今回の新アンコール曲「頑張れ負けるな必ず勝て」について。
(曲名ってなんですか??)
歌詞を聞いた感じだとこんな流れ。
青学
「きしむテニスシューズの音を憶えていてね
弾んだテニスボールの ラリーを憶えておいてね
試合が終わった後も人生は続いていくよ
できればこのままみんなで 励まし合い エール交換しつづけたいぜ
頑張れ負けるな必ず勝て よっしゃそこだ突っ走れ
頑張れ負けるな必ず勝て よっしゃそこだ突っ走れ」
立海
「にじむ悔し涙のきらめき忘れないで
決まった勝利のポーズ 瞳に焼き付けておいてね
今後も俺たち全員 この日を忘れはしないよ
みんなばらばらになるけど 離れててもエール交換し続けたいぜ
頑張れ負けるな必ず勝て よっしゃそこだ突っ走れ
頑張れ負けるな必ず勝て よっしゃそこだ突っ走れ」
歌詞だけで泣いてしまう。(歌詞違ってたらごめんね)
最終日に号泣することは明明白白だ。
というのは脇に置いておいて。
この曲を初めて聞いたときに思ったのは、まず「違和感」だ。
最初の呼びかけ「憶えていてね」「忘れないで」が、ものすごい違和感。
ちょっとやさしすぎる。
テニミュの曲で、これくらいやさしいやつってありますか?
少なくとも2ndシーズンでは私は思い当たらない気がする。
なぜ、この口調なのだろうか。試合が終わったからか?
いや、それだけではなくて、ここは「視点が違う」のだと思う。
2ndシーズンでは、これまで2曲のアンコール曲があった。
まずは、関東大会決勝まで使われた、Jumping up high touch。
私が初見のテニミュ六角戦で衝撃を受けた、キャストとハイタッチが交わせる「おさわり曲」でもある。
(というと語弊があるので、「ふれあい曲」ぐらいにしておきましょうか)
これは、意図がどういうものだったのかわからないけど、察するにテニミュをもう一度いちから始めるにあたり、
キャストの顔見世、距離を縮める みたいなのもあったのじゃないかなと思う。
(ハイタッチのときの公演2回しか知らないんで、誰か詳しい人は教えてください)
歌詞は、試合も終わったしみんなでハイタッチしようよ! というそのまんま系。
そして、全国大会に入ってからは、We are always together。
ハイタッチは廃止され、「セイヤー」というコールアンドレスポンスが追加された。
歌詞の内容は、「テニス最高」テニスがあればいつまでも俺たち(みんな=客席)は一緒、いつでも仲間というメッセージだった。
けっこうメッセージが濃くなったなと感じたものでした。
そして今回。
この曲、これまでのアンコール曲との完全なる違いは、「解散宣言」であるということ。
歌詞は、「今が終点、そしてここから先」について触れている。
「試合が終わった後も」「みんなばらばらになるけど」と、この時間が終わってしまうことを強調している。
それは全国大会が終わるということだけではなく、言うまでもなくテニミュ2ndシーズンの終焉だ。
そして、どこかで見てなるほどな、と思ったのが
「きしむテニスシューズの音」というのは、屋外のコートではまず起こらないことで、舞台上だから感じられることだということ。
確かに!
ということは、この冒頭の呼びかけも、キャラクターのアフタートークではなくて、
「テニミュキャストの立場からのメッセージ」という意味合いが存分に含まれているということだ。
その視点の違いが、違和感を呼んでいるような気がする。
(ちなみに青学、立海が歌い、そのあと四天宝寺とライバルズが歌うのだが、
ここの歌詞はさほどそうしたメタなメッセージはなく状況説明的なものが多かった気がする。)
今回の公演、このようにすべてテニミュキャストからのメッセージと読み取れる曲が多くて、すっかり感傷的になるんです。
そんな中、面白いのが、
この冒頭に感じる違和感、聞くたびに感じ取ってしまうメタな立ち位置からのメッセージの感傷をすべて吹っ飛ばすように、
サビが単純明快で力強いことである。
「がんばれ」「まけるな」「かならず勝て」
ちょっと笑ってしまうぐらいそのまんまの歌詞だ。
ものすごく暑苦しいし、逃げようがない。
英語とかかっこいい言葉じゃなくて、ド直球。
けど、これ以上のメッセージもないと思う。
この直球勝負のところがテニミュの魅力の一つ。
男の子の綺麗なところだけを切り取って夢の世界に仕立てているようでいて、(まあ、仕立ててるんだけど)
実際にストーリーは汗臭いし戦ってるし、しかもその最終目的は「部活日本一を決定する」というやつだ。
異世界の魔物を倒すわけではない。世界の終末を救うわけではない。まして正義の味方ではない。
テニスで勝ちたい。うちのチームが戦って勝ちたい。それだけである。
めっちゃストレートだよな。
そりゃあ、「がんばれ」「まけるな」そして「かならず勝て」になるよなぁ。
そしてこの濃いメッセージ、直球すぎるがゆえに、観客にものすごい刺さってくる。
私はちょうど仕事がめんどくさいことになったタイミングで初日を迎えたこともあったので、
このメッセージが刺さりすぎて涙が止まらなかった。
最近って、あまり頑張れって言ったりしないじゃないですか。
でも頑張らないと何も進まないんですよ。
だから頑張れ。
そうだよな。頑張るよ。
大人になって「頑張る」って言うのって、「頑張る」が醸し出す無計画ながむしゃらさのニュアンスを考えてしまって
なかなか人にも言えないし、文字にも書きづらい。
もっと計画的にやれよ、というセルフツッコミを入れずに居られない。
でも、そういうぐちゃぐちゃした言い訳とか考えているのがそれこそ無駄だ。
明日には死ぬかもしれないんだ。
頑張ろう。
テニミュにはいろんなことを教えられるよな、という話でした。
(曲名ってなんですか??)
歌詞を聞いた感じだとこんな流れ。
青学
「きしむテニスシューズの音を憶えていてね
弾んだテニスボールの ラリーを憶えておいてね
試合が終わった後も人生は続いていくよ
できればこのままみんなで 励まし合い エール交換しつづけたいぜ
頑張れ負けるな必ず勝て よっしゃそこだ突っ走れ
頑張れ負けるな必ず勝て よっしゃそこだ突っ走れ」
立海
「にじむ悔し涙のきらめき忘れないで
決まった勝利のポーズ 瞳に焼き付けておいてね
今後も俺たち全員 この日を忘れはしないよ
みんなばらばらになるけど 離れててもエール交換し続けたいぜ
頑張れ負けるな必ず勝て よっしゃそこだ突っ走れ
頑張れ負けるな必ず勝て よっしゃそこだ突っ走れ」
歌詞だけで泣いてしまう。(歌詞違ってたらごめんね)
最終日に号泣することは明明白白だ。
というのは脇に置いておいて。
この曲を初めて聞いたときに思ったのは、まず「違和感」だ。
最初の呼びかけ「憶えていてね」「忘れないで」が、ものすごい違和感。
ちょっとやさしすぎる。
テニミュの曲で、これくらいやさしいやつってありますか?
少なくとも2ndシーズンでは私は思い当たらない気がする。
なぜ、この口調なのだろうか。試合が終わったからか?
いや、それだけではなくて、ここは「視点が違う」のだと思う。
2ndシーズンでは、これまで2曲のアンコール曲があった。
まずは、関東大会決勝まで使われた、Jumping up high touch。
私が初見のテニミュ六角戦で衝撃を受けた、キャストとハイタッチが交わせる「おさわり曲」でもある。
(というと語弊があるので、「ふれあい曲」ぐらいにしておきましょうか)
これは、意図がどういうものだったのかわからないけど、察するにテニミュをもう一度いちから始めるにあたり、
キャストの顔見世、距離を縮める みたいなのもあったのじゃないかなと思う。
(ハイタッチのときの公演2回しか知らないんで、誰か詳しい人は教えてください)
歌詞は、試合も終わったしみんなでハイタッチしようよ! というそのまんま系。
そして、全国大会に入ってからは、We are always together。
ハイタッチは廃止され、「セイヤー」というコールアンドレスポンスが追加された。
歌詞の内容は、「テニス最高」テニスがあればいつまでも俺たち(みんな=客席)は一緒、いつでも仲間というメッセージだった。
けっこうメッセージが濃くなったなと感じたものでした。
そして今回。
この曲、これまでのアンコール曲との完全なる違いは、「解散宣言」であるということ。
歌詞は、「今が終点、そしてここから先」について触れている。
「試合が終わった後も」「みんなばらばらになるけど」と、この時間が終わってしまうことを強調している。
それは全国大会が終わるということだけではなく、言うまでもなくテニミュ2ndシーズンの終焉だ。
そして、どこかで見てなるほどな、と思ったのが
「きしむテニスシューズの音」というのは、屋外のコートではまず起こらないことで、舞台上だから感じられることだということ。
確かに!
ということは、この冒頭の呼びかけも、キャラクターのアフタートークではなくて、
「テニミュキャストの立場からのメッセージ」という意味合いが存分に含まれているということだ。
その視点の違いが、違和感を呼んでいるような気がする。
(ちなみに青学、立海が歌い、そのあと四天宝寺とライバルズが歌うのだが、
ここの歌詞はさほどそうしたメタなメッセージはなく状況説明的なものが多かった気がする。)
今回の公演、このようにすべてテニミュキャストからのメッセージと読み取れる曲が多くて、すっかり感傷的になるんです。
そんな中、面白いのが、
この冒頭に感じる違和感、聞くたびに感じ取ってしまうメタな立ち位置からのメッセージの感傷をすべて吹っ飛ばすように、
サビが単純明快で力強いことである。
「がんばれ」「まけるな」「かならず勝て」
ちょっと笑ってしまうぐらいそのまんまの歌詞だ。
ものすごく暑苦しいし、逃げようがない。
英語とかかっこいい言葉じゃなくて、ド直球。
けど、これ以上のメッセージもないと思う。
この直球勝負のところがテニミュの魅力の一つ。
男の子の綺麗なところだけを切り取って夢の世界に仕立てているようでいて、(まあ、仕立ててるんだけど)
実際にストーリーは汗臭いし戦ってるし、しかもその最終目的は「部活日本一を決定する」というやつだ。
異世界の魔物を倒すわけではない。世界の終末を救うわけではない。まして正義の味方ではない。
テニスで勝ちたい。うちのチームが戦って勝ちたい。それだけである。
めっちゃストレートだよな。
そりゃあ、「がんばれ」「まけるな」そして「かならず勝て」になるよなぁ。
そしてこの濃いメッセージ、直球すぎるがゆえに、観客にものすごい刺さってくる。
私はちょうど仕事がめんどくさいことになったタイミングで初日を迎えたこともあったので、
このメッセージが刺さりすぎて涙が止まらなかった。
最近って、あまり頑張れって言ったりしないじゃないですか。
でも頑張らないと何も進まないんですよ。
だから頑張れ。
そうだよな。頑張るよ。
大人になって「頑張る」って言うのって、「頑張る」が醸し出す無計画ながむしゃらさのニュアンスを考えてしまって
なかなか人にも言えないし、文字にも書きづらい。
もっと計画的にやれよ、というセルフツッコミを入れずに居られない。
でも、そういうぐちゃぐちゃした言い訳とか考えているのがそれこそ無駄だ。
明日には死ぬかもしれないんだ。
頑張ろう。
テニミュにはいろんなことを教えられるよな、という話でした。