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あるがままに、心のままに

オペラのついでのミニトリップ(完結編)

2016-09-29 18:38:42 | 旅行
 写真の地図は事前に送られてきた宿のパンフを開いたもので、チェックイン時にもらった館内図で泊まった部屋のマーキングがしてありました。バックの包装紙は、荷物を宅配(かんぽの宿なので、当然ゆうパック)にしたときに、中に覆ってありました。親切丁寧なサービスです。今までに、どこのホテルで出してもこんなサービスは見たことがないです。平城宮跡のすぐ西側にあり、オペラ会場には至近の宿です。最寄りの駅は近鉄大和西大寺駅で、西ノ京へも南に二駅です。宿への送迎バスのサービスもあります。宿と言ってもホテル形式で、全てセルフです。フロント係員さんは素朴で一生懸命やっている感じが伝わってきます。夕食のオーダーストップが8時半で9時終了で、オペラが跳ねる時刻が天気の具合によっては不明なので、夕食を取れない事情を話しておいたら、前日になって電話をくれて、10時まで延長する旨知らせてきたので、遅い夕食の時刻であるため、シニアコースを仮契約して当日に相談することにした。フロント係さんは、間に合いそうでもそうでなくても連絡されたいとのことなので、会場の休憩時間に最終の返事を入れて、シニアコースをいただいた。バストイレ付き洋室ツインで11000円、朝食のみだと7195円(いずれも一人代金)です。飛鳥ナベ(鳥の水炊き)や豚の石焼きがメインディッシュで、お造り、煮物、天ぷら、ご飯、お吸い物、デザートの定番コースでした。安価ですね。意外に広い部屋で、清潔、入り口の照明はセンサーで、アメニティグッズはフロント脇で各自必要分を持って行くなど、合理的で人件費を抑えて、無駄を省いて安い宿泊を提供するやり方には賛成です。近鉄奈良駅にも東に二駅の立地条件もいいので、今後の定宿にしてみむとするなりです。今回雨の中を帰ってくるのに、ここに泊まってよかったと実感しました。温泉大浴場も露天風呂もあり、おっととさんは夜中にお風呂に入りに行きました。風邪引きの私は、部屋から出るのがおっくうなのと湯冷めを心配して、部屋風呂を使用しました。

  東大寺の法華堂(3月堂)が前回訪れたときに入れなかったので、翌日の午前中に寄ろうとのおっととさんの提案で、不空羂索観世音菩薩を見てきました。4天王も戒壇院のとは違った良さがあります。堂内は撮影禁止。お堂を出たところでゆったり歩く鹿ちゃんと遭遇。今回お菓子を持ち歩かないでよかった。紙袋などに入れて持っていると、ガリガリと噛んできます。以前、鹿にいたずらした女の子を追いかけて、前足でその子のおしりを何度も叩いていました。おとなしそうな顔をしていても、猛獣に変身する時があるものと、それら以来認識を新たにしています。その後も徒歩で東大寺の鏡池横に出て、東大寺ミュージアムのカフェで珈琲タイムです。写真の遣唐使船は、今回の祭のための作品だと、横浜に帰った後の日曜美術館の放映で知りました。

     抹茶バウムは二切れのセットですが、煎茶セットを頼んだおっととさんには和菓子セットだったため、一切れあげた次第です。このあと、タクシーで近鉄奈良へ、往路と同じく車窓から第一次大極殿を眺めながら京都へと帰路につきました。

さて、短いながらも京都編どす。今回は1泊二日で、京都は乗り換えだけになってもた。奈良を早めに発って、大谷祖廟にお参りするつもりかて、奈良の散策に時間を費やしてもた。遅い昼食を京都でのんびり取って、その後の土産物屋を覗いている間に、16時過ぎの新幹線の時刻になってもた。旅の前に横浜の菩提寺の墓参りを済ませていたことで、今回の祖廟参りをスルーしたの言い訳になるよて、年内にもう一度ぐらいは京都奈良に旅しようと思いますよて、それまでご容赦願いまひょ。

 京都グランビアホテル15階のイタリアン「ラ・リサータ」から烏丸方面を望む。以前は15階はステーキが主のスカイラウンジ「サザンコート」が、だだっぴろかったが、いつかしら、5分割してイタリアン、フレンチ、チャイニーズなどのレストランが開店してます。ランチタイムもラストオーダー前に駆け込んだため、お客はうちらだけでも、あんじょう対応してくれはりました。そろそろディナータイムのセッティングを始めはりましたが、うちらにきい使うて隣のテーブルはそのまんま。数種類のアンティパストとパスタ、繊細に凝っていて見た目も美しいデザート、飲み物付きで、税サ込みで2200円はリーズナブル。

 廊下を隔てて反対側は化粧室やフレンチがあります。写真は八条口方面にある、京都タワーです。

 ホテルの中三階にあるガラス張りの回廊から、京都駅烏丸中央口を望む。中三階には、「京都吉兆」などの高級料亭の和食のレストラン街の他、セレクトショップの土産物店があり、私のお気に入りで、京都に来たときは必ず寄ります。おっととさんは西陣織のブックカバーがお目当てです。今回は、かわいい舞妓さんの絵模様の紙ナプキンを見つけました。

 烏丸中央口の反対側はサンダーバード号などが発着する、北陸金沢方面へのホームです。

以上、京都駅からレポートでした。京都駅の設計者は、我が街の相鉄文化会館の設計者で、文化会館の設計は前哨戦かな、と思うくらい、京都駅と規模は違えど似てるエレメンツを多く感じます。いつも前を通る度に興味深く楽しみなことです。


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平城宮跡での野外オペラ(完結編)

2016-09-25 07:07:08 | 音楽
    

昨年9月に情報を得てから、一年がかりで期待をしていた公演をほぼ観ることができた。
ほぼ、とあえて書いたのは、天候のために2幕で終了し、気合いの3幕が観られなかったからだ。
台風一過の好天の期待を裏切る前線が停滞しているなか、不安のうちにも2幕まで雨に降られず鑑賞できた。問題はその後の休憩時間終了後から起きた。雨が降って来ると弦楽器は使えない、「オケに代わってピアノ演奏でやる」との、アナウンスで、昔、ミラノスカラ座のオケが途中でストライキをかましたとき、マエルトロのリカルド・ムーティーがピアノを弾いて最後まで無事終了を得たことを思いだし、今回それもいいだろうとの思いきや、雨が降り続く中、舞台上の歌手たちの演技を危険と察して、中止となった次第。ベローナの野外OPAみたいに、何時間かかろうが、日付が変わろうが中断を繰り返しても完結できないところが、日本の野外OPAの事情だろうけれど、日本における野外OPAの歴史も、まだまだ浅いので仕方がないことかな。

感想文はまだまだ続くが、ここで写真の説明を入れよう。左から
①友にもらった公演のチラシと会場で配布された冊子、諸氏の挨拶、キャスト&スタッフとボローニャフィ ル関係とボローニャの街の紹介でなかなかの優れものです。普通はこの手のプログラムを買わされますが ただでくれるのが財団のよいところで、チケット代を賛助金と称する所以か。「♪雨にや~ぶれかけた~」 表紙が痛々しいが。
②舞台を見つめる舞台監督さんだろうか。
③④舞台とオケ、富士山のようなもの、パカッと左右に開いて中から人が出てきた。富士山の真ん中の円は 投影で満月の演出にもなった。
⑤あれえ~、どこのプリンチペかなあ。

さて、銅鑼が鳴り、マエストロの登場で始まりました。音は思ったより響かなかったか。周りをぐるっと囲まれたアレーナと違って響かないのは納得したが、それでも野外の開放感で、開演されたことにワクワクしてきた。だんだん暗くなってきて月夜の処刑シーンのムード満点。大極殿もプリンチペの居城としてマッチしていた。最初に面白い演出があった。カラフが処刑されゆく王子に挑戦の勇気を称え「貴方の思いを受け継ぐよ」とのシーンは初めて見た演出でしたね。相変わらず、リューの最初のアリアは美しい。これで、終幕のアリアへの期待が一段と高まっていったのに、雨でぷっつんはひどすぎますよ。

二幕が始まって、ピンパンポンの登場で、ここで鋭気を養うために夕寝の予定がすっ飛んだ。舞台左側でバトントワラーのような輩がくるくる演技をしている。字幕もすぐ前で近いので、目が冴えてしまった。思えばそれはいいことで、はるばる来たのに寝るなんてもったいないことだ。昔NHKの幼児番組でピンポンパン体操なるものをやっていて、「♪ルルルル、ルルルル、ピンポンパンポン」なんて音楽が頭に入っているので、時々この3大臣の呼び名の順序がしばし不明になる。幼児体操はここから語源を取ったのだろうか。
おっととさんは、宿についてすぐ昼寝をしたので余裕で、休憩時間に300円のワインを飲んできたようだ。イタリア団体の引っ越し公演のためか、ピザなんかも売っていた。我々女性陣は、相変わらずのトイレ行列に時間を取られる。トイレまでの道中の長さを計算に入れると、休憩時間はトイレ通いで終了。仮設トイレは水洗で和式、外部の隣に鏡と照明付きの手洗いボウルが並んでいたが、手洗いだけで化粧直しをしている人はいなかった。
それや是也の休憩時間も終わり、いよいよ3幕と言うところで雨が降り出した。マエストロやイタリア側の責任者がコメントしたり、舞台を掃除する人がでたり。オケピットのカバーを掛けたり裏方さんの働きもむなしく、中止と相成りました。雨の降りしきる中、宿にたどり着いたら、フロントに友夫婦が先着していて、どこでどう抜かされたか、近道があったかな。日頃ラジオ体操とチベット体操、散歩で鍛えし上に、一泊多い、朝散歩の土地勘もばっちり、さもありなん。フロント係さんから。バスタオルを渡された。セコンドから試合を終了するタオルを投げられたボクサーはこんなものか。今日は勝負あったと、諦めるしかなかった。

あれやこれやあったけれど、過ぎてしまえば美しい時間、イタリア語のアナウンスも飛び交って、楽しいボローニャの野外オペラでした。
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ジェネリック医薬品の評判

2016-09-20 19:56:48 | つれづれ
ジェネリック医薬品についてのよくない評判をよく聞く。何週間か前の週刊誌にも記事が出ていた。医療関係に辛口で切り込んでいる週刊誌で、信憑性はある。我区内の医師自身のブログ上で批判している記事も見た。今、服用中の抗炎症の薬は、病院で否応なくジェネリックを処方されたもので、以前の先発薬品だったら、朝昼一回ずつの服用で治っていたものが、今回は足かけ6日になるというのに効かない。そこで、明日主治医にもうしでようと思っていたら、母が町医者で処方された先発薬品の残りをくれたので、病院へは行かず、予定通り、実家の墓参りをすることにした。

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植栽を濡らす雨

2016-09-20 18:26:10 | つれづれ
鹿児島に上陸した台風16号がその後日本列島の南岸をなぞるように進んでいる。これから関東に接近するが、停滞する前線もあって、雨は日中から激しかった。隣の棟の母に珈琲を入れに、外を歩いて、雨に濡れた木々やの葉たち、低木の草類も、色鮮やかに元気なのを感じた。夏の干からびを一気に取り戻しているかのように、生命力を発揮している。
しかしながら、この雨もある所には災害を起こし、また、いろいろな秋の予定を狂わせただろう。自然の前には人間は無力でも、だましだましつきあうすべを模索したい。
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中秋の名月

2016-09-15 22:35:32 | つれづれ
      

昨年の師の中秋の名月を思い出し、私も撮ってみむとするなり。
どれも同じに見えますが微妙に違います。
中の2枚は違った木立がシルエットで映っています。下の方にスクロールしてご覧ください。
左の写真は撮り始めで右の写真は撮り終わりで、時間の経過で、くっきりしてきたようです。
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フェルゼンライトシューレの舞台

2016-09-08 15:52:26 | つれづれ
友人の山荘のベランダの梁を押しやって成長している木があるそうです。それで思いを馳せたのが、ザルツブルグ音楽祭の会場の一カ所でもある、フェルゼンライトシューレの大ホールの舞台に生えている木です。木の名前は知りませんが、消耗品と言われています舞台の板場、幾度にか及ぶ掛け替えにも処分されず、生き延びてきた、また生かし続けてきた関係者の方に感謝したい気分です。
いつかまた、木に会いに行きたいものです。最初に見たときはこんな所に木で変だなと思っていましたが、団地内の植栽に関心がある昨今では、この木にも愛しさを感じます。人の気持ちというものは、人生の流れの中で変わってゆくものと、しみじみ思います。

   

写真左から、カレンダーの表紙、八月の写真、左下を拡大した写真2枚、木は「h」と「o」の間の上あたりをご覧ください。ポツンと穴が開いている様に映る箇所が幹は生えている所です。拡大して確認できるとよいですが。


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メアリー・カサット展をみました(完結版)

2016-09-03 09:03:20 | 美術
 子供向けパンフ、チケット、マークイズMM1階のカフェで使用中の100円引きコースターです。

不勉強でお恥ずかしき事なれど、この作家のことは知らず。画家モリゾは映画で見て知った次第です。彫刻家カミーユ・クローデルも映画を見て知ったように、一般的な学校教育でも女流作家の名前は教材に上らずじまいの感がありました。
モリゾもそうであったように、カサットも金持ちのお嬢さんで、まあ、アメリカ人のお嬢さん芸だとおもって、美術館への足も遠のいていったある日に、絵の才能もあり、中堅俳優としていい味を出している片岡鶴太郎さんが、新聞に私の一枚として載せた評を見て、私も一枚を探してみむとするなりで、でかけました。
どうしてどうして、油彩、パステル、銅版画と多彩な技法に圧倒されました。
それで私の一枚は、鶴太郎さんと同じ、「青い服を着た少年(№2)」で少女のような肌の白さと可愛さ、パステル画の柔らかな色彩も美しかったですね。
母子像の画家と言われたように、印象に残った母子像は、ルネッサンスの巨匠が描いた母子像と違い、生活感をほのぼのと漂わせていて、ソフトなタッチと色合いは、親交があったドガやモリゾなどの印象派の画家たちの影響を感じさせます。母子が目線を合わしていても、どこか、気持ちがべったりしていない所に子供と親の個人を尊重する意味合いが、画面を客観的に見させます。
他に興味をそそらされたのが、パリの劇場の桟敷席を描いた絵です。黒い服を着た女性がオペラグラスで舞台でしょうか、前をみています。その女性を別の桟敷席から、オペラグラスで覗いている男性がいます。これは、よくわかるんです。社交場におけるマンウオッチングは面白いもので、また、この演目をどんな人が観ているのかな、の他に、あの席の女いいおんなだなあ、なんちゃってね。
さて、9月に入り、世界各国のオペラハウスではシーズンの始まりです。今日もどこかで、こんな光景があるんでしょうね。
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その木にも実なる時あり、その草にも花咲く時ある、人にも・・・

2016-09-02 22:47:24 | つれづれ
昨日の夕方、ゴミ用コンテナにゴミ出しの帰り、我が棟の東の端にある木に、花のようなかわいい実を見つけけて、写真を撮りました。ついでに、最近気になっていた、我が家の北側の部屋の窓下の花も。「へえー、これにも花が咲くんだ。」と思っていたのです。当然ながら、花も実もある生命物ですよね。団地内の名も知らぬ木にも、花にも、気をとめていきましょう。

    
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カモさん親子の定住を確認

2016-09-01 11:00:49 | つれづれ
行って来ましたよ、朝の散歩に。なんと大げさな表現ですが、家の前にある人工池にカモさん親子を見て、少し足を伸ばして、団地のメインエントランス脇にある、終盤を迎えたキョウチクトウの紅白の花見をしてきました。実は早朝散歩のつもりが、10時近い時間でしたので、噂のえさやりおじさんがいませんで、カモさんもどうかな、と思いきや、お家を出発の時でした。同じ棟に住む、高校の同期の男性がお孫さんを抱っこして見に来ていました。どこのジイジも頑張っているのですね。隣居の息子さん夫婦が共働きなので、昼間はお孫さんお二人をご夫婦でお預かりしているようです。
私が写真を撮っていると、やはり暇なご隠居さんが来て、「親と同じくらい大きくになった。」と話しかけてきました。カモさんは今や団地の人気者です。
さて、カモさんは、瓢箪の形をした上下の境にある滝行をした後、池の真ん中で、水しぶきを上げてパシャぱっしゃやって気持ちよさそうでした。水底の藻はあるものの、昨日の池掃除で少しは水が綺麗になったかな。
キョウチクトウは、やはりこの暑さで、疲れが出てきた様ですが、まだ見られます。道中、蝉の亡骸をいくつも見ましたが、力を振り絞ってないている蝉の声もまだ聞こえます。・・・蝉よ、短い夏になけ・・・

左から、羽を広げ飛び込み出発、成長した子

 左から紅(濃いピンク)2枚、白2枚

(後日訂正:文中の「キョウチクトウ」は「サルスベリ」の誤りでした。)

 

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