今日は最高気温は37度の予報。
降雨確率もほぼ0%で、多分気温も真面目に上昇が見込まれる。
かねて行く予定の阿蘇・高森の湧水トンネルに涼みに行くことにした。
(高森湧水トンネル公園)
(湧水トンネル入り口)
このトンネルの名称にもなっている湧水が有名なところ。
入り口脇の湧水の溝には、背びれが水中から出るほどの大きな鯉が何匹も泳いでいた。
さてこのトンネルは、戦前から阿蘇・高森から外輪山の下を貫いて、宮崎県の高千穂とを鉄道で繋ぐ目的で工事が始められたもの。
だた、阿蘇は白川水源に代表されるように数多の湧水のメッカ。
このトンネルも、1km弱で大湧水地帯に遭遇しとうとう計画を断念するに至った。
長く放置されていたが、年間を通じて温度の変わらない豊富な地下水と、残されたトンネルを観光に活用出来ないかということで、湧水トンネルとして売り出すことになったもの。
(トンネル内の七夕飾り)
青とオレンジのLEDライトは、丁度線路の幅に掘られた湧水の流れの中に敷設されている。
この、光のラインから左右へ、壁までの空間が遊歩道になっていて、往復1Kmちょっとの長さ。
湧水の流れの上には町内の各施設・団体等の七夕飾り、冬になるとクリスマス飾りが吊される。
長袖のシャツを着用していたが、半分も歩かないうちに肌寒くなってきた。
七夕飾りを過ぎると常設の光と水のショーが見られる。
(LED照明)
(ウオーターパール)
横一列に、小さな水の噴き出し口から水が出てくるが、光の瞬きの周波数を変えることで水の形状や動きが変化して見える。
普通にながれ落ちたり、丸い水玉のまま空中に静止したり、水玉が下から上に逆戻りしたりする。
不思議な水のショーに、思わず止まった水玉に手を伸ばし掴もうとする人達も・・。
(湧水の泉と魚)
トンネルの壁面には、所々に避難のための空間や、工事のための縦坑が残っていて、展示コーナーや泉などに活用されている。
以前訪れたときは、最深部に近い方は崩落したような岩の間から湧水が噴き出していたが現在は閉じられていた。
トンネル内は夏は涼しく冬は暖かい。
トンネル入り口から100mくらいの位置が、外の空気と内部の空気の接触点らしく霧が立ちこめていた。
因みに、高千穂側のトンネルも阿蘇側の計画断念と共に中止された。
現在は、焼酎の熟成用貯蔵庫として活用されている。
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さて、JR高森線は民営化され「南阿蘇鉄道」として立野から高森まで運行されている。
が、そのお話はまた明日のこころにしたい。
「猛烈な暑さ正しい夏が来た」・・・しろ猫