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何年か前にTVで競走馬の生まれから育ちまでのドキュメンタリーを見た。記憶に残っているのは、母と子が過ごす時間の短さで、2週間か2ヶ月のどちらかだったが、そこいらで引き離されて別々の人生(この場合はウマ生かな)を送ることになるそうだ。なんともはや寂しい。
一方、対照的なのが、カルガモ母子で、成人して(この場合は成鳥かな)池を飛び立ってゆくまで一緒に朝夕を過ごす。気になるのは、今年は8羽ぐらい生まれても例年通り、途中で数が減ってゆくこと。
お散歩中などに天敵などの事故に遭い、落命する。一列に泳いでいるひよこちゃん大のかわいい子達を見るのも、ただかわいいと手放しで喜んでいられない。親鳥はだんだん減って行く子達のことをどう合理化して決着を付けているのだろうか。ともあれ、今のところ全員が親の目の届く範囲にいるので、懸命に守っている姿を見ると感動的で、親の有難さをしみじみ思う。