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「南ドイツアルプスの祭の少年」今日のパン粘土で作る世界の人形講習会のテーマでした。写真の人形を3時間かけて作った。少年を作ったのは何年か前の「アルプスの羊飼いの少年」以来2回目で、ズボンをはかせて2本の足で立たせるのは、ロングスカートの女性群みたいにごまかしがきかない。そこら辺が難しいところだが、今回はアッサリ立ってくれた。
思い出すのは、昔、ミュンヘンのホフブロイハウスの上階のレストランで、隣のテーブルに座っていた人形と似たような出で立ちの少年が、ソーセージの盛り合わせを食べるときに、レストランのナイフを使わず、自分の腰に差していたナイフで切っていた。それを見たとき、こんな小さい子でも代々脈々と付け継がれてきたバイエルン男の心意気を持っているんだな、と感じ入った。