アニメ、アニソンは、余り知りませんが。
TVとのタイアップで、根強いファンがいて、アニメの場合はそのグッズも購入するので、CDも必ず売れるということではないでしょうか。
普通の音楽ならば、持ち歩いて聴いたりだからほしい曲のダウンロードでいいので、CDを買わなくてもいいけれど。
音楽業界は、CDが売れなくなって、CDよりもライブで稼ぐというのがありましたが、今は、娯楽が沢山あって、ライブも余り行かない人が多くなって、一部を除き、ライブも客が入らなくなってきているようで、ますます苦しくなってきています。
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-1112.htmlから
不正ダウンロード違法化から1年が経過しても、CDの売上は減少!一方、アニソンだけは売上増!音楽業界からアニメへ人材流出? new!!
Color Spectrum CD Reflection / Todd Binger
音楽業界の強い後押しなどがあったことから、昨年に違法ダウンロード規制法が開始されましたが、それから一年以上の歳月が経過してもCDの売上が回復する傾向は全く見られません。CDやDVDなどの音楽ソフトの売り上げは前年比でマイナス7%の減少となり、「逆に違法ダウンロード規制法が市場の縮小させている」という指摘も出ています。
実際、「ユーチューブなどで良い音楽を聞いてからそれを買う」という方も多数いることが確認されており、過度な規制が良い音楽と触れる機会を奪ったことは間違いないでしょう。
更に言えば、ここ数年ほど音楽業界は芸能業界と深い関係になっており、「良い曲を作る」ことよりも「良いタレント」や「良いアイドル」を生み出す方向に動いたことも音楽業界を一気に劣化させました。
☆【悲報】不正ダウンロード違法化から1年 音楽配信の売上は2割減、CDの売上は1割減
URL http://fesoku.net/archives/6837576.html
引用:
「改正著作権法」は去年10月1日に施行され、インターネット上に投稿されている海賊版の音楽や映画などを違法なものと知りながらダウンロードした人に、刑事罰が適用されるようになりました。
警察が摘発した例はまだありませんが、コンピュータソフトウェア著作権協会によりますと、違法なファイルのやり取りに使われるファイル交換ソフト「Winny」と「Share」を利用しているパソコンの台数がことしは去年より40%近く減るなど、法改正による一定の効果が見られます。
一方で、違法ダウンロードによって大きな損害が出ているCDやDVDなどの音楽ソフトの売り上げは、制度が変わった去年10月からことし6月まででは前の年の同じ時期より5%増えましたが、ことし1月から先月・8月までの最新のデータでは前の年より7%減少しています。
加えて音楽配信については、去年10月から6月までで前の年より24%の大幅な減少となっており、売り上げの回復には十分につながっていないことが分かりました。
日本レコード協会の高杉健二常務理事は「レンタルの利用が増えるなど法改正の効果はあったが、お金を出して買うことにはなかなか結びついていない。違法ダウンロードについての啓発活動を続ける一方で、良い音楽を作り、サービスの利用しやすさを向上させ、売り上げの回復につなげていきたい」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130929/k10014898651000.html
:引用終了
つまり、CDというのは音楽を売る仕事だったのに、気が付いたら歌手を売っていたという感じです。もちろん、音楽業界で成功して他にも進出することは悪いことではないのですが、メインである音楽の方が手抜きになってしまっては本末転倒。
それこそ、本業を放置してパチンコやギャンブルにハマっている方と同じだと言えます。
その一方で、今の音楽業界の中で売上が急増している分野があります。それは「アニメソング」です。最近のCD売上チャートを見てもアニメソングが上位に多数食い込んでおり、凄い時にはランキング上位の大半がアニソンになる時もあります。
☆アニメソングが席巻、音楽チャート 変わる業界地図
URLhttp://www.nikkei.com/article/DGXNASFK10028_Q3A011C1000000/
引用:
CD不況が長引く中、ヒットチャートで存在感を放っているのがアニソンや声優アーティストの作品。
最近は新規参入が再び増加しており、レコード業界の勢力図に影響を与えそうなパワーを持ちつつある。
数年前からアニソンや声優アーティストの作品が、CD市場で重要な位置を占めている。象徴的なのが
CDシングルのランキング。今年に入り34週過ぎた時点で、オリコン週間シングルトップ10にアニメタイアップの
シングルが入らなかったのは1週のみ。J-POP系のアーティストを除いて、アニソン系の作品に絞っても、
トップ10に1作品も入らなかったのは7週だけだ。
アニソン市場はタイアップ先のアニメ作品がヒットしたり、曲自体のクオリティーが高ければ、
ヒットを望みやすい。「アニメファンの思いをくみ取り、いくつかある方法論に従って制作すれば、
ある程度はさばける数が見える手堅い分野」(アニメ業界関係者)との見方もある。
:引用終了
私も色々とアニメソングを買っていますが、AKBやジャニーズなどと比べると音楽の質が全く違い、昔に似た感じの良い曲やインパクトのある曲が非常に多いです。
例えば、アニメ空の境界で結成されたKalafina(カラフィナ)やマクロスフロンティアで人気が出たMay'n、クラナドなどのアニメソングを歌ったLia。これらの方々に匹敵するほどの歌を歌える一般の歌手は中々いません。
一昔前ならば、宇多田ヒカルのような凄い方もいましたが、今はこのような凄い方が普通の音楽業界からは出てこないのが現実です。
☆Kalafina oblivious (空之境界 第一章片尾曲)
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☆【高音質】CLANNAD AFTER STORY OP 『時を刻む唄』FULL 歌詞付き
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☆マクロスF May'n Live
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アニメというのは「声」を一番重視する業界なので、自然と歌が旨い人が集まったのだと私は考えています。そして、それに拍車をかけたのが音楽業界による一部のアイドルやタレント持ち上げです。歌手も売れなければお金を稼げないわけで、音楽業界が支援してくれないのならば、声を活用できる他の業界に移動するのは至極当然です。
その結果、普通の音楽業界からは有能な歌手が消え、声優という手段もあるアニメ業界の方に優秀な方が集まり、今の状態になりました。
音楽業界がこの事に気が付いて改善をしない限り、有能な歌手はドンドン減少し、アニメ業界が大きくなるでしょう。アニメというのはアニメ本編と連動して歌に強い意味を持たせることも出来るため、この差は更に広まると私は思います。
私としてはそれでアニメ業界が大きくなれば嬉しいのですが、ミュージックステーションのような大手マスコミ系列はアニメ業界を敵対視している傾向が強いため、これが変な方向に動く可能性もあるかもしれません。
自民党の連中が、「マンガやアニメも児童ポルノ改正案の対象に」と言い出したのはその徴候であり、今後も注意が必要です。
☆児童ポルノ禁止法改正案・「単純所持」を違法化することの意味とリスク
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誰が音楽を殺したか? (週刊ダイヤモンド 特集BOOKS(Vol.1))