ホクロがチャームポイント
小越 勇輝(おごえ ゆうき)
生年月日:1994年4月8日
身長:168cm
血液型:O型
出身:東京都
所属:ATプロダクション
google検索件数:約 1,670,000 件
(2014年7月時点)
事務所プロフィール
本人ブログ
さて、来週からはいよいよ夏のテニミュですね。セカンドシーズン、ラストの公演。
私も、必死こいてかきあつめたチケットの束を握りしめて、もうすでにちょっと泣きながら開幕を心待ちにしています。
第4回目は、データによれば今この人を語りたい率100%、満を持しての現役王子様について語ってみたいと思います。
小越勇輝20才、職業俳優。
10歳も年が違うので、イケメンでときめくというよりは、すでに「すごい親戚の子の活躍を見に行く」のに近い感覚と言える。
私の初見はテニミュセカンドシーズンの六角戦 名古屋公演でした。
私はここが「テニミュ」との初接触だったわけで、やっぱりなんとなく「イロモノ」として観に行ったという部分もあり、
気持ち的にはじゃっかん引き気味なところもあったわけです。
まずこんなに客層が若い(若くないのもいるけど←私も)女の子ばっかりの演目に来たことがなかったし、
テニミュの演出のお約束も、そもそも原作自体も訳がわからず観に行っていたので。
テニミュ独特の世界観に終始圧倒されながらもその日は終演したのですが、舞台上で印象に残ったのが、主役の彼・小越くんでした。
細っこくて背もそれほど大きくないのに、センターに堂々と立ち、すごくピシッとしたキレのある動きをしてる!
そしてめちゃくちゃしっかりした(というか、えらく慣れた感じで)挨拶をしている!
どう見ても高校生ぐらいなかんじなのに…
いや、もしかして若く見えるけど実年齢はめちゃくちゃ年いった妖怪俳優みたいなやつか!?とも一瞬思った。
パンフレットを見てみるも、地味にこれもびっくりしたんだけど、テニミュのパンフレットって誕生日は載ってるんだけど
生年はわかんないようになってるんです。(役のイメージもあるからかな)ますます高まる妖怪俳優疑惑。
あの謎の説得力のあるたたずまいが返す返すも印象的で、帰途「結局何者だったの!?」とすぐ携帯で調べたのを覚えております。
(そうか、やっぱ高校生か(当時)。。と納得した。
でもあまりネット上に昔の情報がないんだ、この人… テニミュが主な出演作だから。)
というか、落ち着いて振り返ってみたらあの動きはわりと尋常じゃない感じがするんだけど、みんな(観客)これ普通に受け止めてる!?
マジか!すごくない!!? テニミュやべ!!意外すぎるけどレベル高!!!まじエンタメ!!!となって、その後私はテニミュ沼にハマっていきました。合掌。
小越くんの魅力といえば、とにかく「入れ物っぽさ」というところにあると思う。
彼は、16歳からテニスの王子様の主役をやっているのだが、
そもそもキャリアのスタートが子役だったりすることもあり、成長過程をすべて世の中に晒して生きている。
おそらく、もう物心ついたころから見られることが前提で生きているので、
露出することに対してスイッチの切り替えもくそもないし、黒歴史だ思春期だなんだかんだと、
中途半端に隠しだてするようなこともない。見たい人は見てくださいよろしく、といったような泰然自若としたものを感じる。
これって子役から出てる子を見てるときに、ちょいちょいある感覚です。
だって、ふつうはそんなことないものだと思うのです。
ある程度大きくなってから自分の意志で芸能人になるのって、人前に立って何かをやるのって、
もっと自己顕示欲とか、見栄とか、企てとか、優越感とか、なんかそういった人間味のある
ギラギラしたものを内包しているものだろうと思うんです。
いくら最近は有名人のハードルが下がったと言ったって、やっぱり芸能事務所に自分の身柄を登録するというのは
「ふつう」の人生ではありえない事態なので。
その過程がぜんぶ素っ飛ばされた状態で、気が付けば「前に出ている人」である。
「役を演じる」ことが、生活の中に自然にある幼少期。
これは面白いです。自分だったらどう思うだろうな。
そんな、自意識が無の状態から人前に出るような生活をしてきたとして、年頃になったら人間どうなるのか。
まぁもうきっぱり辞めるのか、なんとなく流されながらその状態に甘んじて適度にやるのか、自意識をもって挑戦していくのかという選択肢があると思いますが、
このあたりは、20才記念のフォトブックにインタビューが載ってたので、読んで「ほほぉ」と思ったのですが、
彼はある時点で自覚し、挑戦し続けていくことにしたわけです。仮面ライダーも決まり、そしてテニミュへ。
こうと決まれば、あとはもうこの無意識でやってきたということを地道に続けていくだけ、ということで
余計なものを削ぎ落して、役になりきることを考え続けて、ここまで主役を張ってきたわけです。(たぶんね。)
ひたすら同じ役をやり続けられるストイックさ、全力投球する秘めた負けん気、確実に磨かれていっている技術、
そして舞台上ではもう、出て来た瞬間に光るカリスマ性。すばらしい。
彼が演じ続けている「テニスの王子様」の主役・越前リョーマというのは、テニスの天才少年で
中学1年生ながらもあらゆる技を次々に会得し、迫り来る強敵を倒しまくっていく生意気野郎なのですが、
最終的に「天衣無縫の極み」という、テニスを自然体で楽しむ という基本にして至高の境地にたどり着きます。
この姿に、彼のイメージがほぼシンクロしてくる。
子供の頃から慣れ親しんだお芝居の世界で、ひたすら誰よりもやりこむことで輝きを増していく姿。
リョーマという役の入れ物として、小越勇輝という器は非常に相似形を感じさせます。
(後から意味付けしてストーリー化しているようで我ながらじゃっかん気持ち悪いですが、神話ってそういうものだぜ。)
ここまでの歴代リョーマ役の人たちの就任期間を見てみると、
<初代> 柳浩太郎/Kimeru/遠藤雄弥:約1年10ヶ月
<2代目>柳浩太郎/遠藤雄弥:約1年3ヶ月 …柳くんは休養の時期も含め足掛け3年ほどつとめている。リョーマの基盤を作ったんですね。
<3代目>桜田通:約1年
<4代目>阪本奨悟:約1年半
<5代目>高橋龍輝:約1年10ヶ月
※重なっている期間もあると思うので細かいことについては間違ってたらごめんなさいね。
ということで、2011年1月~2014年9月(そして多分その後なにかイベントもあるでしょう)で3年8ヶ月以上同役をつとめた経歴は圧巻。
さらに、昨年の氷帝公演中には、それまで最高出演回数を誇っていた兼崎健太郎くん(ファーストシーズンで、真田玄一郎役を演じた)
を抜いて「テニミュ最多出演俳優」となり、現在も継続出演中。“プリンスオブテニミュ”という称号をもらったようですが、
もう言うなれば「テニミュセカンドシーズン」というものの具現化、化身とも言えるわけで、
たとえそれが他の出演者推しの人であっても何十万人の観客が自分のテニミュの思い出を作っているのは小越くん越しの世界であり、
そういう意味でもすっごく「入れ物っぽい。」と思う次第です。器のでかい入れ物です。
どこまでたどり着くかわからないまま進んできたであろうファーストシーズンの成功と反省を踏まえて、
ゴールを見据えた上で計画的にスタートしたであろうセカンドシーズン。観客にとって、その一貫した姿勢の体現者であるのは間違いなく、小越くんです。
テニミュセカンドファンのすべてが、この夏の公演の最終日(千秋楽はもちろんプラチナチケットもいいところで、入手できませんでしたが)、
この長い道のりを完璧に走り終えた座長・小越勇輝をたたえ、その青春を捧げてくれたことへの惜しみない喝采を送ることを切に願っていると思う。
うっ、もうほんとに今から想像するだけで泣ける。
ただし、そんな状況の中でも本人は基本的に淡々としすぎているように見えるので、もはやちょっと不気味ですらある。
プレッシャーを感じさせない。ブラックホールみたいです。
ブログはあまり更新してくれないのと、するときはするけど内容は気まぐれ、アイドルのような写真が上がったり、
かと思いきや全身個性的なハイブランドで決めたご近所ショットが上がったり、と、なかなかに振り乱してくれる。
ちなみに彼は、自我を発散する方向を全力でファッションに向けているのかなという感じもする。服オタもよいところだ。
そうだとすれば、そこらへんは年齢に相応するものというか、執着という意味でのある種の「人間味」を感じて、良いなと思います。
恋愛したり遊んだり、人間生活も楽しんでくれているともっといいなと思うのですが。(ババア目線)
そういった、彼の謎の生態を上手くレポートしつつ、素の魅力を引き出して紹介してくれているのが
テニミュキャストの周辺の面々で、特に多和田くんや松岡くんの「小越大好き感」「果敢に小越アプローチ話」は
見ているこっちも「ア…お金を払ったほうがいいかな…」とすら思うくらい、臨場感と新鮮な驚きを与えてくれるものです。
こいつらはほんとによく出来た奴らだな~ と思いながら、目頭を押さえつつブログ巡回をしている日々でございます。
本当に、親戚のオバハンが、
「勇輝くん、お友達とうまくやれてるのかしら」
という超どうでもいいお節介を焼いているのに対して、別に応えなくてもいいのに、
「おばちゃん、だいじょうぶやで。ぼくらきょうゆうきくんとかんけりしてあそんだんや。おもしろかった。ほらしゃしんもとったよ。」
とニコニコしながら教えてくれる、みたいな感覚です。
うーん、重症だ☆
今書いておきたいこととしては、
きっと彼のブログのヘッダー写真は、テニスの王子様が終わったのを区切りとしてリニューアルすると思う。
今の風貌とあまりにも違いすぎているし、さりとて切り替えるタイミングってなかなか他にないじゃないですか。
個人的には、20歳のバースデーのタイミングで変更するかなと思ってたけどもそれはなかったので、とすると次のタイミングはテニミュ卒業だ。
そんなわけで、幼さの残る小越くんを見たい方は画像をキャプチャしておくのが良いと思います。
(これ↓)
<「小越勇輝」これまでの鑑賞歴(舞台)>
この「テニミュ」のところに書きちらしまくってあります。