カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

随兵寒合とドウカイ・ドウカイ

2024-09-16 10:54:21 | 日記

 今日は藤崎八幡宮の秋の例大祭で一番賑わう御神輿行列の日である。

 神馬や御神輿の後を随兵行列が連なる。

 この随兵は、例年市内の塾の塾生がその任に就いている。

 参加すると志望校合格の確率が高くなるとか・・。

 吾が息子殿が真面目な顔で私に言ったことを、ふと思い出す。

 さて、朝から天気は良いが午後からは降雨確率40%とか・・

 

 ▲(朝の空)

 やや蒸し暑さも感じるが、午後からは雲が多くなるので随兵行列も幾分楽にはなるだろう。

 当地には「随兵寒合(ずいびょうがんや)」という言葉がある。

 この祭りを境に、朝晩の気温がぐっと下がり秋が実感出来るという言い伝え。

 たが、昨今はこの言葉も猛暑にかき消されてしまっている。

 行列が静かなのはこの随兵までで、その後に続く飾り馬やその馬を追う勢子の行列は賑やかそのもの。

 

 ▲(飾り馬)

 

 ▲(お囃子にのって踊る勢子)

 この写真は、先日我が家の近所でお披露目されたもの。

 協賛社等を順次巡って飾り馬を披露する。

 この際、鉦や太鼓・喇叭などのかなりうるさい鳴物に呼応して掛け声をかける。

 昔のラップとも言えるリーダーの演説調の言葉の後に「ドウカイ・ドウカイ」の掛け声が・・

 かなり破天荒な部類に属する祭りで、厳しいルールを設定してエネルギーを抑制してあるほど・・

 各地の祭りには様々な掛け声があるが、この「ドウカイ・ドウカイ」も熊本独特のニュアンスがある。

 発音の仕方や、使われる場所で意味が異なるのである。

 「どうかい?」と静かに言えば、調子は・具合は良いかいと相手を気遣った言葉。

 或いは、現況を訊ねる場合などにも用いて、これはほぼ全国的な使用法。

 ただ、この祭りの「ドウカイ」を二度も強く言う場合は、自慢気に「どうだ!見てくれ!」という感じ。

 「ドウカイ・ドウカイ・さあドウカイ!」と、「さあ」を間に入れるのが当地の祭りの掛け声。

 こうなるともう、同調を強要するようなニュアンスが立ち昇ってくる。

 「肥後モッコス」と「早物ん好き」に「調子者」を足して2で割ったような・・・。

 さてさて、雲行きも予報通りになりつつある。

 

 先人の言い伝えどおり「随兵寒合」になって欲しいのだが・・・

 あと暫くは、猛暑日と熱帯夜が続きそうだ。

 そう言えば、今日は敬老の日で国民の祝日だという話。

 実感の湧かない休日の一つではある。

 「野の仏蝶の戯れ歌聞き流す」・・・しろ猫

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コメント
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