折り紙が注目、応用されているようですが、三重桑名の方で、古くから一枚の折り紙から連鶴を折るとかがあって、私も教えて頂き、キューバの文部大臣に賞を戴く時に、輪になった連鶴をプレゼントしました。作品を収蔵して頂いた博物館の館長には、色紙に貼った変わった折り紙。
陶磁器で、折り紙のように鶴とかを折って焼く、なんていうのもあって、催しで普通の人も折ったのが焼けたりして、日本の先人の知恵 折り紙も、応用されているようです。
「折り紙」ヒントにカヤック開発、収納便利で運びやすく
CNN.co.jp 10月25日(金)9時0分配信
(CNN) 17世紀に発達したといわれる日本の伝統の折り紙が、世界各地でパッケージデザインや数学などの世界に影響を与えている。最近では折り紙を応用した折りたたみ式カヤックも登場した。
「オル・カヤック」と名付けたこの作品は、米カリフォルニア州のデザイナー、アントン・ウィリス氏が制作した。1枚のポリエチレンシートでできた船体は、パドルも含めて全体を折りたたみ、大型スーツケースほどの大きさに収めることができる。車のトランクに入れて運んだり、自宅のクローゼットに収納することも可能だ。
ウィリス氏は、折り紙の科学について解説した雑誌記事に着想を得て、数年前に折りたたみ式カヤックの設計に着手。サンフランシスコのアパートに転居して、倉庫で組み立て作業を進めた。「折るという技術を使って新たに素晴らしいことをやっている人たちの記事を読み、紙のように折りたたむことができるカヤックを作れないかと思いついた」と同氏は話す。
材料の2層プラスチックは折り目を作って折りたたみやすくした。船体の上部にある唯一の継ぎ目は防水性のゴム製シールでふさいで浸水を防いでいる。開いた時の全長は約3.7メートル、幅は約60センチ。折りたたむと84センチ×74センチのコンパクトなサイズに納まる。
資金調達には一般から小口の出資を募るクラウドファンディングを利用し、初日で目標額に達したという。「キャンペーン開始当初の目標は8万ドル(約790万円)の調達だったが、5時間半でその目標を達成した。夢のような日だった」とウィリス氏は振り返る。
折りたたみ式の乗り物はこれまでにもさまざまな製品が開発されてきた。1979年に発明された折りたたみ式自転車「ブロンプトン」は、都市部での通勤などに利用する人に愛用されて世界的なヒット商品となった。一方、折りたたみ式スクーターの「レイザー」は一時的なブームを巻き起こしたものの、その後は売り上げが落ち込んだ。
折りたたみ式小型飛行機の「ICON」は、手ごろな大きさや価格を売り物に「飛行改革」を起こしたい考え。今年3月にスイスで開かれたジュネーブ自動車ショーには、米マサチューセッツ工科大学(MIT)が開発にかかわった折りたたみ式自動車「ヒリコ」が登場した。年内には生産が開始される予定だ。
◆折り紙とデザイン、折り紙と数学
・ [映像]カヤックを折りたたむ様子を見る - CNN.co.jp(10月14日)
・ 旅グッズ、畳んで美しく 折り紙式椅子、バッグ、帽子…… - 朝日新聞デジタル(2011年6月20日)
・ “折り紙”をヒントに、世界初の「宇宙ヨット」を開発 森 治 氏 - アットホーム「こだわりアカデミー」(2011年6月号)
・ 潰れて強度が増す「ミウラ折り」の不思議 三浦 公亮 氏 - アットホーム「こだわりアカデミー」(2007年10月号)
・ 数学という力 Power of Mathematics -- 折って1回切るだけで… - 朝日新聞グローブ(2010年2月1日)
◇日本の伝統、折り紙
・ [用語]折り紙 - Yahoo!百科事典
・ おりがみについて - 日本折紙協会
・ おりがみの歴史 - 日本折紙協会