![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/49/86da97e570769ff43b86d113adb5a21c.jpg)
wxMaximaが新しくなって一番大きな変化はGUIでしょう。中でも「セル(C)」の導入によって操作性が大きく向上したと思います。しかし残念なのは「テキスト」「サブセッション」「セッション」「タイトル」の全てで日本語が使えません。日本語が通ればwxMaximaだけで数式を含んだレポートが書けます。この点でMathcadには及びません。早急な改善をお願いしたい。
それでもTeXには吐き出すことが出来るのでTeX使いの方は便利になります。*.wxmファイルはテキストとしてWordに貼りつき、コマンド出力部は画像としてWordに入れることが出来ます。でも手間ですね。
Maximaを使いたい人は数値計算ではなくて厳密に数式で対象を処理したいのでしょう。新しいマニュアルには、どこを探しても台形公式やシンプソン公式が見当たりません。前の記事で紹介した赤間さんの『Maximaで学ぶコンピュータ代数』には以下のように記されています。(同書、75ページ)
一般に、「Maxima」で「数値積分」を行いたい場合には、「台形公式」などのプログラムを作る必要がある。
古いMaximaには数値積分の関数がありました。
台形公式
traprule(関数名, 初期値, 終了値, 等分数);
シンプソン公式
simpson(関数名, 初期値, 終了値, 等分数);
だめもとで数値計算のパッケージsimpsnをロードしてみました。するとこれが可能です。まだsimpsn.macは存在し、使えることが分かります。開発者はRomberg積分を推奨し、シンプソン公式のマニュアルの記述が削除されただけのようです。
以前の記事「wxMaximaで遊ぶ」で描いたクロソイドを新しいwxMaximaで描画してみました。
(%i1) load(simpsn);
(%o1) C:/PROGRA~1/MAXIMA~1.1/share/maxima/5.22.1/share/numeric/simpsn.mac
(%i2) fresnelsin(x):=sin(x^2/2);
(%i3) fresnelcos(x):=cos(x^2/2);
(%i4) plot2d([parametric,float(simpson(fresnelcos,0,t,500)),
float(simpson(fresnelsin,0,t,500))],[t,0,10],[nticks,1000],
[gnuplot_preamble, "set size square"]);
(%o4)
結果は以下ですが、軸の比率を1:1とするために引数[gnuplot_preamble, "set size square"]を加えました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/55/e7d29d12c3e1834177eeacda86025973.jpg)
次に「画像の挿入」の実験です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/06/6df94f0b06b17e3191fa1fac917fd195.jpg)
これも出来ますが、これだけではドキュメント作成が便利になったとは言えませんね。
↓ポチッと応援お願いします!
![にほんブログ村 科学ブログ 技術・工学へ](http://science.blogmura.com/engineering/img/engineering80_15.gif)
それでもTeXには吐き出すことが出来るのでTeX使いの方は便利になります。*.wxmファイルはテキストとしてWordに貼りつき、コマンド出力部は画像としてWordに入れることが出来ます。でも手間ですね。
Maximaを使いたい人は数値計算ではなくて厳密に数式で対象を処理したいのでしょう。新しいマニュアルには、どこを探しても台形公式やシンプソン公式が見当たりません。前の記事で紹介した赤間さんの『Maximaで学ぶコンピュータ代数』には以下のように記されています。(同書、75ページ)
一般に、「Maxima」で「数値積分」を行いたい場合には、「台形公式」などのプログラムを作る必要がある。
古いMaximaには数値積分の関数がありました。
台形公式
traprule(関数名, 初期値, 終了値, 等分数);
シンプソン公式
simpson(関数名, 初期値, 終了値, 等分数);
だめもとで数値計算のパッケージsimpsnをロードしてみました。するとこれが可能です。まだsimpsn.macは存在し、使えることが分かります。開発者はRomberg積分を推奨し、シンプソン公式のマニュアルの記述が削除されただけのようです。
以前の記事「wxMaximaで遊ぶ」で描いたクロソイドを新しいwxMaximaで描画してみました。
(%i1) load(simpsn);
(%o1) C:/PROGRA~1/MAXIMA~1.1/share/maxima/5.22.1/share/numeric/simpsn.mac
(%i2) fresnelsin(x):=sin(x^2/2);
(%i3) fresnelcos(x):=cos(x^2/2);
(%i4) plot2d([parametric,float(simpson(fresnelcos,0,t,500)),
float(simpson(fresnelsin,0,t,500))],[t,0,10],[nticks,1000],
[gnuplot_preamble, "set size square"]);
(%o4)
結果は以下ですが、軸の比率を1:1とするために引数[gnuplot_preamble, "set size square"]を加えました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/55/e7d29d12c3e1834177eeacda86025973.jpg)
次に「画像の挿入」の実験です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/06/6df94f0b06b17e3191fa1fac917fd195.jpg)
これも出来ますが、これだけではドキュメント作成が便利になったとは言えませんね。
↓ポチッと応援お願いします!
![にほんブログ村 科学ブログ 技術・工学へ](http://science.blogmura.com/engineering/img/engineering80_15.gif)
嬉しい情報をありがとうございます。多分、スパナとドライバーのアイコンの[設定]をいじれば出来ると思います。出来なかったら正直に記事にします。その節は宜しくお願いします。
wxMaximaは日本語の情報が不足しています。皆様のご支援をこれからも期待しています!