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孤独死 男8割、女2割、現役世代も多い切実な問題

2020-06-01 | 徒然なるままに

https://toyokeizai.net/articles/-/285536?page=2 略

孤独死する人には、離婚後の男性が多い。しかし、女性も、離婚や恋愛などでダメージを受けて、ゴミ屋敷化したり不摂生になったり、セルフネグレクトへ陥ってしまうケースが後を絶たない。離婚後、誰も支える人がいなくなり、孤立を深めた女性の大きな精神的ダメージは計り知れず、なんとも切なくて胸が苦しくなる。

4割を占める現役世代の孤独死

この女性のような現役世代の孤独死は決して珍しいことではない。

日本少額短期保険協会・孤独死対策委員会は、今年の5月17日に最新の孤独死レポートを発表した。

それによると、孤独死者の平均年齢は61歳で、さらに高齢者に満たない年齢での孤独死の割合は、5割を超え、20~50代は4割弱を占める。孤独死は現役世代の問題だという重い事実を示すものだ。男女比は、8対2。つまり、男性のほうが、圧倒的に多い。

孤独死者の第一発見者は、最も多いのが不動産管理会社、オーナーである。家賃の支払いが滞ったり、郵便物が溜まっていることに気づき、孤独死の発見につながる。また、近隣住民からの異臭や郵便物の滞留により、発覚するケースもあるらしい。

また、このレポートが極めて深刻な現実を突きつけているのは、近親者が本人を心配して孤独死を発見しているのではなく、職業上の関係者をはじめとする近親者以外の者が発見していることが多数を占めると指摘していることだろう。

つまり、故人が生前から親族や他者とのつながりが希薄で孤立し、たとえ亡くなったとしても、その臭いでしか遺体が発見されないというなんとも痛ましい現実が浮き彫りになる。

現役世代が離婚やパワハラなどでつまずくと、誰にも気づかれずに、そして誰からも手を差し伸べられることなく孤立し、健康状態の悪化などによって、ひっそりと命を閉じていく。

その実感は、昨年の夏から、実際に私が特殊清掃の業者とともに、孤独死現場に入り取材を重ねた内容と一致する。ふとした人生でのつまずきが、一気に本人を孤立へと追い込み、社会から隔絶したまま、孤立、孤独死してしまう。それは、私自身も含めて、誰の身にも起こりうることだ。

さらにこのレポートでは、孤独死が増える季節を割り出している。

1月、7月、8月が最も多く孤独死が発生するのだという。孤独死は、暑さと相関関係がある。

事実、梅雨明けから9月まで、特殊清掃業者はひっきりなしに稼働している。朝から夜まで夜通しで、働き続ける。

孤独死を3日以内に発見するのは4割

セルフネグレクトに陥った人の家はゴミやモノ屋敷などが多く、夏場はゴミも凄まじい熱を持つ。さらにエアコンをつけていなかったり、そもそもエアコンがなかったりなどで、熱を持ったゴミの中で、若くして息絶えてしまう。夏場は遺体の腐敗の進行が速いので、周囲が異様な臭いを察知し、警察や管理会社に通報し、遺体が見つかるのだ。

注目すべきなのは、孤独死の発見までの日数が17日とあまりに長いということだ。なんと、3日以内の発見はわずか4割にとどまっている。これは故人が生前、親族や友人などとつながりがなかったということを示している。さらに30日以上経過して発見される割合は、全体で14.3%にも上る。

実は、半年以上も遺体が発見されないという孤独死は、珍しいものではない。

私の取材では、30代の男性の遺体が3年間放置されていたというケースがあった。現役世代のため、地域の見守りもなく、本人が周囲から完全に孤立。さらに賃貸住宅でご近所付き合いもなく、部屋は離れ小島と化しており、家賃は口座から自動引き落としだったため、誰も異常に気づく者はおらず、長年発見されることがなかった。略

https://toyokeizai.net/articles/-/25583130~40代がいずれ迎える「大量孤独死」の未来未婚でさまざまな「縁」から離れた人が危ない

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