ブログを始めて何年になるのだろう。
ブログ形式のものは無くて、ホームページとして猫の立場からの見聞録を書き始めたのが始まり。
その間、個人のいろいろのホームページやブログを見せていただいた。
そのホームページやブログが、ある時から突然更新されなくなった事に何度も遭遇した。
田舎の町の消防団長の活躍、若い女性の闘病生活、高齢女性の満州での思い出の記など・・
今はもうメモリアルブログになってしまったものも数多く。
その中で、印象に残っているのは消防団長の弟さんが、当人に替ってブログを通し最後の挨拶をされたこと。
物語風に展開された作中主人公(団長)の逝去を知らせる内容だった。
そして、つい先日も・・・
病状報告が赤裸々で、ユーモアを交えながら闘病生活を綴った、ブログがあった。
緩和ケアーの病棟に入院され、その後入院5週間目という記事で更新が途絶えた。
これが最後の投稿になるかも知れないという文言が最後にあった。
その後も、私のブログには訪問の足跡がほぼ毎日続いていたので、存命の確認は出来た。
その足跡も、8月の月末にプツッと途絶えてしまった。
先日、久々にブログが再開されたが、それは長男と名乗る方の逝去を知らせるご挨拶だった。
何とも名状し難い寂寥感のようなものがブログから立ち上がって来た。
ささやかな「いいね」や「応援」ボタンの関係でも、いやむしろそれだからこそ・・・。
今はもうご冥福を祈るしかない。
「三角帆沖の未来を疑わず」・・・しろ猫