンクリートで構成された広くて自在な曲面や平面。
近代美術館での展示は11月3日まで、まだ余裕があります。ただしじっくり見ると時間が必要です。お子さんを前の公園で遊ばせ、見張りを用意して観賞してください。
昨日はカラスウリだけでなく様々な落ち葉も拾いました。赤い柿とか黄色いカエデです。
白井晟一展は書までみましたが、こちらは観賞眼が無いので猫に小判かな。
2Fの常設展示はあったことは分かりましたが、同行者の都合でカフェに行ってしまいました。
工学的な物を見た後の美術っていうのは、面白かったですよ。
お陰様で、昨日ギリギリセーフで見に行く事が出来ました!
本当、額装された設計図は美術品でした!
子供を両親に頼んでいたので、後半は駆け足になってしまいましたが、汐留までは行けそうにないので、見に行けて良かったです。
ありがとうございました!
エ・アロールを拝見しました。私もご照会出来て嬉しいです。図面をじっくり観察するには、大きなルーペを持っていくと良かったと反省しています。
手描きの図面なのに妙にリアリティありましたね。この企画は快挙ですね。